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共和国19:どうなる
一方のイシリウスは、剣についた血をぬぐってから、鞘へと納めた。
「……なかなか手ごわかったな」
「イシリウス様をして、そう言わしめるとは……」
カワウがつぶやく。
「この砦は、どうなるでしょうか」
砦制圧班の班員の一人、ハヤト・ガルバルドンがイシリウスに尋ねる。
「そうだな、そればかりは向こうと話し合わなければ、どうしようもないだろ」
とはいうものの、相手は団長であるラウストが死んだばかりだ。
ここで話していいものかと思い、ためらっている。
それに気づいたのか、オタスがイシリウスに話しかけて、この砦についての取引をした。




