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Japan Force  作者: 坂崎紗葵
第1章スラヴィニア反乱
10/32

狂気に満ちた女の陰謀


「狙撃手は攻撃せず。全員前進!」


『Oo-rah!』


湾口に上陸した海兵隊は一路、指揮司令部のある建物へ走る


後続のLCACも上陸し、戦車が荷揚げされていく



「・・・おい!あれ見ろ!」



先頭の隊員が司令部を指差した




司令部には白旗が揚がっていたのだ






「アメリカ海兵隊のジョージ・ウォーカー中尉です」


「スラヴィニア海軍のゲラシウム・ヴァルコフ大尉です」


ジョージ・ウォーカーは疑問に思った。


おれ達は代表者会議をしているはずだ


「失礼ですが、大尉でこの基地を・・・?」


するとゲラシウム・ヴァルコフは笑った


「ああ、失礼。実はあなた方の到着を待っていた将校が暗殺されてしまいまして。


後任の将校は好戦的過ぎて全員が反発して殺してしまいましてね。」


仲間割れか


「なるほど。で、降伏合意で間違いは?」


「ないです。スラヴィニア海軍、総員200人。捕虜となることを約束します」





-スラッコーPKF基地-


坂崎は赤坂に聞いた


「書記長は?」


「輸送準備できてるよ」


「しっかしなんで自衛隊が出るんだ?アメリカ軍で大丈夫だろう」


「途中で他国の避難民を収容しているアリーナから日本人を連れて行くんだと」


「?死ななかった日本人は脱出したんじゃなかったか?」


「元自衛隊の軍事アドバイザーらしい。さっきやっと避難したとか」


「めんどくさいな」


「そういうな、坂崎」



坂崎修一と赤坂は装備を整えながらそんな会話をした


坂崎は手元を動かしながらつぶやく


「PKF海軍は橋頭堡を確保したから仕事をしやすくなるだろう」


「だな、海自様様だ」


「国内でも早期撤退がもう言われてるらしいぞ」


赤坂は驚いた


「なぜだ?まだそんなに経ってないだろ」


「そういう国ってことだよ、赤坂」





「第1小隊、第2小隊。集合しました」


「よし、時間どうりだ」



楢木隊長は時計を見ながらうんうんと納得する


「よし、これより米陸軍と合同でハロウシャセスク軍港まで書記長を護送する。空路を使えばいいじゃないかという意見もあるだろうが、まだ


地上のSAMを駆除しきっていない」


次に米軍の日系の兵士が歩み寄り


「我々レンジャー部隊と動いてもらいます。自衛隊は後衛を務めてください。今回、我々はストライカー装甲車を用いて警護するほか、必要に応じて戦闘機を


出撃させれます」


「だ、そうだ。我々の任務は書記長を護衛し、途中のガヴェンスクス市記念スタジアムで日本人を回収する。


ハロウシャセスク軍港までは5時間だ。途中、敵と遭遇する可能性もある」






アメリカ陸軍第75連隊レンジャー部隊のチョーク1からチョーク3までがハンヴィーと装甲車に分乗し、陸上自衛隊第10師団第1、第2小隊は96式装輪装甲車および


軽装甲機動車に分乗した。



「きょ、教官っ。なんできょ、今日は中なんですか?」


「ん?気分だ」



坂崎修一は銃座には着かず、車内に居た。


今回は池田一士が銃座に着き、M249MINIMIを握っている


「ところで、きょ・・・うかん、今回はどういう道を行くんですか?」


「PKF軍が制圧している山岳道路だ。だが、森林地帯まで手が回っていないらしいし、スタジアムから軍港までは全くのフリーだそうだ。


スタジアムからはフランス陸軍のルクレール戦車がついてきてはくれるらしいが・・・うーんってとこだな」



車両部隊は走り始めた



