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共和国13:考え
スルカグは、剣や刀といった武器をなくし、魔法が使えない二人を挑発するように、さらに叫び続けた。
「さあどうしたんだ、来ないのか?!」
どうしてだ、どうして魔法が使えるのかと、イシリウスは考え続ける。
魔法が使えたら、まだ望みはつながる。
外の光景が見えない以上、どうなっているのかは考えるしかないが、おそらくは仲間が助けようと必死になっているだろう。
「お二人とも、魔術が使えないはずなのに使えるってのは、ありえないという表情だな」
スルカグが言葉で切り込んでくる。




