プロローグ
初めての投稿です。
文章や文脈が間違えいるかもしれませんが、どうぞ読んでください。
ある夜の森の中。そこは死の森と呼ばれている。禍々しい雰囲気のある森の中。
逃げないと逃げないと、と考えている少年がいた。
その少年は岩陰に隠れながらどうすればいいか普段より真剣に考えていた。
そう、なぜなら少年の命がかかっているから。
少年が逃げる先には、鋭い爪や牙を持つ飢えたオオカミが、
少年の後ろには、そのオオカミを根っこを槍のようにして刺して倒す怪しげな木々がいるから。
前も後ろにも行けない状態で、
さらに少年は今日何も食べてなく食料も残り僅か。
その上どこが安全かもわからない。
まさに、絶体絶命。
今までの人生の中でよく妥協をしてきた少年だが、命だけは妥協できない。
こんな絶体絶命で絶望的な状況なら諦めているけど、少年は生きなければならない理由がある。
それは、富や名声また愛する者のためではない。
少年と少年の中にある解けない呪いを解くため。
そのために、必死に考え案をだし成功するかどうかも怪しい作戦を実行した。
また、死んだ人から衣服や食料をもらい、その死体すら囮や作戦に使いここまできた。
妥協をし続けた少年は、覚悟を決めて岩陰から飛び出した。
この絶体絶命で絶望的な状況に、与えられた試練のために、妥協し続けた少年の未来のために、
少ない手札で飢えたオオカミから逃げて、あるか分からない安全地帯に行くために。
たとえ安全地帯がなくてもこの森を出ればいいと考え自分を奮い立たせてまでして。
残りの荷物から、錆びついた欠けたナイフを出して構える。
オオカミが吠え少年も吠える。
それが獲物を逃がしたら餓死するオオカミと呪いを解かないと死んでしまう少年の戦いの合図となった
これは、妥協し続けた少年の一つの物語