出会い
夜桜「はぁ、今日もつまらない」
親に物心が着く前に捨てられ、誰も助けてくれないこの世界にたどり着き、齢10歳でホームレス街の大部分を占めるビル郡を支配し、12歳でホームレス街のリーダーとなった。
少女の外見は、小柄で華奢、銀髪のローングヘアー、紅色で鋭い眼光、その身体には大きすぎるサイズのパーカーを着ている。
少女は、基本夜に行動し、他人を深く信じず、常に一線を引いており、自分こそが最強だと信じ、他人を見下し、目的の為なら手段を選ばず、卓越したナイフさばきを身に付けているが、どこか儚げな雰囲気を纏っている少女のことを回りは、美しく儚い桜と夜が似合う姿から、夜桜と呼ばれている。
夜桜「何か面白い事無いかな~」
そんな事を考えている夜桜だったが、自分の支配地域で、見られない子がいた。
夜桜(あんな子居たって?)
その少女は、小柄で、金色の髪をしており、頬が少し赤く、大きく澄んだ青い瞳、ボロボロのパーカー、裸足だった。
夜桜(もしかしたら、私と敵対している奴らが、私を殺す為に送り込んだ敵かも)
夜桜は、瞬時に臨戦態勢に入り、その少女を殺す為にナイフを抜き、一瞬にして近寄り殺そうとしたが、その少女が「助けてくだい」と言った為、夜桜は、ナイフの柄の部分で少女の首を殴打し気絶させた。
夜桜「あれ?」
夜桜「なんで、私今殺すんじゃなくて、気絶させたんだろう」
夜桜は、自分の行いに、疑問を持ちながらその少女を拷問室まで連れていった
?「あれ?ここ何処だろう?」
夜桜「目が覚めたのなら、今から貴方を拷問して、知っている事を全て言ってもらうから」
?「待って下さい私は、家族とピックニック来ていてい、 家族とはぐれてしまって、彷徨ってここに来てしまっただけなんです」
夜桜「嘘をつかないで」
夜桜「ここは、政府がここの実態を外部の人間知られないように、隠蔽をしているの」
夜桜「家族とピックニック来ていて迷い込むような場所では無いの」
そう、ここは政府が状況の酷さから、一時期どうにかしようとしていた場所で、あったが、軍隊を送り込んでも三日、経たずに軍隊が全滅してしまい、最新兵器を使っても、全く治安の改善が出来ず、政府の失態を知られないように、政府が隔離隠蔽した場所であった。
その為このホームレス街に迷い込むことは、到底不可のであった
?「嘘じゃないです、本当に気付いたらここに居たんです」
夜桜「誰がその戯言を信じられるの」
夜桜「まぁいいわ、拷問して全て吐かせれば良いだけの話だし」
?「待って下さい本当なんです信じて下さい」
?「知っていることは、全て話しますから!!」
夜桜(嘘を付いてるようには見えない)
夜桜「分かったわ、ただ一回でも私の質問に答えなっかたり、嘘を着いた時点で貴方を殺す」
?「はい!分かりました」
夜桜「まず貴方の名前と特技、周りからの貴方の印象を教えて」
?「私の名前は、陽菜です。特技は、歌と料理と動物とコミュニケーションが取れます、周りからは、よく楽観的、お調子者、天然と言うわれています」
夜桜「あなたの太ももやお腹の中心部分にある傷はいつ付いたの」
陽菜「いや~それはその」
夜桜「もう一度言うは、私の質問に答えなかったら殺す」
陽菜「クラスメートや親から殴られたり蹴られたり切られた時に出来た傷の痕です」
夜桜「あなた初めに、家族とピックニック来て迷子になったって言うってなかった」
陽菜「いえ違うんです」
陽菜「殴られたり、蹴られたり、切られたりしたのは、全部私がちゃんと出来なかったのがわるいんです」
夜桜(なるほど、この子親に捨てられたのね)
夜桜(ある程度の権力を持っている人間であればこの場所を知っているし、この場所に子供を捨てることも出来る)
夜桜(これ以上この子を拘束しても無駄だし、私に危害が及ぶことは、無さそうね)
夜桜(なら、私がいちいち殺す必要も無いから、解放して、放てばいい)
陽菜「えっ、解放してくれるのですか、ありがとうございます」
夜桜「私に迷惑を掛けないのであれば好きにしていいわ」
陽菜「あの~すみません、どうやったらここから出れますか」
夜桜「絶対に、無理よ」
陽菜「何で、ですか!?」
夜桜「この世界は、外から入ることは出来ても、内から出ることは出来ないの」
陽菜「そんな~この先どうすればいいんですか」
夜桜「はぁ~自分の邪魔になる奴を殺して、そいつから全部奪うか、何処かしらの組織に属して組織の一員として働くか、殺されるかのどれか」
陽菜「だった貴方の組織入らせてください」
夜桜「私は組織を持っていなし誰かを自分の下につかせる気もない」
陽菜「ぼっちってことですか?」
夜桜「貴方先まで自分の事を殺そうした相手に対してよくそんな事言えるわね」
陽菜「だって事実じゃないですか」
陽菜「お願いします、生きて家族の元に帰りたいんです」
夜桜「先も言ったけどこの世界は、迷って辿り着ける場所じゃないの、貴方は、家族に捨てられたの」
陽菜「そんな事ありえないです」
夜桜「証拠に貴方日頃から暴力を受けてるじゃない」
陽菜「嘘そんな泣」
陽菜「てことは、私もぼっちと言うことですか」
夜桜「貴方本当に、死にたいの」
陽菜「いえ、違います」
陽菜「お願いします、貴方の下につかせて下さい」
夜桜(めんどくさい、殺そうかな、利用価値無さそうだし)
陽菜「お願いします、貴方の盾ぐらいにはなれます」
夜桜(盾か)
夜桜(確かにそれだったら利用価値ありそうだし、もうめんどくさいし、いいか)
夜桜「私の邪魔になると分かった段階であなたの事を殺す、それでも良いのであれば私の下に着くことを許す」
陽菜「本当ですか、ありがとうございます」
夜桜「私は周りからは、夜桜言われている」
陽菜「言われている?」
夜桜「私は、物心着く前に、ここに捨てられたから、私に名前なんないの」
夜桜「だけど、名前ないと不便でしょ」
陽菜「分かりました、夜桜ちゃん今日からよろしく」
夜桜(この子自分のこと楽観的や天然やお調子者って、言ってたけど、ただのバカで世間知らずだけじゃないの)