終話「名前を呼んで…」(6/6改訂) +幕間1-2「踊る悪神」
2009年6月6日改訂。
大筋は変わりませんが、印象が少し変わったかも知れません。
細かいことは後書きにて…。
「あ、れ…?」
ハルシェイアが目を覚ますとそこは先日お邪魔した寮監デボネの私室だった。正確には寮の医務室も兼ねるそのゲストルーム、であった。
(何、が?たしか、私…魔剣を壊して…)
それから、気を失った…その事に思い至り、ハルシェイアは血の気が引いた。であるのにも関わらず自分は寮で寝ていた。それはつまり――
(バレ、ちゃ、た…?)
あのままあそこで武器を持ったまま発見されれば、どうしても何らかの関わり疑われる。それは駄目だった。想像すると泣きたくなる。
その時、部屋の扉が開く。ハルシェイアはびくりと肩を震わせる。
「ハル…?」
「あら、起きたのね」
部屋に入ってきたのはルームメイトのメイアと、寮監デボネだった。
(メイ、ア…)
ハルシェイアは今、メイアが一番怖かった。メイアにどんな反応をされてしまうのかが怖かった。
(わ、私…どう、しよう……)
しかし、それが杞憂に過ぎないことをすぐにハルシェイアは知る。
「ハル…良かった…」
「え?」
「夜中に階段から落ちて、一日覚まさなくて…」
駆け寄ってきたメイアにハルシェイアは抱きしめられた。ふわりと優しい匂いがした。
「…?あ、あれ…?」
もちろん、ハルシェイアに階段から落ちたという記憶は無い。状況の把握が全く出来なかった。
すると、メイアの肩越しに見えたデボネが片目をつぶっているのが見えた。
(この人、が?)
「ジンスや、ベティも心配していたわ。それに…」
「はいはい、そこまで。ちょっと様子見るから、ね、アルメイア」
デボネがメイアを止める、メイアはハッとして、ハルシェイアを見返した後、少し恥じたように頬を赤らめた。
「あ…すみません。そうですね。ハル、ごめんなさい」
「え、あ、ううん、うれしかった、よ。メイア」
ハルシェイアが微笑むと、メイアも微笑み返した。そして、メイアはハルシェイアから離れて立ち上がる。
「それでは…、ハル、お大事にね」
「うん、ありがとう」
メイアは挨拶の後、そのまま部屋を立ち去った。
「それで訊きたいこと、ある?」
メイアが居なくなった後、デボネは怪我の具合を見ると言って、素早くハルシェイアの上半身を脱がした。どうやらデボネはこのアステラルテにおいて准医療師の資格があるらしく簡単な治療なら出来るらしい。
「えっと…――」
色々訊きたいことはある、けれども大概のことは、結果の通り、である。ようはデボネの尽力で、それを訊いてもなんだか仕方がないような気がした。
ただ一つ、根本的な疑問がある。ただ、これには彼女は答えてはくれないかもしれない。彼女自身のことだ。
「あなたは、何者、です?」
まっすぐデボネを見据える
ただ者ではないことは先日の面談の時に分かっていた。でも、おそらく、彼女は一部始終を見ていたはずだ。ハルシェイアが寮を出たところから、魔剣を破壊するまで全て。しかも、ハルシェイアにも、魔獣化した男にも気がつかれることなく。
それにあの時間、あの場所に行くにはハルシェイアがそうしたように警備が厳しいであろうあの高い市壁を越えなくてはならない。無論、帰りもである。しかも小さいとは言え、人一人背負って。
そして、この怪我の治りも異常とまでは言えないものの、かなり治癒しているようだ。
ここまでのことが出来るのは、かなりの人間だ。
だが、というか、やはり、というべきか、デボネは曖昧に笑って、
「それは秘密――まぁそうね、デボネ・ケティネス、二十八才、アステラルテ第三中等高等学校第二女子寮寮監で准医療師…これで十分、でしょ」
と、だけ言った。
期待していなかったハルシェイアもそれ以上は突っ込まない。突っ込むだけ無駄な気がした。それにこれまでのことから、悪い人、ではない、と思った。
