転生!逆転人生にはならなかった?騙されたのはどっち?
留美は女上司に飲みに誘われて二人で乾杯!した後に言われた。
「おめでとう長谷川さん!9月から沖縄支店の係長よ!良かったわね!沖縄住みたいと話してたじゃない!上に相談したら是非って決まったの!感謝してね」
「………はっ?何言ってるんですか?旅行の話でしたよね?行くなら何処に行きたい?って聞かれたからテレビで見た沖縄の恐竜の!っていっただけですよ。」
「えっ…そうだった?やだ…またやっちゃった?」苦笑いだ。あぁやられたと諦めた。
でもようやくこの人から離れられると安堵もした。
そう高学歴な年下上司に!
空気が読めないこの人に!頭が良くても常識なし!
地元大卒の私は頭を悩ませていたのだ。
「わかりました。ありがとうございます。沖縄頑張ります。上原さんもお元気で!今日は割り勘でなく奢ってくださいね。よろしくお願いします」にっこりと笑った。
家に帰ると玄関マットの上で機嫌が悪そうな銀君が待っていた。匂いをしきりに嗅いで…風呂にとお尻を突かれた。居酒屋の匂いが嫌なのねと化粧を落として風呂に入った。風呂場でも入口待機。可愛い。トイレの前でも入口待機。本当可愛い。愛犬のシベリアンハスキーの銀君とベットに入った。夜中に銀君が隣で飛び起きた。すぐその後にガタガタと建物が揺れて地震だ!と思ったと同時に銀君に抱きつき覆い被さった。その後の記憶がない…
真っ白な果てしない空間の中に白い法衣のような衣装を着た長い白髪と長い白顎髭のおじいさんが浮いていた。
「銀を助けてくれてありがとう。留美のおかげで銀は無事に此方に帰ってこれた。時空の扉をあけるとあんなことになるとは思わず…銀は留美のおかけで神獣フェンリルとなった。神獣の愛し子として国の駄目な所を正してくれ!誰も見捨て…諦めた狂…銀を正しく育てた留美なら絶対大丈夫だ。万能言語と何でも鑑定と魔力体力気力知力全てつけとく!よろしくな!世界に留美みたいな者はいないから!」にっこり笑って消えていった。
「オイオイ私の意思確認はないの。おじいさん。流行りの異世界転生か…最悪だ。異世界が好きなやつを転生させろ。全く迷惑。」
「あぁすまんね…全部聞こえてるから…これでもわし神様だからね。」
「あの仕事終わるの何年予定で考えてます?迷惑です。異世界好きな人いるでしょ!沢山!そんな人に頼んで!神様だろうと嫌です。飲まず食わず衰弱死で断固拒否します。一年で日本に返すか輪廻に戻してください。」
「いやいや無理無理。やりたい奴は世界が終わるから。本当能力もたくさんつけるから成人するまで頑張って。成人したら自分の意思で生き方変えていいから…赤ちゃんからが本当は良かったのに…分かった2年で成人!18歳まで頼むよ。」
「神様だからって信用出来ない。あぁ魔力って言ったよね?魔法契約書とかあるでしょ?ちゃんと書いて下さい。お金も補償もないのに無料奉仕やりたくない。」
「ねぇ神様怖くないの?大体ひれ伏して話せない人が殆どなのに…だから銀も正しく育ったのか!?」
「残念ですが私無宗教者です。神頼みも叶えて貰ったこともない。まず謝りもせず最初から人に頼む態度ではない。初めてあった神様だからこそ明確にして魔法契約書に書いてください。死ぬまでやれ!ならもう食べません。」
「分かった。今偽物の愛し子が魅了使って学園を支配してる。国の高位貴族が全員駄目なんだ。学園裏の泉に連れてきてくれたら浄化できるから連れてきて!」
「神様がやれる範囲でやって来てないってことは…相手はわかってますね…嫌です!」
「はぁ…分かった。浄化の力も先に渡す。体に触れたら三分で浄化。仕事終了。どう?」
「体に触れない文化なんですね?無理!」
「あぁ遠隔操作もつける…長い距離で……20キロまで…」
