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宛先不明の  作者: 浅黄 悠
2/7

モノクロな日常

都会 高層ビル群いわば摩天楼

街、街、街

どこも同じように見える

ガラスと鉄筋コンクリの街


人、人、人の群れ

サラリーマンや女子高生や

笑顔の人はいるはずもなく

そんなほの暗い波に呑まれて息もできない自分が一人


ああ

誰がどうしてこんな風にしてしまったのだろう

白く濁る空をみあげる

答えがあれば簡単な話だけど

本の筋書きのようなものもないし

誰かが変えてくれるとかでもないし

そもそも何が足りなくてどこが駄目なのかも

よくわからない


日常ってこういうものだと思っているけど

それは一種の諦めなのかな?

こんな世界なんかよりもっと自由で明るい世界がほしいとか

誰かが言っていたので

「例えばそれはどんな?」と聞くと

そいつはこっちを睨むように黙っていた


でもひとつだけ分かることは

少なくとも、ここで生きていけるぐらいには

僕らはきっと、この街や人が好きなんだ


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