初めての・・・
えろえろ?ノ臭がします。駄文ですので見たくないひとは最後の方まで飛ばしてもいいかもしれません。
-12月25日 愛知県AM7:00-
「しっかり掴まってろよ?」
「はい」
バイクで高速へ入り、熱海へ行く計画を立てた俺は事前に熱海のホテルに予約をとっていた。
「あの・・・」
「ん??」
「暖かいです」
ぎゅっと体にしがみついてくる凛。
「・・・凛も暖かい」
高速道路では5時間かかるのでサービスエリアを利用しつつ向かう。
「ぷぁっ・・・」
フルフェイスヘルメットを事前に購入し、凛に渡した。
凛はそのヘルメットを脱いだ。
「はふ・・・」
「どうだ、バイク。前も乗ったけど」
凛はニコッと笑い
「楽しいし暖かいです!」
俺は急に恥ずかしくなった。
「そ、そうか。なにか食べたいものとかあるか?12時までつかないし」
時刻は9時だ。
「んーっと・・・フランクフルト食べたいです」
「わかった。買ってくる」
俺はフランクフルトを2本買い、戻った。
「あむ・・・はふ・・っ・・・あつ・・・」
フランクフルトを食べる姿を見て男というのは悲しくて、興奮するものだ。
「あー、もう凛お前かわいすぎるわ!」
言ってしまった。これぞキャラ崩壊。
「へっ・・・?と、突然なんですか?・・・あむっ」
俺は冷静を取り戻しつつ
「いや、ごめん」
「・・・修一もかっこいいよ」
「もうつくー!?」
「あと10分くらい!」
バイクで高速を降りて数分。
俺と凛はショッピング街に入った。
「温泉の匂いがするねー」
「ああ、温泉街だからな」
ぶらぶらとバイクを引きながら歩くのも邪魔なのでバイクは駐車場へ止めてきた。
「あっ・・・」
「?どうした?」
「あの、浴衣・・・」
凛が見ている先には浴衣があった。
「欲しいのか?」
「えと・・・はい」
「よし、買う」
「えええ!?そ、そんな!?」
凛の慌てふためきは面白かった
-PM6:00 ホテル-
「はふーっ!疲れたー・・・」
「ずっと歩きっぱだったもんな」
俺たちはさっきチェックインした。
「25日だから混んでるかとおもいきや、観光地はいないもんだな」
「うん」
しばらくすると仲居さんが入ってきて夜食の時刻を聞いてきた。
「いつがいい?」
凛はうーんといい
「7時頃?」
「じゃあそれで」
7時に飯を決定した。
自衛隊もさすがに二日連続で休めないので今日一日泊まって、明日の昼に部隊に戻る予定だ。
「風呂でも入るか?」
「えーと、その・・・大浴場って恥ずかしいと言うか・・・」
「まぁ、わかるが・・・あ、そういえばこのホテルは部屋にも露天がついてるんだ。入ってきたらどうだ?」
俺の提案に凛は了解を示したが
「えっと、修一が先入っていいよ?」
「ん、そうか?悪いじゃあお先」
「ふう・・・25でふぅはないな」
さっき入っていたメールが腑に落ちない。
-10分前-
件名:招集するかも
送信者:やべ
公安がくさい人物を発見。年始3日から予定を空けること。
年始3日からか・・・
思えば中央情報隊第2小隊はかなり暗躍している。
韓国への挑発やネオナチの殲滅。
次は何を押し付けられるんだ
「あのー・・・」
「・・・え?」
俺は驚いた。
バスタオルを巻いていることは巻いてあるが、おそらく全裸であろう凛が浴室に入ってきた。
「な、なんではいっ!?」
「えと・・・背中流しましょうか?」
「あ・・・えと、俺は終わったけど・・・なんで?」
「遅かった・・・」
凛は少し悲しげな表情を見せた。
「じゃ、じゃあ俺が洗ってもいいけど・・・?」
「・・・お願いします」
なにこの状況。
「前は自分で洗いますからっ・・・」
「わかってる」
ごしごしと背中を洗う。
小さいんだな、凛。
ショートの髪の毛が時々俺の手に当たる。
「あ、気持ちいい・・・」
「よかった」
「髪もお願いします」
髪の毛は女の子の大事なものだ。それを任せてくれるということはそれくらい信頼してくれているということだ。
幸い、俺は妹の髪の毛を洗っていたので勝手がわかる。
「あ・・・上手ですね」
「ま、まあな・・・」
うーん、さらさら感が尋常じゃないぞ。すっきりさわやか。
「流すぞー、目を閉じてろよ」
「はーい」
お湯で髪についた泡を洗い流す。
俺は湯船に戻った。
「私も入りたいです・・・」
「え、まっ!」
ばさりとタオルが落ち、凛の顔が桜色に染まっていく。
「っー・・・・」
「・・・・(ゴクッ)」
思わず喉が鳴った。変態すぎる。
胸は比較的小さいのだが、無駄のない形で腰もくびれていて筋肉もつきすぎていない引き締まった感じっていうのがわかる。
