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むかしばなし  作者: 瀬木御ゆうや
夢のような時間
17/91

不死とはなにか?


どうも、語り手の私だ。

ここまでは如何(いかが)だったろうか?



不死と不死が出会う奇妙な偶然。

そんな京すらも超えるあり得ない確率で同じ不死の二人は出会う。




そもそも不死身とは何か?



それは人類が追い求め、永遠を求めた権力者達が求めた世界最高の夢物語だ。

どんな願いも叶うと言われたら誰でも一度は想像してしまう未踏の夢。

老いもせず死にもせず、傷も瞬時に治り神ですらその存在の前に恐怖する。


何とも魅力的で人々を誘惑するその不死の夢は物語の中で存在した。

例えばかぐや姫。

あの話では誰も不死にはならなかったが、かぐや姫が月に帰る前に天皇に献上した不死の霊薬というものがある。


また中国の皇帝であり万里の長城を建設したと言われる始皇帝も、晩年は不死の霊薬を家来達に探しに行かせたという。


物語は何でもありであるがために人々はその夢を夢想し続けた。



……っと、これくらいでいいか。

とにかく、過去に不死を追い求めた人は多くいた。


だが、運命や命運は少なからず『永遠を求める』といった欲にまみれた人々には目も向けず、『永遠を拒否する』という2人の男女に不死を与えた。




1人の不死は狂人であるが為に城から出れず。

もう1人の不死は……これは後ででいいか。


そろそろ物語に戻ろう。








その前にあなたに聞いておいてもいいか?


あなたにとって

永遠とは不幸だろうか?

それとも幸せだろうか?


答えはそれぞれ違うだろう。


私か?

…私は不幸だと思う。

この永遠を生きる不死同士の出会いがある意味で彼を変えていくのだから。


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