書記長を乗せる車はMRAP装甲車と呼ばれる重装甲トラックで、通常の対物地雷では破壊できないほどの硬さを持っている(ただし走行は不能)。



MRAPの先頭に米軍のストライカーICV装甲車が1台、その左右に同型車が1台ずつ。


MRAPの後方に縦隊を組んでハンヴィーが2台つき、その後ろに自衛隊の96式装輪装甲車が1台、その後ろに軽装甲機動車を2台。最後尾に96式装輪装甲車がつく。




3時間ほどは問題なく通過していった


3時間後に到着したのは「ダリュンクルストレインヤード」と呼ばれる大規模な列車の駐車場だった




「大きな場所ですね」


車内から窓にしがみついて外を見る仲沢。


すこしかわいい・・・


「あ、ああ・・・ダリュンクルストレインヤードというらしいな」


「ドイツっぽいですね」


俺は答えた


「ここはナチスドイツが支配していた時期があるんだそうだ。その時期にドイツ軍が作った鉄道基地をそのまま使っているらしく、その名前らしい」


すると仲沢は目を輝かせ


「詳しいんですね!教官って!」


と嬉しそうな顔をした


「ま、まあやることないときはこれ読んでるからな」


俺はバックパックから小さなガイドブックを取り出した


「これ・・・?」


「この国は戦争前は一応、観光国でもあったんだ。旧ソ連時代の遺物が好きな人用にな」







-同時刻ダリュンクルストレインヤード-


「予定通りだ」


「ええ、まさに」


「地雷は?」


「用意済みですよ」



腕につけられた部隊章、ダガーナイフと拳の絵調


ボスラヴェキニ、彼らはここで罠を張っていた。



「敵の数は・・・ええと、装甲車が5台に・・・ええと、車両が4台。我々、30人のボスラヴェキニに勝るわけなし」




ボスラヴェキニ30人は各々、強力な重火器を装備していた。


そしてさらに後方、トレインヤードの監視塔に二人の兵士が配置されていた。


一人は双眼鏡、もう一人はSVU狙撃銃を装備していた。


SVU狙撃銃、旧ソ連製SVD狙撃銃の基本的データを応用して再設計されたこの銃はプルバップ式に改良されている。


銃の全長は短くなり、携行性が強化された。さらに消音装置もつけられている。


彼らはこれを中国軍経由で入手し、装備している。




完全に取り囲まれていた。


ボスラヴェキニは列車(戦争状態のため、運用されていない)のコンパートメントに潜んでいた。


他にもトレインヤードの倉庫の中にも潜んでいる。




-護送部隊-


「なんだか嫌な予感がします・・・」


「?」


アリシェルト・ウィッテ伍長がハンヴィー後部座席でつぶやいた。


リチャード・ヴェルディーク2等軍曹はその発言に不安を覚えた


「どうしてだ?伍長」


「見られているような」


「・・・ロレンゾ、伍長を視姦するんじゃない」


運転手、ロレンゾ上等兵が叫ぶ


「見たくても見れませんよ!」





「なんだか不気味ですね」


「?」


「トレインヤード見たらそんな気持ちに」


「まぁ、確かに不気味だ」


坂崎と仲沢は会話を続けていた





「ん?」


「どうした、マイケル」


ストライカー装甲車の運転手は路上に転がっているものが目に付いた。


「あれは・・・乳母車か?」


「怪しいな」


目を奪われていた




ボスラヴェキニはこの乳母車に集中させ、地面にある対戦車地雷に気づかせないようにしていた。



対戦車地雷は起爆した。


高威力の地雷はストライカー装甲車の底を食い破り、中に居た兵隊を粉々に砕き、停車させた。


MRAPの運転手は急いで無線機を取り、叫んだ


『アンブッシュだ!』



MRAPは停車し、後ろのハンヴィーが急すぎてぶつけた


ハンヴィーに乗るレンジャー5人、そのうち3人が飛び降りて状況を確認しようとした