正直、感謝もしていた。デボネが回収してくれなかったら、今ごろ最悪失血死しているか、よくて檻の中だった。
「そう、ですね…デボネさん、ですね」
だからあっさり、別の話題に変える。あとは基本的な情報が聞ければそれで良かった。
「――あ、あの、殺人鬼事件、どうなりました…?」
「あぁ、あの事件ね。東の郊外で損傷の激しい、犯人らしい死体が発見されたみたいだけど…そんな状態だから詳しいことはまだ分からないみたいよ」
デボネはあくまで井戸端で伝わる噂程度話を、やはりその程度の口調で言う。しかし、急にスッと目を細めた。理知的で、少し酷薄とした雰囲気を漂わせる。
「で――どうやって殺したのかしら?私、あんな魔法、知らないのだけれど?」
「……」
あんな魔法とは、最後に太刀へと付加して使ったあの魔法――“無空”、のことだろう。“無空”はハルシェイア独自の魔法、殺すことに特化した、酷い魔法だ。言えない前に、言いたくなかった。
それに自分で誤魔化しておいて、この質問は少し卑怯じゃ…とハルシェイアは一瞬思ったのだが、流石に口にしなかった。
それよりも思う。
(そうか、私、また殺したんだ……)
と。そして、あまりそれに対して感慨抱けないことが嫌だった。
こうはならないためにここに来たはず。でも、気が付けば私怨でいつものように動いていた。
「…私、殺しちゃった」
「…そうね。殺したわね」
「私…何も、変わっていない…」
そんなハルシェイアの告白に、デボネは溜め息で返した。
「はぁ、馬鹿ね」
「えっ…」
「これはもう少し様子を見てから言おうと思っていたんだけど、折角だから今言っておくわ。そもそも、あなたは何を変えたいの?」
「…何を?それは――」
「何のために、やりたいことを探したいの?――あなたが変えたいのと思ったのは、単に、殺すことはいけない、という知識から周りから人を殺す人間と思われるのが嫌だから、そうじゃないように変えようとしたのではないの?」
「ち、が……」
違うと叫ぼうとして、言葉が続かなかった。図星、というわけでは無かった。本当に分からなかった。だから、違うとも違わないとも言えなかった。それだけ、自分が結局の所、何も考えていなかった。
(私は……)
「幸い時間あるから、ちゃんと考えなさい。あと一つ、過去は否定しないこと。覚えておいて」
「……」
再び考え込んだハルシェイアの眉間を、デボネが優しくこつんと人差し指で叩いた。
「っ」
「そう深刻にならないの。この瞬間にもあなたは変わっているの。違う環境は漫然とだけれども、確実に人を変化させる。あとは、自分がどうするかよ…という私も人のこと言えた口じゃあないんだけどね」
デボネは微笑して片目を瞑った。
「自分が…、私が…、どう、するか…」
「そうそう、ハル、あなたは知っていることも多いけど、知らないことも多すぎるのよ、きっと。だから色んなことを見て、知って。多分、この街はあなたの知らないことがこの世界で一番集まるところだから、ね。何をどうするかは、それからよ。――それは、そうと…」
「?」
「で、あの魔法は何かな」
「…ぁ、その――」
そして、答えを考えて一分ほどして口を開いた。
「………ひ、秘密…です」
「………――」
(駄目、かな?)
必死に考えたあげく、絞り出すように言ったハルシェイアのその言葉にデボネの反応は、
「ぷっ」
と吹き出した。急に態度が柔らかくなる。
「え?」
「ふふ、はははは…そうね、秘密じゃあ仕方ないわね。まぁ予想はある程度つくから――この件はそれでいいわ。それに、本当は、私達が知っているはずのないこと、だしね」
デボネは先ほどの剣呑とした雰囲気が無かったかのように、笑って片目をつぶった。
「あ、あの…?」
「?…喋りたいの?」
「あ…い、いえ」
(か、完全に、デボネさんのペース……?)
