怪しい手紙
また、少し遅れます
「やっぱりさっきのが夢で病院のベッドの上とはいかないか。なんてのんきに言ってる状況じゃねーな。」
大地が目覚めたところは、真っ暗な空間である。これは比喩表現ではなく物理的にだったので、俺の鉄のハートでもパニックで起き上がり辺りを見渡した。
その時に足元に手紙が落ちていたのを見つけたがどうしようか?
心細くなるような真っ暗な空間のなかで、怪しく禍々しく光る手紙。正直に言って、
「開けたくねぇな。開けないでなんか方法は…」
他のものを探そうとしても何も見えない。仕方なく、怪しく光る手紙を開けようと思ったが、もしかしたら命に係わるかもしれないと思いためらってしまう。チキンではないぞ。
周りが真っ暗なので確認できないならどうすればと考えていた。
それでどこか行こうとも考えたが、もしかしたらこの手紙が重要だったらとなかなか思考が同じところをぐるぐると回った。
そこで俺に素晴らしい案が思いついた。
それは…、
俺はその怪しく光る手紙を懐中電灯代わりに辺りを見回した。絶対に使い方間違ってないかと思ってしまうが安全第一と自分自身を信じさした。はたから見たら滑稽だと思うが気にしない。
辺りを見回した収穫はこの真っ黒な空間は大体六畳ぐらいの個室であって、一つだけの壁に何か模様が描かれことと俺の恰好が分かった。
模様は何かよく分からなかったが俺の恰好は死ぬ前の学校の制服ということで持ち物も期待したが何もなかった。ポケットも裏ポケットも何もなかった。
つまり、結局はこの手紙を開かないと何も分からないということだ。このことに気が付い大地はいらだちを感じたが、意味がないと切り替えた。…切り替えたいけどイラってきたから壁を殴ってみたけど痛いだけだった。マジで壁、硬かった。何でできてんだよ
とりあえず、手紙を開けてみることにした。いかにも怪しい手紙…、開けてみるか。
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北川大地さん
これから黒の試練があります。
黒の試練について説明します。
黒の試練とは、簡単に言うと地球のゲームの世界のダンジョンです。そこの最後のところにある宝玉をグループの誰かが制限時間内に触ったら一つ願いを叶えましょう。
触らなかっても罰はないです。
生きていたら異世界に送って差し上げます。
宝玉に触るまでに持っていた物は異世界に送られます。
状況がわからないと思いますが頑張ってください。
神界管理役人より
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……………なんだこれ
そして、神界管理役人って誰だよ。