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X. 6/1 wowaka追悼会 新木場SRUDIO COAST に参加して

先に6月1日に感じたことを残しておこうと思う。

順番に書きなぐっていこうと思っていたけど、思ったより長くなりそうなので先に6/1に感じたことを書くことにする。


まず語る前に自分の中で後悔していることを吐き出させて。

私は今年の2月から体調がおかしくなり始めた。汚い話で申し訳ないが、大腸の調子が悪くお腹をいつも下していた。

血も混じり始めて、これはやばいと思い病院を回っていたところどんどん悪化していき、結論を言うと潰瘍性大腸炎という病気を発症した。

3月から4月末まで寝込んでしまい症状も酷く動けなくなってしまった。

そして私が寝込んで動けないときは、ヒトリエのニューアルバム「HOWLS」がリリースされ全国ツアー”Coyote Howling”の真っ最中だった。

3月23日(土)名古屋CLUB QUATTROワンマン。ずっと楽しみにしていた。HOWLSは本当にヒトリエの新しい世界を打ち出したなと思っていた。売れるとも思った。SLEEPWALKなんて心にぶっ刺さった。このアルバムは生で聴かなきゃ、ライブで観なきゃって強く思った(いつも思うんだけど)

でもどんなに頑張っても身体は動かない。1時間毎にトイレ。何ならトイレ出て数分後にまた腹痛でトイレ。合併症で右足首が腫れあがり杖をついて(ホームセンターで買ってきてもらった)亀よりも遅く歩いている状態。

