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サヨナラ、ヴィーナス。  作者: meluco.
8/12

群青色






「...っ、はあ。」



暑さで眠れない。




僕はベッドから起き上がり窓を開けた。

ひんやりと顔を包む夜風がとても心地よかった。





先週、直接会って話をしようと思い

校門の前で待ち伏せしていたけれどキミの姿は現れなかった。





僕は連絡を取るのをやめた。




取るといっても、僕の一方通行な会話で

キミからの返信は「相槌」よりも軽い中身のない返事だった。








気付けば7月も後半で、今週いっぱい行けば来週から夏休みだ。




どれだけ振り回されても、どれだけ傷つけられても、キミから離れられない僕は

やっぱりどうしようもなくまだ好きなのだとやるせない気持ちになった。














僕の恋愛は特殊だと思う。




誰が聞いても鼻で笑う。







気付けば携帯を手に取り、僕は数少ない友人の一人に電話をかけた。







まさかこんな夜中に出るとも思わなかったけれど、

冗談っぽく軽い声で質問をした。





「恋愛においての「遊び」と「本気」の違いは?」











「楽と苦の違いだよ。」














今夜は長くなりそうだ。

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