第一章設定資料集(地理・人物) ※2012/09/29アステラルテ図追加
第一章のネタバレを一部含む簡単な設定資料集です。
ただネタバレはそれほど酷いものではないので、これから読むかどうかの判断材料としても利用できると思います。
また、この設定は今後の展開や修正などで変更される場合がありますので、ご容赦ください。
○地理
・北大陸(フォルイグアスタ)−人間の大陸。
・東部(モルゲンテ)…ジャヴァール帝国が統一。
・南部(アルナジェン)…小国がイステ教を中心として乱立。
→中西部にアステラルテ。
・西部(ルーデレイナ)…五つの王国が支配。
→五王国…ゴリウス、ルメゲン、カイザンエルデ、ワーゲンフォルス、アーディ
・北部・中部…遊牧系の民族が興亡。
・南大陸(グレイアモ)−魔族の大陸。
・学園都市アステラルテ
(1)狭義のアステラルテ市
七つの丘を城壁で囲んだ東西約4km、南北3km内に6つの大学、9の中高等学校、3つの高等学校、8の中等学校、17の幼少学校、ほかに個人塾や数々研究所を設置されている学園都市。
また陸上・河川交通の要所でもあり、商業も盛ん。
そもそもの始まりは大賢者アステラルテが私塾を開いたのが始まり。実際はその時にはすでにルーベイの宿場とフランジの河港があったとされるが、アステラルテの私塾が大学となり、また周辺に高弟達の塾や都市権を認めた教会の学習堂などが開かれると、次第にルーベイの宿場と一体化していき、市壁が築かれた(第一次城壁)。その後、人口が増え、流通が盛んになるにつれ都市の重要度が増し、ルーベイの宿場に伸びていた天井街道脇街道が本筋となり、またアラウント街道と聖人街道が整備されると、商業の中心地として栄えるようになる。この後、第二次城壁が築かれると本格的にフランジ港を取り込んで、現在のアステラルテの形となった。
ランストンの丘には司教の居るセルバリス大聖堂がある。
また城門外には外市が広がり、特に西のエテルナ川に隣接するフランジ港〜ブリク区・アズリー西区南部は商業地区。
※図に誤植あり。ジグルットの実家の南にある「アステラルテ市中高等学校」は、
正しくは「アステラルテ市中央中高等学校」。
(2)広義のアステラルテ市
都市アステラルテを中心に周辺に4つの村(カステ、ハインテイン、トモレラ、ホス)を含む自治体。
○キャラ紹介
・ハルシェイア 12才
本作の主人公。愛称はハル。聖歴520年10月16日生まれ
フルネームはハルシェイア・ジヌール・アルグ=エステヴァン(アルグは子爵位のこと)。
白髪、碧眼。背は低め。趣味は読書、鍛錬は日課。基本右利きの両利き。
出身は旧エンコス王国ヅズ村出身。3歳の時、魔族の攻撃で村が壊滅し、一人生き残り、「傭兵王」ガンジャス・エステヴァンに拾われ養女となる。
現在は養父がジャヴァール帝国に仕官したため、実家はジャヴァール帝都「新アルデネス」にある。義母、義兄がいる
武器は太刀と脇差。太刀は「黒姫」、脇差は「月闇」…どちらもハルシェイアがつけた愛称。
戦闘能力は高いけど、少々引っ込み思案。外見は可愛らしいけど、意外とシビアに物事を考えることも。
本作の主人公にして、最もツッコミ所の多いキャラクター。
細かいことは気にしないでください。五歳で初陣とか…。
元々は以前に魔法学園物をやろうと、メモ程度で放置していたものの主人公で、闇の精霊使いでした。年齢や背丈そのまま、髪の色を逆転、あとはあんまり原型とどめていないかも。さらに滅ぼされた村で養女になるというのは中学生の時書いた恥ずかしい時代物小説から、得物が太刀なのもその名残。
名前は、偶々に目に入ったハルピュイアから。ただ、ハルピュイアとはなんの関連もありません。
その他の影響としては全体的には、「ルーフェイア・シリーズ」のルーフェイア、『迷い子は夜明けの歌を歌う』のアーシャ、男ですが「美奈子ちゃんの憂鬱シリーズ」の水瀬悠理、あと若干、富士見ファンタジア文庫『鋼核のレギオス』のレイフォンでしょうか。
それに、実際に台詞を書いているうち、リリカルなのはのフェイトが混ざってきたような…?
