表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

男の1日

作者: 清水刻灼
掲載日:2016/10/16

今日も1日が終わった。

憂鬱な気持ちを引きずりながらも、ポケットから家の鍵を取り出して、家へと入る。

静かで真っ暗な家に、重いため息をつきながら部屋の明かりを付ける。

廊下につく台所に、奥には扉が開いたままの部屋が一つ。

ワンルームの一人暮らしの部屋だった。

手にしていた袋から半額シールが貼られた弁当を取り出すと、そのまま電子レンジへ入れる。

ダイアログの表示を温めモードにすると、タイマーをセットする。

ジャケットを脱ぎ捨て、ネクタイを外しながらテレビの電源を入れる。

お遊戯のようなお笑い芸人の話に辟易としながら、テレビのリモコンでチャンネルを変えようとボタンを押す。

しかし、一向に変わらず男は舌打ちをしながら電池をとりはずし、買い置きしてある電池を探す。

アルミラックにある箱から電池を取り出して入れ直すと、ようやくいうことを聞くリモコンでに男の虚しさは、増すばかりであった。

今日の仕事もよく怒鳴られたーー。

男は1日の仕事を思い返しながら、再びため息を吐くと電子レンジが鳴る。

電子レンジから取り出すと、蓋を開けた。

香ばしい食欲をそそるビーフシチューの良い香が鼻腔をくすぐり、腹が主張するように鳴く。

テレビからはチャンネルを変えても失笑する芸人の漫才が流れ、辟易とする。

男は食事が終わると、空になった容器をゴミ箱へと捨て、おもむろにビニール紐を出した。

片方を開き戸のドアノブに結ぶと扉の上部へ紐を垂らす。

椅子を持ってきて、ある程度の長さで切るとそれを首へと結ぶ。

男は虚ろな表情で椅子を蹴り飛ばした。

お題

「ビーフシチュー」「ダイアログ」「電池」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