「じゃあ、そういうことよ――さて、こんなものかしら」
デボネは話を早々と切り上げ、ハルシェイアの身体から手を離す。
「骨は一応くっついているわ。でも、知っているとは思うけど、魔法治療でくっつけただけだから、今は凄く脆い。だから、二、三日はここで経過を見つつ安静、というところかな」
「はい」
「ん、じゃあ、そういうことで…勝手にどっか行ったら駄目だからね」
「あ…大丈夫、です」
何か納得行かないような気もするが、ハルシェイアは肯いた。
本当はすぐにでも行きたい、行かなくちゃいけないところがあったのだが――
「本当…?でも、無理したら怒るわよ――多分、アルメイアが」
「……あ」
それは本気で嫌だった。
結局、その後三日間、ハルシェイアはベッドに拘束され、もちろん、メイア達との制服あわせと買い物も延期になってしまったのだが、それは別の話である。
そして、それからさらに四日後。
騎士団・市警本部合同で市民に対して今回の連続殺人事件の公式発表が為された。
犯人の身元は、クスペル・デンデ。ルカンタ出身の傭兵。アステラルテでは三年前にロルーダ・ファンテンス商会の用心棒を半年間請け負っていた。
クスペルの死体は、五日前の朝、市東郊外の道で発見され、解剖によって腸より人骨が採取、これによりこの男の犯行であることが確認され、一応の事件の解決となった。
クスペルの死因は側にあった破損した剣が、魔剣であったことが判明し、その副作用による魔力暴走が死因とされた
街は平穏を取り戻し、市民は安堵の息をつくことになる。
しかし、実際、捜査したジグルットら騎士や兵士達の間では、結局、犯人に死に逃げされたことに加えて、犯人の死因の不可解さや死体発見現場に何らかの戦闘行為が起きたと受け取ることも出来なくはない痕跡があったこともあり、煮えきれない何かを残していたが、ついぞ解決することはなかった。
ともかく、殺人鬼の脅威が街から去った。そのことに違いは無かった。
その日――
「ハルシェイア?」
そう少し驚いたように声を上げたのはシブリスであった。視線の先には警備の兵士に案内されて、ハルシェイアがそこにいた。
ここは騎士堂内のシブリスの執務室、あまり広い部屋ではないが、造りは立派であった。
ハルシェイアがここに来るのは二度目のこと。一度目は六日前、小母さんに会った後、一度立ち寄っていた。
ハルシェイアはシブリスに訊きたいことがあったのだ。
「おしえて、ほしいの…」
「何を…ですか?」
「お墓の場所――小母さんの、お墓」
多分、シブリスなら、調べてくれているだろう、と思ったのだ。そして、その予感は当たっていた。
そして、午後。
アステラルテ東南郊外バルブの丘の市営墓地。そこにハルシェイアの姿があった。
一つの真新しい墓の前で静かに瞑目している。
「………」
ハルシェイアに信仰する神も教えもない。それでも、死者には祈りたかった。
「これは…公表されなかったことなんですが…」
背後から声がする。ここまでハルシェイアを連れてきてくれたシブリスの声だった。ハルシェイアは反応しなかったが、背中でしっかり聞いている。
シブリスもそれは了承しているのだろう。言葉を続ける。
「クスペルには同業の婚約者が居たみたいですが、半年前、その婚約者を魔獣退治の最中喪ったらしいんです。そして、一人戻ったクスペルの手には一本の見慣れない剣が握られていた」
シブリスは溜め息をついて、重い空気を肺から吐き出す。
「…これは私の推測なのですが、そのクスペル達が戦ったという魔獣は、おそらく魔剣により変化した元人間だったのでは?」
「多分、そうだと、思います。…あれ?…でも、なんで…魔剣の力を知っているんですか?」
このハルシェイアの発言はクスペルが誰かと戦い、その誰かが誰であるかを暗に肯定するものであった。しかし、直前まで行動を共にしていたシブリスは既に気づいているのだろう。ハルシェイアもそれは分かっていたし、実際、シブリスも驚くそぶりは見せなかった。