観測手は


「降りた奴は後でいい。銃座の奴を狙うぞ。まず1台目」


SVUを持った狙撃手は1台目のハンヴィーの射撃手を狙った。


「距離、400m。問題ないな。撃て」




ぱすっ


銃の振動とともに、弾丸は射出される。


弾丸は一直線にハンヴィーの銃座に座るレンジャー隊員のヘルメットを貫いた。



カーンという心地のよい音は周りに狙撃を知らせた


「狙撃だ!あの塔に狙撃手がいる!」



狙撃手は2,3発を一気に撃った


しかし危険を察知した射撃手達はすでに車内へ入っていた。


ハンヴィーを降りたリチャード・ヴェルディーク軍曹はSCARに取り付けられたMk.13グレネードランチャーを巧みに使い、監視塔を爆破した。



「敵の狙撃手だ!池田!頭引っ込めとけ!」


「はい!」



銃撃戦が始まった



ボスラヴェキニは列車のコンパートメントの窓を破り、そこに銃架を取り付けていた。


もちろん貫通しないようにケヴラー繊維で窓枠を覆い、コンパートメントを保護。


銃架には中国ノリンコ製の88式軽機関銃を設置し、射撃をした。



列車車庫のボスラヴェキニは時期を待ち、ひたすら潜んでいた。




「敵発見!停車した列車だ!撃て!」



ストライカー装甲車に詰められた兵隊達はSCAR小銃を手に、敵と向き合った。


RSW化(機銃を触ることなく車内から発砲することが可能な装置)されたM2ブラウニング機銃はコンパートメントに重い12.7mm弾を発射した。



「あの機銃を黙らせろ!」


ケヴラーは7.62mm弾は止めれるものの、12.7mm弾は完全に貫通してしまった


「了解!」


ボスラヴェキニの一人はRPG-7を取り出した。


RPG-7にはタンデム型弾頭「7VR タンデム対戦車榴弾」が装備され、西側のスラット装甲を装備するストライカー装甲車に対して非常に有効な手段となっていた。



「この弾頭に驚くなかれ!」


RPG-7はバックブラストが激しいため、射手は列車の天井から撃った


タンデム弾はスラット装甲を貫通し、内部で爆発した。


「撃て!」


射手は列車の後方に飛び降りようとしたが、レンジャー部隊の銃撃によって身を裂かれた。



陸上自衛隊も黙ってはいなかった。


96式装輪装甲車に取り付けられていたのは96式40mm自動てき弾銃。


日本製のグレネードランチャーである。


これはRWS化されていないため、射手が外へ出なければいけないという危険もあるが制圧力は抜群であった。


この96式装輪装甲車は北部方面隊の車両であり、この運用には北部方面隊の隊員が参加していた。


射手は第10師団の第3小隊の隊員が行う。


ドン!ドン!と40mmの炸薬が発射され、コンパートメントにぶち当たる


コンパートメントは吹き飛び、ボスラヴェキニの隊員が爆散する。



「くそ!自衛隊の力を見誤った!撤退準備!倉庫の連中もだ!」



軽装甲機動車から降りた第一、第二小隊の隊員達は逃げるボスラヴェキニを見た。


「追え!行くぞ!」


楢木隊長と第二小隊は倉庫へと入った。



倉庫の入り口手前で楢木隊長は手でストップのハンドサインを作った


そして中を確認する。



古臭い貨物列車が多く止められている。


その上には整備用の金属でできた通路が造られている。


しかしボスラヴェキニはいなかった。


89式小銃を手に、クリアリングを行う楢木隊長と坂崎、そして赤坂。


その後ろを池田、江崎、横田、七宮、仲沢、吉田が着いてくる。



坂崎の目に何かが映った。


2階建て倉庫の2階部分、おそらく調整室か何かだろう。


そこにボスラヴェキニのヘルメットが窓枠からすこし見えていた。



「発見!」



ダダンッ!と89式小銃は火を吹く。


5.56mm弾は窓を貫通し、ヘルメットを吹き飛ばした。


「うがっ!」


悲鳴が上がり、調整室に見えていたヘルメットは消えた。



「敵発見!2Fの部屋!」


全員がそのあたりを撃ち始めた


分隊支援火器を持つ赤坂はM249の圧倒的発射速で窓周辺を蜂の巣にした。


ボスラヴェキニたちはそこにいたのであろうかその部屋から飛び出し、2Fの防護されていない通路から銃を撃ち始めた。


窓からはいつの間にか88式軽機関銃が突き出され、猛威を振るい始めた。


数は10人。


楢木隊長が叫んだ


「坂崎!数が多い!06式!ライフルグレ撃ち込め!着弾したら吹っ飛ぶようにしろ!」


「了解!」


坂崎は遮蔽物へ隠れ、腰のポーチから06式小銃てき弾を取り出した。


これは米軍のM203のようなアドオン式グレネードランチャーとは違い、小銃の先っぽに取り付けるだけでいい。


空砲を用いることなく実弾での射出が可能でかなりの命中精度を誇る。


22mmと、M203の40mmよりも口径は小さいが破壊力は抜群。


坂崎はそれを89式小銃の銃口に取り付け、照準機も取り付けた。


「援護!」


射出するにはある程度の時間、無防備になる。


全員が銃を撃ち始めた



窓枠とその周りのコンクリート壁がガジガジと削れて行く。


坂崎は引き金を引いた



バシュッ!と発射されたライフルグレネードは窓の中へ滑り込んだ



閃光と炸裂音がし、敵からの銃撃は沈黙した。



「確認しろ」


坂崎は照準機をはずし、89式小銃を構えて2Fのクリアリングに入った。


部屋にはまだ生きているボスラヴェキニの隊員がいた。


一人、だけだった。



『おい、お前。武器を捨てて降伏しろ』



坂崎がロシア語で言うと、バラクラバをかぶった兵士は答えた


『くたばれ・・・日本人!』



彼は腰から92式拳銃を取り出して撃とうとした。


坂崎はすばやく一射し、ボスラヴェキニの隊員は死んだ。



「クリア」




第1小隊はコンパートメントをレンジャーとともに制圧した。


死者、負傷者0。


完璧な戦いだった。




「本部?こちら護送部隊のリチャード。うん、敵の襲撃。うん、トレインヤード。自衛隊は死人出てないけどレンジャーが20人死んだ。


うん、CH-47まわして欲しい。負傷兵と遺体、あと補充要員。よろしく」


リチャード・ヴェルディーク軍曹は無線を切り、ため息をつく


「どうしました?軍曹」


「ん・・・アリシェルト。自衛隊が損害0で実戦経験のあるおれ達が20人やられた。どうなってるんだ」


「そういえば倉庫を制圧した自衛隊、この間助けてくれた人の部隊みたいでしたよ!」


「何?挨拶に行くか」





『Hey!Sakazaki!』


突然話しかけられた坂崎は驚いた


「ん・・・ああ、この間の」


「今回も助けられましたね」


相変わらずこのブロンドの女兵士は流暢な日本語を話す。


「教官!あ、この間の!」


「あ、仲沢さんね!よろしく!」




ひとしきり雑談をし、二組は分かれた。



「っとそれで、さっき何か用があって呼びに来たんじゃないのか?」


仲沢ははっと気づき、俺に告げた


「倉庫に変なものがあったんですよ」





列車が多く並ぶ倉庫に俺は連れてこられた。


2Fの死体は放置されているが、まだ臭いはしない。



仲沢は俺を1Fの隅へ連れて行った。



「なにがあったんだ?」


「これ、見てください」


仲沢の腰当たりの壁に小さな突起があった


「これは・・・」


俺はそれをつまんでみた


それを引くと壁から隠し部屋が現れた。


床に掘ったようで、半分地下のように見える。


「まさか敵が・・・?いや・・・」


床には埃がたまっている。


