どこまでもついていきます
主人公リディの父は軍医だった。
母は幼き頃に亡くなり、父も間もなくして他界した。
父が亡くなる前、リディは自らが犯した行為により、自責の念に駆られながら育つ。
成長したリディは、陸軍学校の看護科に進学した。そこで初めて顔を合わせた教官は、かつて、父の下で働いていた人だった。
卒業し、教官あらため上官となった彼の下で看護婦として働くリディ。回復した捕虜を国許へ送る計画に加担する。やたらと話しかけてくる捕虜の男を逃がしてから間もなく、長きにわたった戦争が終結した。
今後、どうすべきかわからなくなってしまったリディに上官が尋ねた。
「俺と一緒に来るか?」
「はい、どこまでもついていきます」
母は幼き頃に亡くなり、父も間もなくして他界した。
父が亡くなる前、リディは自らが犯した行為により、自責の念に駆られながら育つ。
成長したリディは、陸軍学校の看護科に進学した。そこで初めて顔を合わせた教官は、かつて、父の下で働いていた人だった。
卒業し、教官あらため上官となった彼の下で看護婦として働くリディ。回復した捕虜を国許へ送る計画に加担する。やたらと話しかけてくる捕虜の男を逃がしてから間もなく、長きにわたった戦争が終結した。
今後、どうすべきかわからなくなってしまったリディに上官が尋ねた。
「俺と一緒に来るか?」
「はい、どこまでもついていきます」