「大学の第二魔研にその手の専門家が居るんです。今回も騎士ジグルットが鑑定と封印を依頼したようですね」
「あ…、そっか…」
ハルシェイアここは学園都市だったこと思い出し、間抜けな質問をしてしまった、と仄かに頬を染めた。同時に、そうだとすると、むやみに自分の得物を他人に見せないほうが良いかもしれない、と思った。見せびらかすつもりも元からないものの。
「でも…それが、本当なら…」
「ええ、皮肉というか…酷い、話です」
そこでハルシェイアは思い出す。既に剣に冒され、正体を失っていた。あの姿、そして、その絶叫――それを思い出していた。
「自分は強いって、言っていた。――多分、それは、本当は彼女のこと、守りたかった…守る強さが欲しかったんだ、と思う…。でも、それは魔剣に歪められた…」
「…」
今度はハルシェイアの話をシブリスが黙って訊いていた。
「……人を殺すだけなら、それは実は簡単…だからいっぱい殺すのは強さじゃない、と思う。本当は守ることのほうが難しい。でも、彼は守れなかった――守る強さが足りなかったから?だけど、守れなかったのは少なくとも彼の所為だけじゃないよ。彼女も…傭兵だったなら」
ハルシェイアは言っていて、自分でも本当に何を言いたいのか分からなくなっていた。本当のところ強さとは何なのか…思考の渦に呑まれそうになってハルシェイアはかぶりを振った。これ以上は今すぐに答えが出るとは思えなかった。
「――彼は…強さが彼女を…そして、自分を救ってくれると思った、そして魔剣に魅入られた。でも、彼が本当に欲しがっていたのは、きっと――」
ハルシェイアは悼むように言葉を切った。そして、それ以上は続けなかった。本当のところはもう誰にもわからない。
シブリスがそこで口を開いた。端麗と言える顔を曇らせて。
「この事件、本当の犯人は誰なんでしょうか。クスペルでしょうか、魔剣でしょうか、それとも古き皇帝でしょうか?」
「………」
魔剣に操られ、人を虐殺したクスペル、皇帝の命により人を殺すために造られた魔剣、魔剣を造らせそのために自らも死ぬことになった皇帝にその皇帝の魔導師。誰彼も他人を巻き込んで、狂ったように拍子のない踊りを踊っていたに過ぎない。
(それは…私、も…?)
「……最終的には、私、だよ。逮捕しないの?」
自嘲的にハルシェイアが言う。私怨で殺してしまった、これは歴とした犯罪。それを正当化する、少なくとも当局にも届けずそれを行ってしまうような法規を聞いたことはなかった。
「何のことでしょうか?冗談として聞いておきます――それに、むしろ、犯人を倒した誰かが名乗り出れば、一応、その人には懸賞金が出ますよ」
懸賞金云々の話は初耳だった。それに、ハルシェイアはそれが欲しいとはまったく思えなかった。
「……欲しくない、そういうこと、じゃないから…それに――」
酷く気持ちが悪かった。事件を通した恣意姓など感じさせないのに、なぜか誰かに操られているそんな嫌な感じがした。
(……『奇妙の演者』、というの?こういうの…)
『奇妙の演者』――モルゲンテのレヴァン州に伝わるトリックスターのことで、またはその一連の説話を指すものである。『奇妙の演者』と呼ばれる悪神がある男を惑わし、その男に関わった人間が、さらにその人間に関わった人間が…といったように玉突き状に悪神によって次々と不幸にされていく、そんな話である。転じて悪い出来事が次の悪い出来事を起こすことをジャヴァールでは半ば擬人化して「奇妙の演者」と言うのだ
「ハルシェイア?」
シブリスが心配したように見つめていた。
「あ…あの、少し考えちゃって…『奇妙の演者』、だな、って」
「あ、『奇妙の演者』ですか…たしかにそうかもしれないですね」
ジャヴァール出身のシブリスにはそれで通じる。そして、納得した後、やはりスッキリしないような表情を見せた。それはハルシェイアも同じであった。