しかしよく見えない。



「仲沢、懐中電灯もってないか?」


「あ、はい」


仲沢はバックパックから懐中電灯を取り出して俺にわたした。



俺はそれを点ける。




部屋には鉤十字の布が壁に貼られ、テーブルには黒の鉄兜。


そしていすに座る骸骨。



「・・・これは」




旧ドイツ軍の遺骸に間違いはなかった。


座っていた兵士達は自らこめかみを撃ちぬいたようだ。


俺は両手を合わせ、ドアを閉めた



「中はなにかありました?」


「ああ、世界大戦の遺物だ」


「・・・?」


「まぁ、いい。おい、ヘリが来たぞ」






3機のヘリMH-47Eは第16特殊航空連隊「ナイトストーカーズ」の所属を表すエンブレムが輝いていた


「チョーク5のミッチェル・バクスフォード大尉だ」


「チョーク3のリチャード・ヴェルディーク2等軍曹です」


「?チョーク1のシューン・ロッカー中尉はどうした?」


「ロッカー中尉は1台目のストライカーで戦死され、次のバクスター少尉も別のストライカーで戦死されました」


「そうか、では俺が最高責任者か?」


「はい」


「よし、全員乗れる車に乗せろ。おれ達はハンヴィーしか連れてきていない」



増加装甲板が取り付けられたハンヴィーは多少不格好ではあったが、背に腹は替えられなかった。






-ガヴェンスクス市-


「ここらは戦火を逃れてるようだな」


「そうですね」



坂崎と仲沢は車内から窓を見ていた。


ガヴェンスクス市は首都のヴルモフ市に次ぐ大都市である。


戦中ではあったが、人は町を闊歩している。


運転手の赤坂が後ろに向かって喋った


「ここの防衛隊、たしか第2首都防衛隊は開戦後に反発して戦闘を放棄したらしい。それでここまで平和なのさ。スタジアムは周辺からの異国避難者を集めてる」






-同時刻 ヴルモフ市書記長官邸-


「ラヴェニズク・クラフチェネンコ少佐、入ります」


「うん、入って入って」



一国の主にしては若い。


ラヴェニズクはそう思った。


だがそのそそる魅惑的な体にすこし興味もあった。



「アナスタシア・シュパジェノブスク大将よ、よろしく」


「はっ・・・ところでご用件とは?」



Mi-8HIPまで遣したんだ。


用がないわけはないし、あっても下らん用じゃない筈だ。



「うん、これから私達は全面攻勢に出るわ」


「はっ」


「その第一陣をあなたに飾って欲しいの」


「・・・それはどういう?」


「わからないの?」



アナスタシアはラヴェニズクに近寄ってその体から香る匂いを漂わせた。


軍服のカッターはきくずされ、胸が見えている。


アナスタシアの年齢にしては熟している・・・




「キョウミ、ナイ?」



ラヴェニズクの体は熱くなった






-ガヴェンスクス市記念スタジアム-



「お、ありがとう。帰国手伝ってくれるんだって?サンキュー、地元軍金払い悪くてサー」



頭に黒のバンダナを巻き、手にはAKS74u


「名前は工藤、工藤庄治。んま、よろしくぅ」


30歳過ぎと見られるこの元自衛官は自由奔放なのか


MRAP装甲車に乗ろうとして止められ、結局俺の乗る軽装甲機動車に落ち着いた。





「フランス陸軍のジェレミー・ジェレ中尉です、我々が道中お供します」


「よろしく頼む」


レンジャーのミッチェル大尉はフランス軍と会話し、ハンヴィーへ戻る。


フランス軍最新戦車ルクレール。


RWS化した機銃を搭載し、120mmの大砲を備える。



道中この戦車が俺たちを守る。


そうリチャードと坂崎は思った。
















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