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バフォメット、日本に降臨?
「なぁ、お前。人間を殺してみたくねぇか?」
阿藤斬月という青年は目の前にいるバフォメットのようなロボットにそう訊ねた。
「さぁな。どれほどそれが面白いのかやってみないと分からないのだが?」
バフォメットのようなロボの名はシュタイン10(テン)という。
「そうだな、じゃあまず人間界に戻って見ねぇとな。どうやって戻るか知っているか?」
「ククク。そんなこと私には簡単だ。はっ!」
シュタイン10は念力を放つ。すると、次元のゆがみが発生。
その先には斬月にとって見覚えのある景色。現代日本が映っていた。
「ほほう。なーんだ。マジに簡単にやりやがったじゃねぇの。じゃあ早速行こうぜ」