「三国先隣の国からで!本当に長距離にして下さい。疑われますよね?その後捕まって奴隷のように世界中の問題解決させる気でしょ?嫌です!一回限り!その後は全部能力死ぬまで枯渇せずにゆっくり生活補償。銀君と二人で自由!絶対干渉されないと約束して!そのかわり銀君は任せて!今までできていないんでしょ!やれたら神様やってますよね?」
「銀の自由が駄目だ。神獣がいないと魔獣が安定しない。」
「ではさようなら!お話終わりです。」
「ああぁ待って待って…魔獣の暴走がある時来てくれない?十年間次のフェンリルが育つまで…」
「………銀君家に来て一年でしたよ。十年は長いですよね。」
「分かった八年…」
「………」
「五年で頼むよ!」
「分かりました。ただもう私と同じ条件の転生者を呼ばないと魔法契約書に書いてください。私を始末するのに又別の人送り込まれたら元も子もないので!」
「始末ってなんだよ?するわけない!用心深いな…何があったんだ。留美の人生。そんなに大変だったのか?分かった。もう二度と転生させたりしない。もう私も引退したいの!頼むからほら見て鑑定使えるでしょ?正式な神様との魔法契約書!確認して!」
「………金額がない!ちゃんと生活出来る資金!仕事の対価!この現代服で行けるわけないでしょ!衣食住補償して一式ちゃんとつけて!」
「……。確かにそうだな…何か俺自信なくなってきた。留美次の神様する?」
「絶対にいや!早く金額書いて…あっちにいって生活困ったら結局私は天に還るんだから…よく考えて!贅沢は望んでないけど銀君はよく食べるから飢えると機嫌が悪くなるし私でも制御無理だから…とにかく狩りするにも運がないと狩れないから運の良さもつけて!」
「あぁたしかにそうだな。わかった。これで大丈夫だな?」隅々までしっかりと魔法契約書を読んで足りない文面を追加してサインをした。
「…留美本当に神様やらない?あぁやらないよね。わかったよ…睨むな。では頼んだぞ」
山の麓の家に移転されて部屋の大きなソファに背の高い体格の良い男性が座っていた。
「留美!銀だよ!待ってたよ!ご飯!ご飯!背中かゆいからブラッシングして!」大きなふわふわの尻尾が激しく揺れているのが見えた。
「銀君まず仕事が先。浄化の仕事が終わらなければ食事もブラッシングもなしだからね。」
「あぁ…わかったよ。お腹減ったのに…魅了使い?留美が浄化しないと進まない…留美今盗視見せるからほら見える?あのピンクの髪の毛が偽物愛し子アイリだよ…学校全体を浄化してアイリの魅了の能力を無能化して。できる?」
「あぁよくわからないけど…魅了終了。アイリの存在記憶全員忘却。エリアヒール。こんなもんかな?神様どう?」
「………。」
「終わったからね!干渉しないで!あと五年は自由に旅するから移転で世界から飛んでくるから余裕持って呼んでね。ギリギリとか約束守らなかったら私も拒否するからね」
「……。なんで?」
「ちゃんと読まないと。ここ!小さくつけくわえてるでしょ。命の危険があるものは引き受けない。全ての仕事の選択は私と銀君が決めるって。だから毎日働かそうなんて考えてたでしょ…私謝らない者を信用しないの…自分の都合押し付けて後よろしくなんでしょ!だから私達もね!後はよろしく!神様の仕事ですからちゃんと働いてくださいね。では!またいつか!」
「………!?!はぁ?わしハメられたの?なんで?神様だよ?怖くないの?祟られるとか?あぁ小さく書いてある。何人たりと干渉出来ない。全て自分に帰る?魔法?なんだそれ!あぁやられた!」
「さすが留美!銀は500年無休で働いて…怒って異世界に逃げたの…俺の話を信じてくれて助けてくれた留美が大好きだ!世界中旅行しよう!」
「うん。楽しもうね。銀君!」
「あああぁ…………」
神様の絶叫が響いたが留美と銀君は気にしなかった。
世界中の強い魔獣を倒しながら換金し沢山のお金を蓄え美味しい物を探して自由に生きた!




