あらすじ
異世界召喚されたプロ野球選手近衛 克哉は、試合中デッドボールを受け昏倒。
女神アイリーンによって、フィレニア国という異世界に召喚され、国技である野球でライバル国と戦い、優勝を目指す物語。
登場人物
・近衛 克哉
この物語の主人公。
群馬ブルーソックスに所属する外野手。22歳。
181cm 79kg 左投左打 背番号59(ワイズスでは3)
高校三年生の時、ドラフト4位でブルーソックスに入団。
入団当初は投手だったが、野手に転向。
3年間二軍で過ごし、今年から一軍に昇格したものの、主に代走や守備固めの控え選手。
代打で出場した際、相手投手からデッドボールを食らい意識不明の重体に倒れ、女神アイリーンによって異世界フィレニア国に召喚され、あれよあれよというまに弱小チーム、ベスパポネット・ワイズスでプレーするはめに。
性格は温厚で争い事を好まないが、試合になるとラフプレーも厭わない勝利至上主義。
・メイズ=ウィンディ
ベスパネット・ワイズス所属の投手。
背番号14 右投右打
入団3年目の選手。推定年齢21
140を超えるストレートとスライダー、フォークを操る。
異世界ではかなりの速球派だが、克哉にいとも簡単にホームランを打たれ、以来克哉を慕う。
ワイズスではクローザーとして最後を締めくくる。
お調子者の性格で、かなりの女好き。
・ミリア=キャロライナ
ベスパネット・ワイズスのマスコット兼トレーナー。
エルフとのハーフ。
推定年齢25
167cm 5?kg
B88 W60 H93のナイスバディで常に露出の高いビキニアーマーを着用している。
魔法使いでもある彼女は、試合中に負傷した選手を回復系の魔法で治療する役目を担う。
克哉の潜在能力に気づき、ワイズスにしつこく勧誘する。
男勝りな性格で、かなりの酒豪。
・マーモセット=チェバリアン
ベスパネット・ワイズスのサードを守る主砲。
入団11年目。推定年齢29
背番号1 右投げ両打ち。
ヘラクレスの様な筋骨隆々な肉体からパワフルなバッティングで長打を放つ、ワイズスのスラッガー。
打率は低いがホームランを量産し、2度のホームラン王に輝く。
チーム内では暴君の如く振る舞うが、克哉のレベチなバッティングを目の当たりにして大人しくなる。
鈍足で守備範囲が狭い為、首脳陣はファースト、もしくは指名打者に変えようとしている。
・ナチ=スノーウェル
ベスパネット・ワイズスのエース。
入団8年目。推定年齢26
背番号25 左投左打
スリークォーターから130後半のストレートを主体にスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを投げる。
抜群の制球力を誇るが、決め球に欠け、克哉との勝負ではストレートをバックスクリーンへ運ばれる。
その後、克哉のアドバイスでスクリューボールをマスターする。
プロ意識の塊で、普段から節制をして徹底した体調管理を行う。
・ミラージュ=レスリー
ベスパネット・ワイズスの監督。
推定年齢60 背番号99
かつてはワイズス史上最高のショートストップとして、ワイズス初優勝に貢献した名選手。
引退後はフィレニア国のスポーツ大臣として国政を行ってきたが、ワイズスオーナーでもあるアーマンド王子の要請によりワイズス監督に就任。
采配は殆ど行わず、ヘッドコーチのニーサに任せっきりで試合中でも平気で酒を飲む。
一見すると典型的なダメ監督だが、果たしてその実態は?
・クレア=ラグーリア
克哉の彼女?(克哉は否定する)
推定年齢23
163cm ?4kg B83 W58 H87
才色兼備で抜群のスキルを持つ賢者。
克哉の類稀なる野球センスに一目惚れし、押し掛け彼女として克哉の身の回りをこなす。
克哉はウザいと感じているが、クレア自身は全く感じない為、空気が読めないのが唯一の欠点ともいえる。
物語は克哉が代打で出場した場面からスタートする。