ぬいぐるみ / こどものよる
『ぬいぐるみ』
いつでもきみと一緒にいるよ
きみが何兆光年の孤独を感じているときも
いつでもきみと一緒にいるよ
きみが楽しくて心がどうしようもないときも
いつでもきみと一緒にいるよ
きみがお金がなくて困っているときも
いつでもきみと一緒にいるよ
愛を知らなくて味噌汁を啜っているときも
いつでもきみと一緒にいるよ
ふわふわでほわほわでもふもふなときも
じゃれあって こすれあって
ぷ
けれどもきみと
一緒じゃないときがあるよ
けれどもきみと
一緒じゃないときがあるんだよ
それは
きみがたった1人で答えを見つけなきゃ
ならないとき
きみが青藍の涙を流しながら
それでもその気魄と
ロマンの焔を見つけるとき
『こどものよる』
ほしのおんがくが
きこえてくる
つきのひかりがこんやも
まちをおどっている
だいやもんどのおしろでは
おひめさまとおうじさまが
すてきなうたをうたっているよ
ろうそくやおさらやほうきも
おはなしをしている
がいとうにてらされた
おはなもほしたちと
かぜのおかりなをふいているよ
むしたちはとりたちと
なにやらかずをかぞえている
いち、にい、さん、しい、ご、ろく、なな、はち、きゅう 「あれ、きゅうのつぎはなんだろう?」 ぼくはあのこがだいすきなんだ
あのこはだれがだいすきなの?
あのこがいつも
ひかりにつつまれて
しあわせになれますように
きょうもすばらしいいちにち
あしたはどんなひになるのかな
あしたはともだちと
どんなおはなしができるのかな
あしたは、きっと
たいようがぼくののどぼとけに
はいってくる
いちにちになるだろう
それから、ぼくは
おたまじゃくしになるんだ
おたまじゃくしのつぎは
あめんぼだよ
あめんぼになって
めだかにおじぎをするんだよ