決して正義の味方ではない、けれどもピカレスク的でもなく、尚かつ最強系ではない最強系主人公を目指しております。わかりづらいですね…。
・ジグルット 18才
フルネームはジグルット・カティ。
学園都市国家アステラルテの特別都護騎士「円卓16士」の一人。アステラルテ大学上級研究院戦術科院生
ヅズ村出身で、当時ハルシェイアの隣に住んでいた。災禍の際は、父と妹エルケとともに街へ行っていたため難を逃れた。
が、母と兄、弟、末の妹はその時、死亡しており、また妹のように可愛がっていたハルシェイアも行方不明になったことから、魔族に強い恨みを持つ。
叔父がアステラルテで働いており、その縁故で、父、妹ともに10才の時に移り住み、ラリッサ記念幼年学校に入学、その後、飛び級を重ねて、14で第三高等学校傭兵科を卒業。翌年には円卓騎士選定会で「円卓16士」の一人に選出される。
黒髪、黒目。明るい性格で、非常に真面目な性格。中肉中背で、顔は百人並だが愛嬌はある。熱心なイステ教徒で、週一の大聖堂の祭儀にはほぼ欠かさず参加する。
コンセプトは少女マンガやコバルト文庫などによくいそうな男性キャラ。一見ヒーロータイプだけど、中盤ぐらいですごくヘタれるようなそんな感じをイメージ。とにかくさわやかでいい人という。
・アルメイア 12才
フルネームはアルメイア・フリューケル。愛称はメイア。
ハルシェイアのルームメイト。
ルメゲンの中級士族層出身。弟が一人。魔法科志望。
金髪灰眼、北方系なので肌は透けるように白い。
優しくて、しっかりもの。料理も得意で、茶葉にこだわる。
イメージの根本はCCさくらの大道寺知世、というか、大人しいそうでその実、芯の強いお嬢さまが漠然なコンセプト。その彼女の強さは次章で垣間見える…かな。
・ジンス 12才
フルネームはジンス・アルヘイン。
ハルシェイアの同寮別室の友人。ちなみに次章の登場の彼女のルームメイトを含めて、第二女子寮の新入生は四人のみです。
アラウンド商業同盟のデドランド出身で、傭兵科志望。
代々都市軍人の家系の娘で、商人と二足の草鞋のため割と裕福で、実は寮では一番の金持ち。
学園都市へ行く乗り合い馬車の中でアルメイアと友人となる(本来なら、南のデドランドからアステラルテへ行く道と、北のルメゲンからの道は交わらないが、その前に親戚の家へ泊まったために遠回りとなり会うことができた)
ちなみに生活費は三年分のみ、アラウント商人オークランのアステラルテ支店に預けられており、利子と運用で増えていく仕組み。
黒髪青眼、背は高く、外見だけなら女性に人気があるタイプ(に成長するはず)。兄が四人いるせいか、少々男っぽい。
ボーイッシュなのが一人欲しいなぁと思ってできたキャラ。ボーイッシュというか、親父臭い気もしますが…。外見は、頭の中では『バガタウェイ』という漫画の団長…(無駄に)元気なとこも少々影響受けているかもしれません。
・デボネ・ケティネス 28才
フルネームはデボネ・ケティネス。おそらく偽名。
アステラルテ第三学校第二女子寮寮監。准医師の資格もあるので、簡単な治療行為もできます。
22の時、アステラルテ大学医学部ハーデン教授を頼りアステラルテに来る。2年間その助手を努めてアステラルテでの准医師免許を得て、25の時、現在の第三学校第二女子寮寮監の職に就き、現在に至る。
金髪碧眼、背はやや高め、見た目だけなら清らかな美女。性格はよくも悪くも大人の女性…という感じで、良く人をからかったり頼れるお姉さんだったりする。
