表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘つき  作者: Arzt
12/13

エピローグ

自殺『未遂』から一週間。

僕は未だ、ベッドの上である。

平坂―否、今は綾香とは、次の日に初対面した。

病室に入ってきた綾香は、起き上がっている僕を見るなり、ツカツカとベッドの横に来て、平手打ちをした。

「バカッ!」

 そして、僕に抱き付いて、泣き出した。

 怒ったり、泣いたりと騒がしい人である、平坂は。

 ・・・などとこの時ばかりは思う余裕もなく、純粋に彼女に心配かけたことを心から悪く思った。

「・すまない」

「死なれたら困るのよ!好きなんだから!バカ!」

 驚きよりも先に抱きしめたい衝動に駆られた。

 あの時はチャイムに邪魔された。しかし、今は邪魔するものはない。

 僕は、平坂を抱きしめた。ギュッと、生きていることが分かるように抱きしめた。

「すまんかった、綾香」

「生きてて、良かった。・・・尊君」

「すまなかった」

 その日、なかなか僕は両手を自由に使えなかった。


 姉は平手打ち二発の後、なかなか口を利いてくれなかった。ただ、ここ一日、二日は何とか昔のように利いてくれる。


 何もかもが丸く収まった、という訳ではない。

 ただ、僕は、これからを頑張って生きていこうと思う。

 漱石も言っているであろう。

 大切なのは、「それから」である。


「どこ行くの?」

「・・・屋上であるが。付いてくるのであろうか?」

「飛び降りられたら困るもの」

 僕は苦笑するしかなかった。そっと、彼女を見る。

 その似合っていない眼鏡も、ゆるい雰囲気も、今では愛おしい。


ただ、それだけの事である。


この話は、実話をもとにしたハーフフィクションです。

この話を書いたのは高校一年か二年の時でした。それをこの4月の引っ越しの際に見つけて、このように投稿する運びとなりました。

 幼いな、と思う部分もありますがしかし、よくこんな作品が書けたなと思う所もあります。


 皆さんはこの作品を読んで何を考えられましたか?意見、感想その他ありましたら、感想欄に書き込んでください。お待ちしています。

 もう少し小説は書こうと思っています。

 

 では、また皆さんのお目に書かれることを祈って・・・

 さようなら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