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上書きされた僕の血筋  作者: pipoca
その時がきた
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黒魔術

あれは私達が結婚を決め、両親の承諾を得ようとしている時の事。


「お嬢さんと結婚させてください。」


「何度言ったらわかるんだ!だめなものはだめだ!帰ってくれ!」


当時夫は定職に就いておらず日雇いの仕事などをしていた為、名家だった私の家は猛反対していた。


特に父の反対ぶりはすさまじく、まったく聞く耳を持たない状態だった。母も初めは反対していたけれど、私達の想いが伝わり、なんとか許しを得る事ができた。


しかし、父はその後も頑として受け入れようとはしなかった。この国の法律は双方の両親の承諾がなければ結婚することができない。なす術もなく途方に暮れていると、彼の母がこんな事を言い出した。


「そんなに結婚したいのなら黒魔術の力を借りたら?」


・・・・黒魔術。そう聞いただけで何やら恐ろしいかんじがするけれど、彼の母の家系は代々黒魔術の使い手として有名な家系であり、彼の母もしっかりと技を習得しているそうで変な事にはならないだろうと安心してしまった。それよりも、もう彼と結婚できるなら何でもよかった。

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