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変わった世界

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:変わった世界


男「もう結婚しないと決めた。恋愛もしない」

女「もう結婚しないと決めた。恋愛もしない」


そんなある時、

俺の目の前に不思議な存在が現れた。

そんなある時、

私の目の前に不思議な存在が現れた。


男の分身(女)「私はあなたから生まれた女の部分。私と恋愛して、結婚しましょう」


女の分身(男)「俺はお前の中から生まれた男の部分。俺と恋愛して、結婚しよう」


2人はそれぞれ、

自分から生まれたその理想と結婚した。


謎の声「人は、誰でもお父さんとお母さん、つまり男と女から生まれて居る。だから誰でも、男と女の性質を持ち合わせて居る」


謎の声「つまり自分1人で、恋愛も結婚も出来るわけ。それが夢の力で出来るんだよ」


謎の声「なまじ他人に期待するから、いろんなトラブルが招かれてきて、ああだこうだ言いながら恋も結婚も破れたりする。子供が居たらなおさら大変だよねぇw社会的責任やら何やらでw」


謎の声「そうそう、もう1つ、君たちには別の夢があったねぇ。それを叶えてあげよう」


その日から、世界が変わった。

正確には、世界の人間の本質が変わったんだ。

その日から、世界が変わったわ。

正確には、世界の人間の本質が変わったのよ。


特定の人と結ばれた人は、

その人としか愛の営みが出来なくなった。


そして、愛を貫き通すその理想の世界により、

1度結婚したら、2度と別れる事は許されない。


浮気しようとしても、

それが出来なくなった。

浮気相手の前に行くと、

生殖器が性交のための機能を

全く果たさなくなり不能になって、

その行為が本当に出来なくなったから。


男の場合はその気になった時だけ

性器がぴょこんと引っ込み無くなって、

女の場合はその気になると

閉口して用を足さず、

何も受け入れる事が無くなったから。

その上で、トイレは普通に出来る。


これにより、アダルト業界は皆廃業。

その行為が、

この世界から無くなったからである。


つまり、浮気に繋がる背徳的な行為が

全て出来なくなった事に等しい。

それでその背徳を好む者たちは皆、

過去のアダルト産物にすがる、

あやかるしかなくなった。


世界は大混乱。

それまで出来て居た事が

出来なくなってしまった。


モヤモヤから犯罪が生まれる事も

確かに多くなったが、

それは全て強姦の類ではなく、

殺人未遂や殺傷事件、

今までに類を見ない惨たらしい

事件に移り変わった。

人間の本性がここでも暴露された形となる。


しかし自分から生まれた

その理想と結婚した者たちは、

自分の寿命が相手の寿命となるため、

どちらか片方が先に倒れて

死別する等と言う事はなく、

その人が生きて居る間はずっと

その理想の相手と

それなりの幸せを添い遂げる事になった。


他人を必要としない恋愛、結婚である。

これがどれほど幸せかと言う事が、

そう成った者から段々波紋を拡げる様に

知れ渡って行った。


男「…こんな世界になるなんて…」

女「…こんな世界になっちゃったなんて…」


初めてその路線を踏んだその男と女は、

順応の力も助長する上、

やはり、この上無い幸せを感じ取れた。

「これこそが、

純粋に愛を奏でようとする男女の夢だ」と。


世界はまだ混乱して居た。

それでも背徳淫行に

生きようとする男女が甚だ多かったから。

そして何より彼らの前には、

その「理想」が現れなかったからである。


これまでの生き方により、

物の考え方によって、

その生き先が変わったとしか

言い様が無かったその情勢。


その理想を叶えた男・女

「…人間の世界って、こんなに無謀で、愚かで、取り付く島も無くて、欲望のままに生きるその姿・内実なんて…どれだけ浅ましく、休息の無い、不幸のどん底だったのか(だったのかしら)?」


神様もこんなふうに、

初めから男女の世界を

創り上げてくれてたら良かったのに。

…でもそれじゃ

試練に成らなかったのか、信仰における…。


…なるほどな(なるほどね)。

一応の納得をそれでも

得させられた男女である。


でもこうでもしなきゃ少なくとも、

その点での男女の不幸は…この世の不幸は、

救われる事が無かったろう…。


この祈り願いの様な思いだけは、

やはりその後ずっと見せられ続けた

混沌の世界の中で、

誰かの手が覆う様にして

生き続けたのだ。


その理想を叶えた2人は

恋や結婚のために身を繕い、

外に出ることが無くなった。


家の中にこれまで見て知ってきた

その恋・結婚以上の幸せが在り、

ぬくもりがあり、それが精神…

いや、人間の存在を凌駕する程の

大きな生活の土台に成って居たから。


ただ、純粋な気持ちで外へ出て、

自然を満喫し、見るもの聞くもの

全てがピュアで美しく喜びに成り、

それ以上を求める必要が

無くなったからである。


しかし2人は、それなりの

節制を自分に設けることにした。


それだけの理想と幸せが叶えられても人間は、

やはり自分の内側から出てくる欲望により

「あれが欲しい・これが欲しい」

の精神が働くため、

その欲望への突起を宥めることに

自分から生まれた

その理想の相手と協働して努め、

もう過去に戻れない

その理想の世界を

守ろうとしたからである。


しかし初めから正義のあり方が曖昧で、

闇の中で罪がどう蠢き、

自分の幸せを壊したり

生活のあり方を変えたりするのか知れない…

人間がまるで悪魔に移り変わったかの様な

過去の世界と比べて見知れば、

今の自分たちを取り巻く世界の方が

遥かに幸せだと知って居た。


理想を叶えられた男・女

「人は本当にどこまで行っても罪の生き物か。…でも、初めから信じて居たその理想に1歩、近づいたよね…」



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=BLHywbVff3U

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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