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三人称視点  作者: 反町樹
学園物語
11/18

第十一話:金曜日の朝と、「飼う」と「買う」の大混乱

 金曜日の朝、教室はいつもよりザワザワしていた。

 理由はただ一つ。

 「先生が急に生き物を教室で飼うって言い出した」

 先生は真剣な顔で言った。

 「みんな、教室で生き物を飼おうと思うんだ」

 ミナミは心の中で「おお、これはちょっと楽しそう!」と思ったけど、同時に疑問も。

 (“飼う”って……具体的にどうするの?)

 放課後。彼とオオタくんは、なぜか校庭のペットショップの前にいた。

 「え?買いに来たの?」ミナミはびっくり。

 「いや、“飼う”って言ったからには、ちゃんと“買う”のも必要でしょ?」

 彼は誇らしげに答えた。

 ここで問題発生。

 ミナミの頭の中:「“飼う”=教室で大切に育てる」

 彼の頭の中:「“飼う”=とりあえず生き物“買う”!」

 オオタくんも困惑気味。

 「ちょっと待ってよ、まだ決まってないのに買いに来ちゃっていいの?」

 彼は真顔で言う。

 「いいんだよ、ほら、買わないと飼えないから」

 ミナミは思わずツッコミ。

 「当たり前じゃん!でも、私たちまだ何飼うか決めてないよ!話が先だよ!」

 ペットショップの店員さんも巻き込まれ、

 「えっと……この子はカメで……あっ、でもハムスターも人気ですけど……」

 結局、彼が手に取ったのは、なぜかウーパールーパーのフィギュア。

 「これなら買ってもいいかな……?」

 ミナミは大爆笑。

 「それ、“買う”じゃなくて“持ってる”って言うんだよ!」

 教室に戻った三人。

 先生は「飼う準備は順調だね」と微笑んだ。

 ミナミはつぶやいた。

 「やっぱり言葉のすれ違いって面白い……」

今日の教訓

飼うと買うは似て非なるもの

先に決めずに買いに行くと悲劇が起きる

でもウーパールーパーのフィギュアは最強の安全パイ

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