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プロローグ

書きたかったMMO物をついに書き始めました。

どうかよろしくお願いしますm(._.)m

 

 西暦2086年10月31日 全五感没入型ゲーム機 Diverhat(ダイバーハット)発売開始


 このニュースに世界中の人々が、待ち望んでいたゲーム機の発売に歓喜しそれから3ヶ月間は予約無しに購入などは出来ないほどの人気っぷりで、世界で一番売れたゲーム機のギネス記録更新などもした。


 そんな中 世論情勢を研究する学者などは、こんなコメントを残していた。

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 珍しい事にDiverhatは、世界中の国々が技術を結集した合作の、フルダイブ型ゲーム機だった。


 もちろんただのゲーム機を作りたいなどと日和った(ひよった)考えではなく、それらのフルダイブを用いた軍事訓練や医療措置をするための、建前としてアミューズメントのゲーム機開発が行われた。

 

開発は順調に進んでいたのだが、1つだけ問題が出てきた、誰がゲームのソフトを作るのだろうと。


 研究に参加していた国々は自国のゲーム会社などに作れないか尋ねてみても首を横に振る会社が多くゲーム機は出来てもソフトウェアが無いゲーム機として発売されてしまうのか心配されていた時、米、露、中、日にビルを構える有数のIT企業Cloudwolf(クラウドウルフ)は、ゲームソフトの開発に二つ返事で了承した。

 

ゲーム機の開発も死刑囚などを使った安全性チェックの後にごく少数の有名なeスポーツチームが、発売三ヶ月前にクローズドβテストを行ってから発売とされたが、βテストを経験したプレイヤー達のコメントが世界初の新型ゲーム機発売に対する期待を高まらせた。

 

 曰く ゲームだと思わなければ異世界転移と言われても信じてしまいそうな完成度


 曰く 寝たきりの人でも脳が無事ならこっちで生活をしてみても良いかもしれない。


 曰く 年齢制限をしなければ現実との区別が、つかなくなり戻ってこない危険性がある


 このようなコメントを残し、16歳以上対象のフルダイブMMOゲーム

 〔A.W.Oアナザーワールドオンライン〕が発売された。


 ◆◇◆◇◆


「ただいま~」

 残業から帰宅し家の玄関を開けると、鼻息を荒くし急かしてくる弟が出迎える


「兄貴! 早く夕飯と風呂済ませてAWOの準備して! もうアルパカ急便からゲーム機が届いてるし、キャッシュデータのダウンロードも終わってるよ!」


「わかったから、そんな急かさないでくれ」

 

弟は石崎弘輝(いしざきこうき)ちまたでは東北のジャックザリッパーと言われてるeスポーツ選手だ。


年齢は16歳で普通なら高校生だが脳障害のディスレクシアを患っているため高校には行かず、突出したゲームの腕があったので、プロゲーマーのチームにスカウトされて各戦いでトロフィーと賞金をもぎ取ってくる猛者だ。

 

ディスレクシアを患っているのは、一概にも悪いことではなくむしろ昔の偉人にはディスレクシアの偉人が複数見受けられた。


最たる例は、エジソンやアインシュタインなど教科書に載るような偉人ばかりだ。

ディスレクシアを患ってる人の特徴は、非常に突出した才能があると言う共通点で弟はゲームの才能だった。


eスポーツがいつまでも出来るわけでもないので賃貸物件を親の名義で購入し先の見通しも万全なため最近は際限無しにゲーム修行をしている。

 そんな弟からゲーム好きが夢見てるロマンを実現したゲームに誘われて断るはずもなく、夕飯と風呂を済ませ黒い冠型のヘッドセットを被りベッドに横たわる。


 ゲーム機の起動ワードでゲームが始まるがなにぶん人生初の未知なるゲーム起動するのに戸惑ってると隣のベッドに横たわる弟に急かされる。

「兄貴、夜中の9時からサービス開始だからその前にキャラクリだけでも終わっておいた方が良いよ。じゃあ先に行ってるね 『レッツダイブ』」


 弟のヘッドセットが起動し意識はゲームの世界へ行った。

 自分もキャラクリを済ませねばとヘッドセットの起動ワードを唱える。

『レッツダイブ』

 五感が切り離される不思議な感覚を感じた。


 continue

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