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いきなり運命の出会い

今回はあの聖母、桜先輩が物語の中心に!俊介はどうやって聖母との距離を縮めていくのか。

 はぁ、結局昼休みになっちまったじゃねぇか。雅史に聞いても教えてくれないし。会ったらわかるって何だよ。それは、俺が飲み物を買いに自販機へ向かう途中だった。


「こんにちは」


目の前から急に優しい声が聞こえてくる。そちらに目をやる。


「あなたも自動販売機に行くの?」


この人絶対聖母やん!自動販売機ってちゃんと言う人なのね。というかこの人めっちゃ母性溢れてない!?もう見ただけで聖母だってわかる、絶対そう!


「ッ、そうなんです。おr、僕も自動販売機に行くところなんですよ。」


こういう人には僕って言った方がいい気がする。なんとなくそんな気がする!


「そうなの。それじゃあ一緒に行きましょ?」


「はい。」


は〜い!!二人で自販機に向かう。そう言えば名前言ってなかったな。


「僕、西條 俊介って言います。一年です」


「私は桜 絢香、二年生です。」


はい〜、存じ上げております。


「よろしくね?俊君」


あ、もうこれはだめだ。この人、確実に俺の運命の人だ。そうじゃなくてもそうしよう。


「俊君飲み物どうする?」


え、もう自販機着いた?速くね?もう一キロぐらいあってもいいんだけどなぁ。


「僕は絢香先輩と同じものにします。」


「そっかぁ。じゃあ、グリーンティーにしようかな。」


んんっ!!グリーンティー。いつもの俺なら迷わずコーラを選ぶね。先輩が二人分のお金を自販機に入れる。

「ゴトン、ゴトン」とグリーンティーが二本落ちてくる。


「はい、俊君。」


な、なんて優しい人なんだ!少し話した程度の人に飲み物を奢るなんて!俺には絶対できない。まぁ、美女は例外としてだけど。


「いや、申し訳ないですよ。今金払いますから」


「いいの、お金なんて。先輩が勝手に奢ってるんだから、気にしないで。」


いやもういい人!めっちゃいい人!!涙出てくる。


「っ!?大丈夫!?急に涙が」あ、涙出てたわ。というかこの人もめっちゃ美人だな。緑色の髪を大きな三編みをしてくくるってるし、この水色の目!めっちゃ綺麗。こんな綺麗な目俺初めて見た。それに大きすぎる程ある胸!いいねぇ、実にいいよ。


「大丈夫です。目にゴミ入っちゃっただけです。」


「見せて。」


聖母の顔つきが変わる。水色の目が俺の目をまっすぐと見つめる。ああ、一生こうしていたい。

「それでさ〜、わっと、すみません」

男子二人が聖母にぶつかる。おいお前ら、もう少し礼儀ってもんをわきまえた方がいいんじゃないのか?


「・・・」


 再び聖母の方に意識を向けると、聖母が赤くなっている。なんでだろう。ただ男子たちがぶつかった拍子に俺とハグしているだけなのに。・・・ん?ハグ?誰と?聖母と俺が・・・?一気に酔いが冷めた感じがしたああ、ビール飲んでるおっさんたちって、我に返ったときこんな感じなんだなぁ。意識しないようにしても意識してしまう。密着している聖母の体。押さえつけられる豊満な胸。赤らんだ頬と潤んだ水色の瞳。見上げてくる完璧な顔つき。こんな時間が一生続けばいいのに。


「が、ごめんね。嫌だったよね・・・」


しょげてる聖母もかわいい!


「いえ、こちらこそすみません。それに、絢香先輩が悪いんじゃなくて、ぶつかってきた人が悪いんですよ。自分を責めないでください。」

どうですこの、あなたは悪くないので安心してください感&別に意識していません感は!本心としては、ぶつかってきた奴には後でお礼を言いに行こうと思うし、聖母のことをめちゃくちゃ意識してしまっている。


「そ、それじゃあまたね、俊君」


「はい、絢香先輩。」


 

 今日はなんていい日なんだ。人生とはこうも楽しいものだったのか。自己紹介もしたし、次はLINE交換をしtー


「俊介さっきの人、美人だったねぇ」



後ろから聞き慣れた声がする。多分怒っている。やっばーい。どうしよ

「・・・さっきの人、二年のー」


「桜 絢香先輩。だよね。」


ああ、怖い。怖いよー。こいつ怒ったらいっつも怖いんだよなぁ。


「・・・まぁ、俊介も高校生だし、仕方ないのかなぁ・・・」


「ん?なんか言った?」


「何も言ってない!さ、教室戻ろう。授業始まるよ!」


葵が俺の腕を引っ張っていく。さっきの言葉、口では聞こえていないことにしたが、実はバッチリ聞こえてます。仕方ない?聖母と仲良くするのが?おいおい、俺を独り占めしたい気持ちはわかるが、そうヤキモチをやくなよ。全くしょうがないなぁ。


「そういえば、葵はもう部活決めたのか?」


「う〜ん。まだ決めてないんだ。テニス部か水泳部、どっちにしようかなぁ」


そう、こいつはめちゃくちゃ運動神経がいいのだ。中学ではテニス部に所属して時間がないにも関わらず、趣味で毎日泳ぎに行っていたのだ。そんなことはさておき、俺は正直どちらでも良い。どちらもものすごく素晴らしい。テニスはよく動くから体と共に胸も上下しやすい。水泳はなんといっても水着だな。あれ考えた人まじ天才だわ。極限まで布面積を減らした水着。泳ぎによっては胸を強調しているのかと思わせるようなものもある。う〜ん悩むなぁ


「まあ、体験入部をしてから決めt−」


「よしっ決めた!私水泳部にする。」


 そっか、良い決断だな。そういえば、渚ちゃんは何部なんだろう。授業開始の予鈴がなり、俺たちは席につく。


「お前何部なん?」


まぁた前の野郎が話しかけてきた。チッ、めんどくせえなぁ。


「俺は生徒会かな。」


そう俺は生徒会に入るのだ。中学では生徒会の書記を担当した。今回も書記をするぜ!


「そっかぁ、俺は野球部かな」


雅史の部活なんて興味ねぇんだよ。・・・まあいい、今日は聖母にも会えたから。かわいかったな。


「それでは授業を始める。」

 

 先生も美人だったら言うことないのになぁ。にしても、ハーレム員集め順調だな。それでこそ俺だ。今日はもう学校終わるし、終了だな。初日にしては大きな成果を出せた。この一週間で渚ちゃんとも仲良くなる!そのためには渚ちゃんのことをもっと知らないといけない。嫌だが雅史の野郎に頼るしかないな。


「俊介!帰〜ろ」


「ごめんな葵。今日は友だちと帰るつもりなんだ」


「・・・そっか。わかったよ。明日は絶対一緒に帰ろうね」


葵が走り去っていく。はぁ、一緒に帰りたかったな。でもしょうがない。俺の願望を叶えるためだ。


「雅史、今日一緒に帰らないか?」


「おう、いいぜ。なぁ、帰りファミレス寄ってかね?」


何か嫌な予感がした。まあ、野郎と帰るだけで嫌なんだけど・・・。

俺の、ハーレム物語を読んで下さりありがとうございます。皆さんの周りには、聖母の様な人はいますか?なかなかいませんよねