表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
上書きされた僕の血筋  作者: pipoca
僕の事
35/44

信じる気持ち

まず彼女が帝王切開の術中に子供共々死んでしまい、彼女が死んでしまうと命を分け合っている僕も死ぬ。僕が死ぬと、この身体は一人ではもたないため兄貴も死ぬ。


何気なく見た未来は僕たちにとって全ての終わりだった。


だがこのまま黙って死を待つわけもなく、僕と兄貴は彼女と子供の命を救うため罰を受けること覚悟で未来を変えに行った。


ところが通常ではありえないほど上手く事が運び、罰を受けることなく無事戻ってこられた。

僕も兄貴もお互い初めて誰かに手助けしてもらったように感じた。


もし今、神の目に僕たちが留まっているのならば、それは二度と僕たちのように契約によって作り出される鬼の子を出さないためだろう。


なにより彼女と出会ったことで、それまでは諦めていた普通の人間になりたいという気持ちが強くなり、それに向かって彼女も僕も努力をしてきた。もちろん僕たちだけではない。


兄貴の妻や兄貴だって大変な苦労と苦悩の日々を過ごしてきた。そんな四人が繋がり、一つの願いのため四苦八苦しながらも決して諦めようとしない姿を見ていてくださり、手を貸してくださっているのだと今なら信じれるし、強く信じたい。


そして僕たちの願いはあと少し、もう手の届くところまでついにやってきた。

平日14:00~17:00の時間帯で投稿を続ける予定です。

最後まで読んでいただけますと幸いです。よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