凛は大事な部分を腕で隠しているが、その姿がさらに妖艶さを増している。
「へん・・・ですか?」
「・・・いや、いいと思う」
凛はゆっくりと湯船に浸かり、俺の股におしりをおいて俺が手を伸ばせば抱きかかえれる形になった。
「・・・」
「・・・」
いかん
ヤバイぞこれは。
凛はゆっくり俺に背中を預けてきた。
「気持ちいいです」
「そ・・・うか」
何分間か無言の時が過ぎ、凛が口を開く。
「あの・・・えと・・・キス・・・」
そう言いながら凛が振り向いた。
「・・・」
重なる唇。
体がお湯のせいだけでなく暑い。
「ん・・・あ・・・ん!?」
俺が舌を凛の口の中へ入れると凛は驚いた様子だったが
「・・・ん・・・む・・・ちゅ・・・」
舌が絡みあう。
「ぷあっ・・・」
「はっ・・・」
凛はゆっくりこっちを向いたまま
「舌なんて卑怯です・・・」
「は・・・は、ごめん」
俺は後ろから凛を抱きしめる
「でも、気持よかったです」
「よかった」
ここまで来ておいてなんだが、そのそういう展開にはならなかった。
風呂を出て(凛が先に)、飯を食って8時ごろに俺はビールを取出して飲んでいた。
「似合うな、浴衣」
先ほど買った浴衣はすごく似合っていた。
「あ、ありがとうございます・・・嬉しいです」
しばらくすると
「・・・吉山陸曹長のお父さんには驚きましたね」
凛が言うのも無理はなかった。
-強姦未遂事件翌日 AM7:00守山駐屯地-
黒のハイヤーが朝早くに基地へ入ってきたのを俺は見た。
基地司令と警務隊の隊長、そして当事者である俺と凛が応接室に呼ばれた。
吉山聡一陸将補は俺達を呼びつけ、一言。
「なぜ息子を警務隊に売った」
「それは、ご子息が私の部下の仲沢凛1等陸士に暴行を働こうとしていたからであります」
「それは君の勘違いだったのではないのか?そう見えただけだった。そこの雌がうちの純太を誑かしたのやもしれんとなぜ考えなかった」
雌・・・
「窓は特殊工具で破られ、ご子息は工具を持っていたのが目に見えました」
「貴様の一存で息子は・・・私には貴様とその雌をこの日本にいられなく出来る権限を持っているのだぞ!」
「吉山陸将補殿、まぁまぁ」
となだめたのは警務隊の磯崎1等陸佐だった。
「ご子息は犯行を認めておりますし、まぁ穏便に」
「・・・いくらなら」
「はい?」
「いくらなら息子を転属できる!」
「・・・・」
これには場にいた全員が絶句した。
「息子さんは警察へ引き渡す予定で-」
「させんぞ1佐。したら貴様の首を飛ばす」
「・・・」
「ここにいる全員に口止め料を払う」
横で凛が震えているのがわかった。
俺は手を握ってやる。
「袖の下はちょっと・・・」
という基地司令の言葉を無視し
「誰も言わなければいいのだ。誰もな」
俺と凛は口止め料は貰わなかったが、口止めを約束させられた。
その後1時間以内に吉山陸曹長は父親に連れられ転属していった。
-現在-
「吉山は俺の後輩なんだが昔から親の力でどんどんひとを引きずり下ろしてた。何人かは転校していた」
「そうだったんですか?」
俺は缶ビールのプルタブを開け、口に注ぎ込む。
「・・・ああ、部活・・・剣道部も同じだったが奴は女を基本的に傷めつけて喜んでいたゲスだった。案の定剣道部を首になった」
「ホント最低な奴・・・」
珍しく語気を荒げる凛。
俺は凛を引き寄せて
「大丈夫、俺はお前を守る」
凛はじたばたして
「ちょっ・・・も、もうっ・・・」
と、しどろもどろのような感じに逃げてゆく。
「そういうとこがかわいいってーの」
俺は凛を追いかけて抱きしめる。
-翌日-
「チェックアウトするぞー」
「はーい」
俺と凛はバイクに乗り、駐屯地へと足を進めた。
-12月23日 PM2:00博多港-
「捜査員は第1船倉から第4船倉までの貨物を捜索しろ。十分に警戒してくれ」
「了解しました」
公安警察傘下の捜査部隊が拳銃を手に船内へ突入していく。
「メキシコ人船員は確保しました」
「よーし、ちゃっちゃといくかー」
-20分後-
「5人のロシア人が武器を所持していたため射殺しました」
「了解。病死ってことにしておく」
「あとメキシコ産純度70%の覚せい剤が50KG。半端じゃないです」
「バイヤーは?」
捜査員の一人が歩いてきてその疑問に問う。
「船長室に居たロシア人が持ってました。バイヤーはメキシコ4大カルテルのフェルナンドカルテルです」
「やはりな。あー、中央情報隊の矢部1佐呼んでくれ」
メキシコへ向かうのか・・・!?
次回も序盤はらぶらぶいちゃいちゃ