お酒は好きな方で強い。
色々、謎の多い女性ですが、その謎が解き明かされるかは未定。
ある意味、充分主人公にもなれるキャラ。
元エリートだけど、今はそれも隠して違う人生を楽しく歩んでいる、そんな女性です。
・シブリス 23才
フルネームはシブリス・コムアス=アデルフィーン(コムアスは男爵の意)
ジャヴァールの貴族で、アステラルテ「円卓16士」の一人。
父は大将軍ブランデル侯、母はグーズ伯の娘、兄が一人、妹が一人いる。
幼い頃より家族で前線の城塞等を移り住んでいた。
12でアステラルテ第二中等学校、16で第二高等学校傭兵科を卒業、アステラルテ大学兵学部戦術科に進み、同時に円卓騎士に選出。
18才で卒業、上級研究院に進むが、すぐに休学して、故郷に戻り、ジャヴァールの統一戦争に参加。
4年後、ジャヴァールの勝利が決定すると、学園都市に戻り復学、円卓騎士にも復帰した。
ジャヴァールでは大尉一等騎士、アステラルテでは少佐。
しゃべり方は丁寧だけど、ちょっとナンパ。ハルシェイアとは知り合い。
一人ぐらいジャヴァールの、それもハルシェイアを知っている人が居てもいいかなぁ、と思い、出来たキャラ。
仕事は出来るけど軟派…そんな感じをイメージしたキャラです。
本当はこの後、あんまり出番は無かったんですが、書いていてけっこう楽しかったので登場が増える…かも。
・アラス 39才
フルネームはアラス・マルベイ。
アステラルテ市警ルーベイ区第6警衛小隊隊長。少尉騎士。
アステラルテ、クリール門外市生まれで、父は元城外軍の准騎士だった。
妻はいるが子供はいない。
大柄で筋肉質で、いつも無精ひげ。
実戦経験の少ないアステラルテ軍の中では魔獣・盗賊退治やエンコス出兵などで実戦経験は豊富なほうで、城外軍の小隊長などを歴任している。
学歴重視のアステラルテ騎士の中では、中学中退のたたき上げとしては出世している方であるものの、本人は出世には興味がない。
そのまんま無骨な軍人のイメージから。本当はもう少し後に登場するはずでしたが、今回は先行させて、ちょい役で登場となりました。
この人も主人公になれるほど、設定があります。あと、過去デボネとの接点がどこかで…。
・アルテ 22才
本名は、アルテ・グレハランス
アステラルテ市警ルーベイ区第6警衛小隊隊員。伍長。
実家は中規模装飾品店で、3才上の兄、5才年下の妹、7才年下の弟が居る。
市中央高校時代は剣術部で対抗武術大会補欠。
高校卒業後、恩師の薦めで市警研修所に入り半年後、二等兵としてダレンス区第8警衛小隊に所属。
半年後、一等兵になるとともにアステラルテ市警ルーベイ区第6警衛小隊に移る。
21才で伍長。
決して凄い美人ではないものの、私服は趣味が良くお洒落。着こなし上手。
髪は癖のある薄い栗毛。背は高い。
現在、騎士認定試験の勉強中。
まったく考えておらず、作りながら書いた場当たり的なキャラ。意外とキャラが立ってきたので今後、アラスとセットでちょくちょく出てくる予定。
お久しぶりです。
前にやると言っていた幕間は上手くまとまらずボツにしてしまいました。orz
さらに半月ほどネットに繋がらなくなったり…。
ただ…ネット巡回の時間を二章の執筆に当てたので、予想以上に進んだわけですが。
ただまだ、ちょっと出せる状態ではないので…もう少しお待ち下さい。
2012/09/08 世界地図追加