死の世界の販売店
陽「販売店って事は食べ物が売ってる場所のこと」
桜「食べ物のも売ってるし、それ以外にも武器、日用品とかいろいろ売ってる」
陽「食べ物って何売ってるの?」
桜「食べ物以外興味無いの?」
陽「ここの主食を聞いたら誰だって、普通の食べ物が売ってる場所が気になるよ」
桜「一応私達にとって、前に言うった食べ物のも普通の食べ物なんだけど」
陽「ごめん」
桜「気持ちは分かるけど、これ言うったらガチギレする人一定数いるから気を付けて」
陽「分かった」
桜「それで、どんな食べ物が売ってるっかと言うと、リンゴ、パン、野菜、牛、豚、鳥、イノシシ、鹿、馬の肉、チョコ、ポテトチップス、ジュースが売ってる」
陽「結構いろいろ売ってるだね」
桜「まぁ、食べ物よりも武器の方が多いけど」
陽「何で?」
桜「武器の方が手に入りやすいのと、需要があるから」
陽「なるほど」
陽「どんな武器が売ってるの」
桜「全部分からないけど、リボルバー、プラスチック製の銃、マシンガン、ロケットランチャー、オートマチック、ライフル、ショットガン、日本刀、西洋剣、中華剣、短刀、スペツナズ・ナイフ、サバイバルナイフ、閃光弾、手榴弾、地雷、槍、薙刀、警棒、火炎放射器、地雷、迫撃砲、小型のレールガン、小型の核兵器、音響兵器、サリン、VXガス、小型戦車、うるミン、吹き矢etc、とか結構ある」
桜「多分これでも、1割にも満たないと思う」
陽「これで1割に満たないってどんだけ武器が売ってるの」
桜「殺しが当たり前の世界だからね」
陽「だとしても多すぎない」
陽「て言うか、どうやってこんだけの武器を仕入れてるの」
桜「軍事が攻めて来た時に奪ったやつ」
陽「前に軍事は、私達を殺す為に攻めて来てないって言うって無かった」
陽「殺意が高すぎる武器が多いんだけど」
桜「まぁ、ここに攻め込んで来てる人間は私達を殺す気だしね」
陽「ん?」
陽「前は私達を殺す為に攻め込んで来てないって言うって無かった?」
桜「そうだよ」
陽「どういうこと?」
桜「私達を殺す気が無いのは、現場の人間じゃ無くて、上の人間だから」
陽「余計わからないんだけど」
桜「例えばさ、下の人間に『今から攻め込んで死んで来いって』って言うって行く人間いると思う?」
陽「いないと思う」
桜「だから、上も下の人間には、殺して殲滅して来いって言うてるって訳」
桜「まぁでも、身体能力が違い過ぎるから武器を使う前に殺されるんだけどね」
陽「なるほど」
陽「身体能力でいくら勝ってるからって殺られるってことはないの?」
桜「なくには無いけど」
桜「それでも、致命傷をおわされたって話は一回も聞いたことが無い」
陽「なるほど」
桜「て言うか、大体すぐに逃げ出すから反撃されるってことが滅多にない」
陽「逃げ切れた人っているの」
桜「毎回10人ぐらいは逃げ切れてるけど、次の日には殺されているから」
陽「それって、逃げ切れてるって言えるの」
桜「まぁ、1日は逃げ切れてるから」
陽「どの道殺されるんだったら、逃げずに大人しく殺されて欲しいね」
桜「まぁ、確かに」
桜「探すのめんどくさいし」
陽「逃げていき残ってるって人はいないの」
桜「1年前に攻めてきた人間で、1人でだけまだ死んだって情報が無い奴がいる」
陽「誰かが殺して、誰も気付いてないだけじゃないの」
桜「それは有り得ない」
桜「軍人だったら、早い者勝ちだから誰も奪えないし、逃げたやつを捕まえた人には褒美があるから報告するはず」
陽「何で逃げたやつ捕まえたら褒美があるの?」
桜「ここの人間全員軍人が嫌いだから」
陽「なるほど」
桜「て言うか、話してたから着いたよ販売店に」
陽「ここが販売店なんだ」
陽「屋台がいっぱいあるね」
桜「140個あるからね」
陽「多くない」
桜「そのうち、138個は武器を扱っている場所だから」
桜「残り2つは、食べ物と日用品が売ってる場所」
陽「武器屋多すぎない」
桜「こんだけ無いと、武器を大量に扱えないからね」
桜「行くよ」
陽「行くってどこに?」
桜「陽菜の武器を買いに」
陽「私の武器?」
陽「ちょっと待って」
陽「私、戦闘何て一回もした事ないんだけど」
桜「前も言うったけど、ここで生き残りたいのなら適応するしかないの」
桜「て言うか、軍事が攻めてきた時用の武器は最低限必要だから」
陽「なるほど」
陽「どんな武器買うの」
桜「取り敢えず、初心者でも扱いやすい、リボルバーとサバイバルナイフ」
陽「簡単に扱えるの?」
桜「戦闘経験一回もないのなら、変な武器買うより王道の武器を買った方がいいから」
陽「なるほど」
陽「所で夜桜ちゃんってどんな武器使ってるの」
桜「私は主に、オートマチックのスペツナズ・ナイフと小型爆弾」
桜「て言うっても、スペツナズ・ナイフぐらいしか使ってないけど」
陽「何で」
桜「そもそも、戦闘戦闘って言うけど、戦うのめんどくさいし気付かれる前に殺した方じゃ楽じゃん」
桜「だから、背後に回って切れば音も無く殺せるから楽でよく使ってる」
陽「なるほど」
桜「ガンショップに着いたから、銃買うよ」
陽「うん」
銃店「いらしゃい」
桜「リボルバー何種類か見せて」
銃店「リボルバーは今6種類ありますよ」
桜「じゃあそれ見せて」
銃店「了解致しました」
桜「陽菜全部触って、1番手に馴染むもの決めて」
陽「分かった」
陽「う~ん」
陽「どれが手に馴染むかどうか全くわからない」
桜「とにかく全部持って」
陽「分かった」
陽「う~ん」
陽「やっぱわからない」
桜「4番目やつ頂戴」
銃店「毎度あり」
銃店「1つで、リンゴ1個のお会計になります」
桜「はい、リンゴ」
銃店「ありがとうございました」
陽「お会計リンゴなの」
桜「ここに居る人間そうやって、生きて行ってるからね」
陽「なるほど」
陽「て言うか何で4番目の銃だったの?」
桜「一番手にフィットしていたから」
陽「見てるだけでわかったの!」
桜「いろいろな人見てきたからね」
桜「次はサバイバルナイフ買いに行くよ」
陽「うん」
ナイフ店「いらしゃいませ」
桜「サバイバルナイフ頂戴」
ナイフ店「毎度あり」
ナイフ店「1つで、リンゴ1個になります」
桜「はい、リンゴ」
ナイフ店「ありがとうございました」
桜「じゃあ帰るよ」
陽「えっもう帰るの」
陽「食べ物屋とか見に行かないの?」
桜「あそこは、支払いが死体だから今行っても無駄」
陽「いやでもさ、その辺の人を殺して買えばいいじゃん」
桜「前も言うったけど、販売店の半径5メートル以内での殺し禁止だし、そもそも、最低でも死体500個は必要だから無理」
桜「そんな死体の量、軍事が攻めて来た時ぐらいしか手に入らないから」
陽「う~ん」
桜「今行っても欲しいのに買えないって地獄味わうだけだから」
陽「分かった」
桜「じゃあ支配地域に帰るよ」
陽「うん」