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生き方
“死を目指す”とは、
生きる意味を見出せず人生に悩み苦しみ、自ら命を絶ってしまう人間も少なくはない現代社会の中、なぜ生きているのかを考えたとき、死ぬために生きていることを忘れてはならない。
人ひとりの人生は約八十歳くらいだろうか。その人生の中でどう生きるのかが大切であって、人間が生きている時間は「死後のために生きている」ということをよく覚えておいてほしい。
死後の時間は果てしなく長い。何百何千年と続いていく。
果たしてその長い長い死後の世界を地獄で無限の痛みや苦しみを味わうのか、天国で何の苦しみもなく幸せに過ごすのか、誰に聞いてもそれは天国に行きたいと言うだろう。
そのためにはどんなに今の人生が辛く苦しいものだとしても自殺だけは決してしてはならない。
自殺者に待っているのは地獄しかないのだから。