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とばっちり
すいません、部分投稿ばかりで…
シエラは目を覚ます。
外から小鳥のさえずりが聞こえ、それがシエラの眠りを覚まし優雅な起床を表しているようだった。
もっとも昼の時間は過ぎ、日も少し傾きかけ始めていたのだが。
寝過ぎた。
その事実に顔を歪ませながらベッドから降りる。
「…昨日のあの旅人のせいだ、もし次会えるのならグチャグチャにしてやる」
物騒な事を言ってから普段着、いつものドレスのようなものではなくズボンと上着だけの男物に着替えたシエラは廊下に出て広間に向かった。
もうこの時間だ。
あの旅人はもういないだろう。
それ以前に自分を殺そうとした化け物が住む城からは早く出たいハズだ。
期待するのも筋違いだ。
シエラの奥底で何かシュンと寂しくなった気がした。
立ち止まってこの感情が何か考えてみたが何も分からない。
「…そういえば、不死になってまともに人と会話したのってあいつくらいかしら」
言っているうちにふとこの気持ちの正体に気づくシエラだったが、それは過ぎた事でありこれから先永遠を生きる自分にはただの出来事に過ぎない。
いずれ忘れる感情と今日の出来事。
そう思うことにしシエラは廊下を歩いていく。
「おはようございますシエラ様!今日からここで働くことになりましたベオ・クリスです!今後ともよろしくお願いします!!」




