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むかしばなし  作者: 瀬木御ゆうや
狂気の美女
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それはそれはとてもひどい悪女だった

城に住む美女は美しかった。

しかしそれは外見だけの話、過去に美女…シエラ嬢のことをよく知るもの達は皆口を揃えてこういうだろう。


「最悪の悪女」と。


シエラ嬢はとにかく横暴であった。

使用人を散々こき使い、何か粗相を犯したものは全員シエラ嬢が帯剣していた剣で斬り殺され、毎日のように領民を痛めつけては月に一度は1人は惨殺して晒し者にしていた。

放火も強奪も権力と彼女の美貌の前に誰もが刃向かうことができない。


とにかく悪行を羅列してもキリがないほどに酷い人間であった。


シエラ嬢の父は良い領主で有りながらもこのことには目をつぶっていた。

この事を知っていながらいつ改心する日が来ると思い、毎日のようにくる領民の苦言や批判に頭を痛めていたのだ。



…まったく、語るこちらも想像したら絶対に美女とは思えない悪行ばかりだ。

余談ではあるがこのシエラ嬢、人を殺す時に笑顔を見せるという。

信じられないね全く、十分化け物だ。


だが話は急展開する。

そう、あれはシエラ嬢が17の時に起きた事件だ。

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