これは行けないし、無理やり行ったとしても楽しめる自信もないし、というか周りの人たちの迷惑にしかならないと思い、名古屋ワンマンは行くのを泣く泣く諦めた。

名古屋は諦めたが、まだ希望はあった。

6/1の東京ファイナルのチケットも取っていた。だから、6/1までに体調を整えてファイナルは必ず行く。そのために頑張って治す。その思いを強く持って治療に励んだ。


そして、あの日がきた。

ワンマンが中止になって心がざわざわしてたとき。ベガスのベーシストの時と似すぎてて怖くて怖くて。

病院でやっと検査が終わり会計待ちしていたときだった。

携帯がブルって、ヒトリエ公式LINEアカウントからお知らせが届いた。

開いて読んだとき言葉が出なかった。病院の待合室に座っていた。右足が腫れあがったせいで車椅子だった。周りに人もたくさんいた。

そんな自分の今いる場所のことを考えられず、ただただ涙がボロボロ流れた。

信じられない、信じたくない。

メンバーのコメントを読んでさらに涙が止まらなくなった。

亡くなったのか。本当に亡くなったのか。うそでしょ。

ツイッターのヒトリエフォロワーたちもショックで言葉が出ない状態になっていた。


俺はHOWLSを二度とライブで見れない。


後悔はこれだ。何で名古屋ワンマン、無理してでも、意地でも行かなかったんだと。

いや、仕方ないことだったのはわかってる。あの病状で行くなんて無理だし、行ったとしたら会場のみんなに大迷惑だし。

わかってる。わかってるよ。でも、何で行かなかったんだって後悔は消えない。

今となってはこの後悔はずっと抱えていくことになるって受け入れたけどさ。


それから、病状は順調に治まっていき、5月のGW明けから職場に復帰することができた。

ヒトリエの初回特典DVDのライブ映像や、ライブDVDを見て、wowakaさん生きてるじゃんなんて思いながらヒトリエを見てたし聴いてた。

全然wowakaさんの死を実感していなかったのだ。というか亡くなったと思ったら涙がポロっと出てしまうので、深く考えれなかったというか。


そうして、東京ファイナルの日に追悼会を行うことが知らされた。

公演中止になったチケットを持っていると参加できると。

手元には東京ファイナルのチケットがあった。体調もよくなってきた。

いくしかない。

いくしかないと思った。

wowakaさんが亡くなったという実感はまだなかった。

怖いけど、wowakaさんの死を受け入れるため、中途半端な状態になっている自分の感情に整理をつけるため絶対行かないといけないと思ったのだ。


前置きでダラダラと書きなぐってしまったが。

私は当日、無事参加することができた。

13時過ぎに新木場コーストへ到着した。周りにはたくさんヒトリエのグッズを身に纏っている同じ気持ちのファンたちがいた。

私も、懐かしきワンダーアンドワンダーパーカーとシーカータオルで参加した。


ついたとき。いつもツアータイトルなどが書かれた看板には「THANK YOU WOWAKA」

泣いているファン。

心がざわついてきた。

会場の雰囲気などはナタリーとかで写真つきで記事になっているから、是非とも目を通してほしい。


まず献花台に向かった。

中に入り、一輪のお花を受け取り、通路を進んでいく。

そして、進んだ先にはたくさんのお花に包まれたwowakaさんの素敵な笑顔の写真と、三本のギター。

それを見て、すとんと何かが腹におちた。

あぁ、wowakaさんは旅立ったのだな、と。

ポロポロと涙が流れた。後ろでは嗚咽とともに泣き崩れた人もいた。

誰もがこれを見せられて、wowakaさんの死と直面したと思う。


その後は物販に並び、一番欲しかった写真集は売り切れ、もう少しで買えるってところでサコッシュ売り切れて白目になったりして、Tシャツとタオルだけ買った(写真集は公式HPの通販で注文した。サコッシュ欲しかったなぁ)


写真展は残念なことにもう時間がなくて行けなかった。追悼会に参加したかったので、泣く泣く列を途中で抜けた。


そして、追悼会。

何をするのかまったく予想がつかなかった。

wowakaさんの映像とか流してメンバーが何か喋るのかな、とかぼんやり考えていた。

どんな追悼会だったか、ニコニコ生放送で中継されたのでニコニコ動画サイトから是非とも見てほしい。


幕が開き、いつもどおり楽器がセットされていた。

真ん中にマイクもあった。


ワンミーツハー、目眩(IKIツアーファイナルの映像)が流れた。

「いけますか新木場コースト!」

そう言ったwowakaさんの姿を見て涙があふれ出た。


そして、

SE(On The Luna)が流れ、メンバー三人がステージに登場した。

シノダさんがwowakaさんのテレキャスターを大きく掲げて、センターに置いた。

あんなぽつんと置かれたギターを見たくはなかった。

シノダさんの「ヒトリエです。よろしくどうぞ」でまた涙があふれた。

ポラリスから、三人のライブは始まった。

全部で10曲演奏した。

この短期間で、こんな悲しい感情があって、それでも前に進もうと演奏してくれたシノダさんイガラシさんゆーまおさんを見て、とんでもないステージを見たと思った。

すごい。すごすぎる。

そう思いながらも、こんな悲しいステージはもう見たくないとも感じた。

このライブに関しては、興味がある人は是非とも映像を見てほしいと思う。


最期にai/SOlateツアーのリトルクライベイビーの映像が流れた。

wowakaさんが力強く喋ってた。どれだけ泣くんだって自分でも思いながら涙が止まらない。

「ぜったい、ぜったい、また会いましょう」

「気をつけて帰れよ!」

生きてるじゃん。生きてるよ。生きてるのに、いないのか。



結局、自分の気持ちを整理するために参加しなきゃとか言ってたけど。

整理はつかなかったよ。

ただ、wowakaさんが霊界へ旅立ったことは、受け入れれたと思う。いないってこと。ライブで姿を見ることが、もう、できないってこと。



6/1を超えてから、あいもかわらずヒトリエをたくさん聴いている。

生中継も帰宅してからタイムシフトで見た。本当にすごいステージだと改めて感じた。



先日の6/13、ビレッジマンズストアとヒトリエのツーマンを仕事終わり見に行ったよ。

名古屋CLUB UPSET。

ビレッジの一曲目がさ、センスレス・ワンダーのカバーから始まってさ。

全部で5曲もカバーしてさ。

泣いたよ。

俺さ、ヒトリエを、wowakaさんを最期に見たのがさ、今年の2/1の空きっ腹に酒とヒトリエのツーマンなんだ。

会場は同じ、アップセットで。

そのときのことを思い出して、最期に見たwowakaさんを思い出してまたもや泣いてしまったワケだ。



wowakaさん、本当にありがとう。

あなたのおかげでたくさん救われました。

これからは、あなたの分まで頑張って生きます。

天寿全うします。

そうして私がそちらにいったら、新曲を聴かせてくださいね。


またいつもの言葉で、はじめてほしい。聴かせてほしい。

「ヒトリエです。よろしくどうぞ」って。

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