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《参》迫害された者 ~第二の出会い~ 0
強き意思で少女はあることを決めた。
それは、少女にとって、身と斬るような選択だった。
涙が流れようと
少女はそうすると決めた
その先に待つのが
暗黒の道であろうと
やさしさを胸に秘めた彼女だから・・・・
一族碑文抜粋
《われらの手から逃げ出した 炎の天女は、ほかの天女に頼った、
出産後の警備のゆがみをついて逃げた彼女を……
そしてその助けた一族は、われらが滅ぼした。
天女の加護を手に入れるのは、我らだけでいい。
我らだけで。
ほかの天女をも手に入れた我らの降り注いだのは、巨大な鳴神だった。
天女を交わったものや天女の血をひく子供や女子供を除きすべてが焼き尽くされた。
業火の炎に焼かれ消えた それは、天女の血は素晴らしい
この尊き血を遺そう…
》