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番外編 天満カンナの悪ふざけPart2

 わたし天満カンナがお送りしている番外編『天満カンナの悪ふざけ』のコーナーがやってきました! 早速今回のゲストの方にお越しいただきましょう。それではお二方こちらへどうぞ。しかし前回の美少女2人組とは打って変わって、今回は偉くむさ苦しい人たちが来ましたね~(汗)


「切島の代わりにアクションの見せ場を作る来栖託人です」


「問題児を更生のため泣く泣く心を鬼にして厳しく接する担任の盛田だ」


「…何が泣く泣くだよ、毎回嬉しそうな顔で俺に説教してるじゃないッスか」


「来栖、お前の将来を案じて愛の鞭を振るう俺の心の痛みが分からないのか?」


「センセーが振るってるのは、自分のストレス発散のための拳骨じゃないッスか……」


 ゴリ田先生ストーップ、いくらどうしようもない不良でもインタビューが終わる前に叩きのめすのは止めてください。インタビューの後はどうしようと構いませんから、いっそ体罰が行き過ぎて再起不能にでもしてくれた方が世の中のためかもしれませんよ?


「あんた、本編だけじゃ飽き足らず番外編でも俺のことをボロクソ言うな……」


 だって温厚で人の悪口を滅多に言わないわたしがそう思っても仕方がないくらい、あなたは悪行を重ねているでしょう?


「いけしゃあしゃあとそんな嘘をよく言えるもんだぜ……」


 やっぱり性根が捻じ曲がっていると他人のことも正直な目で見れなくなっちゃうんですね~雑談はこのくらいにしてそろそろ本題に入りましょう。ゴリ田先生に質問です、どうして先生は来栖くんを執拗に注意するんですか?


「そりゃあもちろん遅刻に早退、夜歩きに喫煙とこいつの乱行が目に余るからだ」


「別に俺だってやりたくてやってる訳じゃないッスよ…でもそうしなくちゃならない事情があるんです」


「言い訳するなっ、心が弱いから自分から非行に走ってしまうんだ! 来栖やはりお前はラグビー部に入れ、俺がみっちり指導してお前の性根をまともにしてやる」


「今でも充分まともだし、心だって弱くはないから必要なないッスよ」


「そんなことはない、お前が真人間になるのは俺の助けが必要なはずだ!」


「勝手に俺の人生にセンセーの存在を押し込まないでください!」


 なんか議論が白熱してきましたね~聞いているこっちまで両者から発せられる熱気で汗をかいてしまいそうです。でもこんな熱く言い合えるんだから、2人は単なる教師と生徒って関係に留まらないんじゃないですかぁ?


「ああ、俺と来栖は運命の糸で結ばれている!」


「ふざけるなっ、万が一そんなモンがあったら今すぐぶった切ってやる!」


 おおっゴリ田先生から来栖くんへ熱烈なアプローチですね、やっぱりお2人はこういう関係なんですか~?


「あんたも便乗して根も葉もない憶測をするな、右の頬に当てた左手を引っ込めろ!」


 ムキになって否定するところがますます怪しいですね~でも来栖くんと源司さんとのカップリングならともかく、ゴリ田先生とのカップリングの需要は少なそうですよね~あ、でもその筋の男の人には受けるかもしれないですね~


「いい加減にしろっ、そういうのはあんたの個人的な妄想に留めておけ!」


 わたしは腐女子じゃないからそういう趣味はないよ~イチャモンつけるのはやめてよ、先生助けて~来栖くんがいじめてくるんですぅ。


「来栖、女性をいじめるとは聞き捨てならんぞ?!」


「近くにいたんだからセンセーも状況を分かっているでしょう、こいつが俺をイジっているだけじゃないッスか!」


「つべこべうるさいぞ、いいからこっちに来い!」


「離せ、結局センセーは適当な理由に託けて体罰振るいたいだけでしょう?」


「往生際の悪い奴だな、きりきりと歩け!」


「あんたもセンセーを止めてくれ、まだインタビューは途中だろ? なぁ、おい……」


 本気で怒ったゴリ田先生をか弱いわたしが止められるはずありませんよね~? ああ、そうしている間にゴリ田先生は来栖くんを引き摺ってどこかに行ってしまいました。ゲストが帰っちゃったんじゃインタビューはここで終了するしかありませんよね~(笑)


 それではみなさん、また次回の終了後にお会いしましょう。し~ゆ~あげ~ん♪




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