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上書きされた僕の血筋  作者: pipoca
僕の事
40/44

これから

彼女に出会ったことで“知る”ということがどれだけ大切なことなのか僕は知った。


こんな僕で、苦労だらけの彼女が今でも僕についてきてくれているのは愛情だけでなく、知ることができたからだと言う。


僕と出会ったことで自分の知らなかった世界や生きる意味を知り、出会う前の人生とは比べものにならないほどの幸せと充実感を感じているそうだ。今の彼女に友人は一人もいないし、僕が家に帰れるのも一週間に一度か二度。それでも幸せだという。


昔、どんなに友人と遊んでいても常に寂しさや虚しさが心のどこかにあり、決してそれを埋められることはなかったそうだ。だが今はまったく感じないと言う。


苦労をしていても今の自分でいられることに満足し、いつも僕と出会えたことを感謝してくれる。彼女は僕といるためには白くならなくてはいけなかったわけだが、努力して自分を変えた結果は彼女にとっての人生で大きなものとなってくれたようだ。


本当に幸せなことは何かを今の彼女は知っている。それは本当の意味で“生きている”人間にしか見えないもの。そしてその幸せは今後さらに大きな幸せとなっていくだろう。


そして、人間としてのスタートラインにやっと立つ僕。


ここでの生活を家族と共に十分楽しみながらも、この家族を永遠のものにするための努力もしていきたい。家族全員で天国へ行けばこの世界の終わりが来て、新たに世界が創られ生まれ変わっても家族のままで地上へ降ろしてもらえる。


何度世界の終わりがきてもそれを繰り返すだけ。それを手にできるかどうかは自分たち次第だが、僕たちならできる気がする。誰にも負けない絆で結ばれ、なによりもこんな大それたことをやってのけるのだから。


最後に力をくださった皆様、そしてなにより我々の強い思いに手を貸してくださった神様。

“人生”を手に入れるために係わった全ての方に心から感謝します。

本編はこれで終了です。

次話からは、本編の後書きや補足等を掲載します。

あと少し、最後までよろしくお願いいたします!

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