詩と花 / 天国への憧れ
『詩と花』
私は
ただ一輪一輪の花が次第に咲いていくように
詩の1つ1つを書こうとした
その時
ふと、私は想った
詩が花に誘われたのか
それとも
詩が花を咲かせたのか…
たとえば
これが神の創造行為であるときに
いかようであるのか…
そうして、私は直感した
同時に、詩と花の命が吹き込まれることを…
(神は、常に、大きく相互的な一元世界のなかで、多次元さえも創造して、育み、四大元素などもそうであるが多種多様な輪舞をする)
つまり
私が何らかの神の真実に近づく
新たな詩をこの世界に書けるとき
新たな花が誕生するのかも知れないと…
また
常に、真実の新たな詩と花は
その時、その時の最高傑作でなければ
その誠意と力がなければ
誕生しないであろうと
『天国への憧れ』
美しいもの
その
なかにこそ
天国の言葉がある
善いもの
その
なかにこそ
天国の柔らかな襞が
降臨できる器となり
この地を
悲しみや争いの無い
清らかな力で
癒し、満たすことができる
真実
その
なかにこそ
迷いや憂いのない
樂しい日々を過ごせる
力が宿る
純粋な愛があれば
この地上で生きながら
天国の心を
有して生きていくことができる
愛のあたたかさがあるところに
光の知恵があり
光の知恵があるところに
愛のあたたかさがある
まるで薔薇の太陽のよう
まるで百合の月のよう
まるで胡蝶蘭の星辰のよう
まるで多様な四季の風のよう
まるで先祖の土や砂浜のよう
まるで天使や菩薩のよう
まるで鸞鳥や妖精のよう
まるであなた(神様)のよう
愛が世界を豊饒にする
そこには花々が咲き
個性や彩りがあり
自由と秩序、平和があり
そこには子供のような
よろこびがある
そのよろこびは
泉のように湧いて
やがてその泉を
人々や生き物が
頼り、憩うようになる
大昔に、誰もが皆、天国から産まれた
また、天国の無償の愛により
輪廻転生をしながら
成長し、育ってこれた
ただ…
この天国の花が
心から咲けることを
忘れてしまっているだけ…
きっと
忙しくて、遣る瀬なくて
疲れてしまったのだろう…
ああ
ぼくは、天国の花を咲かせたい
ああ
きみの、天国の花の香りをかいでみたい