《弐》再びの出会い そして裏切り 0
《弐》再びの出会い そして裏切り
前話
「馬鹿なやつらだ」
そこには
男性と女性の
銃で撃たれた無残な屍があるのみであった。
何度も何度も殺すためではなく、いらだちをぶつけたかのようにその屍は無残であった。
しかしかろうじで見ることのできる死に顔は安らかなものだった。
愛娘に残酷な裏切りが待っているとも知らず
魅入られすぎた凶人は一体何を引き起こすのだろうか?
一族碑文抜粋
《かつて、炎の天女を呼ばれた天女が我が土地でと舞い降りた。
その土地の豪族として名を馳せた我が一族は、その名前を名乗らない彼女のことをこう呼んだ。
フェリア と。
まるで炎そのままのような紅い髪に紅い瞳の天女は、この世のものとは思えないほど美しく我々を魅了した。
我々とその不思議な力でもって助け、その歌声はわれらを癒した。
ーーーー[一部飛ばし]
彼女の加護を永遠にするため、地に貶めよう。
彼女の 力の源ー我々は、羽衣と呼んだーを隠し、この地上に縛りつけよう。
彼女のその血が永遠にわれらのものであることを祈って 》
少ないので
続きもまとめてアップvv