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帝国17:斬りあい

「では、参る」

ラウストがすっと目を細めた瞬間、地面をけり上げた。

シュンと空気が切れる音がすると、それからわずかに遅れて衝撃波が走る。

だが、スルカグがそれを薄皮一枚ほどでよけると、逆に攻めへと転じる。

ラウストへと斜め右上から切りかかると、剣で防がれる。

その刹那、スルカグの後ろから、人影が走ってくる。

スルカグは、その人影に向かって、柄をずらして攻撃を加える。

グフッと声を上げると、スルカグの左側へと影はよろけた。

「大丈夫か、イシリウス」

「ああ」

ラウストに声をかけられたイシリウスは、腹を抑えつつ立ち上がった。

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