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聴こえないのはあなただけ  作者: やす ゆうや
4/9

出会い1

 女の子が向かった先は、建物が密集する町。その中の一角にあるお店屋さんだ。


 店のドアを開けると、ふわっとパンが焼けたいい香りが押し寄せてくる。

「うわぁ。いい香り!・・・店長!今日もよろしくお願いします」


 元気よく声をかけ、奥の方に入っていった。

 お店が混んでくるお昼前。女の子はレジカウンターで接客をしていた。

「あっ!今日も来て下さったんだ。嬉しいな」とか、

「こんなにたくさん。何かあるんですか?・・へえ〜!ちゃんと、うちのこと紹介してくださいね!」とか、

 客1人1人に丁寧に対応し笑顔を振りまいていた。


 大量の人がいなくなってきた時。店長が女の子を呼び出した。なんだろう?なんかしでかしたかな?とか、考えていながら店の裏口に行ってみると、そこには・・・

「この子は誰ですか?」

 店長の横に立っている男の子。金色の髪を風になびかせている。驚ているのだろうか、目を見開いてた。

「この子は、この町の反対側にある少し繁盛していたパン屋で見つけた子だよ。とても元気がよくてうちに是非と思って、雇うことにしたんだ」

 店長は嬉しそうに言う。続けて、

「だから、これからキミにこの子の面倒を見てもらおうと思っているんだが・・・いいか?」

「はい!やらせてください!」

 迷うことなく返事をした。男の子はと言うと・・

「これは奇跡だ・・・。僕は、夢を見ているのか?」

 なにやらぶつぶつ呟いている。

「これ挨拶ぐらいしなさい」

 店長が男の子を促す。

「・・・あっ。ごっごめんなさい。・・これからお世話になります・・・」

「うん!こちらこそよろしく!」

 女の子は、笑顔で答えた。自然と頬が緩んでしまう。

 なんだか可愛い弟みたいだなぁと思いながら2人で店内に入っていった。



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