表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
むかしばなし  作者: 瀬木御ゆうや
夢のような時間
32/91

探検

朝食を食べてから二度寝をしたシエラが起きたのは2時間後のお昼過ぎのことだった。

ベッドから外を見ても天気は相変わらず荒れており、まだ時間が経ってないのかと不安になった。


暇である。


そう思ったシエラは廊下に出ると城内を見回ろうとすることにした。


シエラはここ数百年もの間城内を見回るといった行為をしたことが少なく、今日はやる事も無く使用人も一定の部屋で洗濯をしているはず。


自身の行動を見る物がいないのでなんとも都合がいい。

シエラはそう考えて1人勝手に探検を開始した。



---------------------------------------------------------



シエラはまず父がいた部屋に入る。

この部屋は領主時代…彼女が父を殺した時から何も手をつけてない部屋であり、雇った野盗達やあのセイレンですらシエラの命令でこの部屋には誰も入ってはいけないことになっている。

久しぶり、約百年ぶりの父の部屋に入るとシエラは口元を押さえる。



「埃っぽい…」



何年も開かずの部屋だったので部屋は埃で充満していた。


いくら城の記憶で備品が壊れないようになっていても埃を抑えることはできない。そのため部屋は綺麗に当時のままになっているが埃が散乱するといった不可解な現象が起きている。


シエラはそんな部屋に顔を歪ませながら進む。

シエラの父が愛用していた机に腰掛けると彼女は父に関することを思い出せるだけ思い出してみる。



父が初めて私に本をくれたこと。

あの時の御伽話はとても面白かった。


私のために特注で剣を作ってくれたこと。

今でもアレは私の愛刀だ


私のために使用人の殺害を黙認してくれたこと。

あの時は楽しみ……。



ふと何かが引っかかった。

なんだか奇妙なものがシエラの思い出の中にあった。

200年も前のことだというのに、どうして気がつかなかったのか。



「なんなの……この気持ちの悪い感じは…」



だがその正体はまだ分からない。

すぐさまシエラは父の机の書物を漁り始めた。

その疑問の答えがあると直感で悟ったからなのか、答えはすぐに見つかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