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彩国の予兆 / 一水の詩

『彩国の予兆』



婉やかな白い太陽の城のなかで


花々や真空色(まそらいろ)


呼吸をする


風は童心をさそい


ジュゴンの雲の尾を数え


草露と土や蝶の音の世界で


旋転しながらはじけ飛ぶ


銘々はみずからの調和の光を放ち


人や街や万物、神


あらゆる命のエレメントを繋げながら


次第に交わり合う


この壮麗なシンフォニーが


命の愛のよろこびを


かの黄金時代を喚起させる


純潔が舞いあがり


純潔が舞いあがり


純潔が咲き乱れ


純潔が咲き乱れ


純潔が純潔をバスドラムのように打ち鳴らし


純潔が純潔をバスドラムのように打ち鳴らし


純潔の血の色彩が


世界をメルヒェンを(こえ)(からだ)


新たに創世する


そこには


いまだかつてない


光の音楽が鳴りやまず


子供達は愛とじゃれあって


世界の全てとその遍満を高らかに讃美し


告白している



『一水の詩』



人は銀河のつまさきにある

青色に憧れて、生まれてきた



そして人は

やがて、青色に成っていく



時代の流れは

青色のたそがれと共に変わっていく

人はその旅路のなかで

ゆるやかに青く成っていく



人のなかをそらそらそらそら

街の風のなかをそらそらそらそら

陽の純白のなかでそらそらそらそら

星々の戯れのなかでそらそらそらそら

浮き世の酒のなかをそらそらそらそら

蘆のしずくのなかをそらそらそらそら

水鏡の影のなかをそらそらそらそら

天国のなかをそらそらそらそら

輪廻転生の吐息のなかをそらそらそらそら



人は青色になれたのかどうかを

いつも思い悩んでいる



神経衰弱を友と遊びながら

いつも思い悩んでいる



そして

ときどきは

本当の青色に触れることがあって

夜も眠れている



そして

ときどきは

青い人に成れることがあって

朝も目覚められている



そのたびに

人は、青色を創造する歌を歌う



この歌はやがて

独創の清流となっていく



この独創の清流は

ときどき犬や猫、鳥や花、虫などに化けて

人に悪戯したり、甘えたり

夢で語りかけたり

なついたりしながら

青色に染めていく



このよろこびは

世界のあらゆるものを繋げながら

やがて一周して

青色の世界を開放する


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