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不吉なスタート

「あー、お前にはもう施ししたから行っていーよ。じゃ、俺帰るから。」


早いな。施しって言っていたしなんかすごい力とか得られたのかな。あの変な感じは何かを送り込まれているみたいだったし。


さすが、多分神様だ。格好は仮面かぶった血のスーツだけど…。


こんな神様(仮)を祈っている信者がかわいそうに思えてくるな。俺が信者だったら絶対にやめるよ。


まぁ俺には関係ないか。個人的…いや誰だってこの禍々しい空間には、ずっといたくなかったし。返り血まみれの赤スーツはなんか勝手に消えた。


行っていーよって言われてもどこ行きゃいいの。周囲が闇に飲まれて俺が沈んでってやばい。


現実感が急に溢れたからか。自身に作用されたからか。北川大地に焦りが出てきた。自称鉄のハートでも焦るらしい。


「あの野郎覚えとけよ。次あったらただじゃおかねぇ。多分…。」


この状況下でも元親友への恨みを残す大地は闇に対して、必死にもがこうとしていたが、もがけないので沈んでいった。


□△□△□△□△


「やっぱ、面白いな施しは。」

施しと言っていたが、血スーツがした施しは呪いである。今回、北川大地にかけた呪いは『翠の呪い』。

色系統の呪いは重い。

呪いの連鎖が起こりやすいのだ。

呪いの連鎖は〇〇の呪いの〇〇から連想され引き起こされる呪いも発現する。


また、呪いが解除されることは永遠にない。

だが、この世界では呪いは効果によっては祝福ともなる。


そのアンバランス感が血のスーツは好きなのだ。


さて、どうなることやら。


なんて思いつつ、書類を片付け始める。

しばらく頑張ります。

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