(これで『奇妙の演者』が終われば…)
祈りを捧げるように目を閉じる
ゆっくり目を開ける。
それから墓碑を静かに見つめた。その最初にはこう刻まれていた。
『ダリア・アルヴィー ここに眠る――』
と。
(ダリア、それが…――)
馬車の中でサンドウィッチを貰った。口に付いたソースをハンカチで拭いてもらった。途中の宿の部屋にで一緒になった。一緒に笑って、ちょっと怒られて…話した、色々話した。
『おっと、ほんとにもう行かなくちゃね、じゃあね、お嬢ちゃん』
『あ、はい、また』
『あ、小母さんの名前聞いてない…というより、私、名乗っていない…』
――でも、次会ったときでもいいよね。住所も聞いたし――
ハルシェイアは泣き顔のような微笑みをして言う。
「小母さんの名前――ダリアって言うんだね。私の名前は『ハルシェイア』…だよ、小母さん。やっと言えた、よ。私、小母さんに………――」
伝えることができなかった言葉…しかし、それ対して返ってくる言葉はない。もう返ってくることはない。
その後ろ姿はあまりにも儚げでシブリスは何も声をかけることはできなかった。
こうして、この事件は幕を下ろす。
関係者に様々な感情を残して。
そして、この事件の終わりとともにハルシェイアの学生生活が始まる。
ただし、望みに反して『奇妙の演者』が、踊り続けたままであったが…――。
幕間1−2 悪神の踊り
暗闇で甲高い女の声が響く。
「うふふふ、あはははは――本当に、本当にゲネルデンノの魔剣よ」
目の前にバラバラには剣の欠片が、元の形に近いように置かれている。女がそれを見て嬌声をあげていた。
「しかも…バラバラ、バラバラ。なんてコトでしょう。なんて…都合が良いんでしょう」
女は笑いが止まらない。嬉しくて嬉しくて仕方がないように。好奇心と狂気が入り混じっている。
「あははは、早速、実験を始めないと…うふふふ――」
こうして、女の声は地の底へと消えていく。悪意と共に踊り続ける。
いつかそれが地に這い出すまで――。
ハルシェイアがこの魔女と出会うのはもう少し後のことである。
第一章了です、ありがとうございました。
って、学園物なのにまだ学園生活が始まっていませんorz
まるで詐欺です。
次章は詐欺にならないように頑張ります。
この話の副題は某(熱血)魔法(砲)少女無印の最終回から。ただし、状況は真逆というか、なんというか。
ただ、もう少し小母さんについて掘り下げるべきだった、と終章の加筆修正をしていてただただ猛省。
ちなみに終章はアップのための加筆で量が五倍になりました…あれ?
加筆前は読めたもんじゃありません。
オマケの幕間はとりあえずスルーの方向で。
遅筆なんで何時そこまで辿り着くか、本気でわかりませんorz
では、この先、少し幕間のあと、第二章で会いましょう。でも今から書くので…少し間が空いてしまいます、すみません。
それでも、良ければまた読んでください。
それでは…。
2009年6月6日 追記
少しだけ改訂しました。
というのも、友人から指摘で、一つ予定にあったシーンを入れ忘れたことに気づいたのですorz
何故こんな間違いを…?
これで、多少印象が変わる、と思います。ただ、少々くどくなったような気も…うーん。
2010/11/29 kyouさんのご指摘により誤字修正
「それても古き皇帝でしょうか?」→「それとも古き皇帝でしょうか?」
2014/08/16 指摘により脱字修正
(誤)「これはもう少し様子を見てから言おうと思っていたんだけど、折角だから今言っておくわ。そもそも、あなたは何を変えたいの? →(正)「これはもう少し様子を見てから言おうと思っていたんだけど、折角だから今言っておくわ。そもそも、あなたは何を変えたいの?」 (最後の鉤括弧がとじてませんでした)
(誤)「で、あの魔法は何かな → (正)「で、あの魔法は何かな」 (同上の間違いです)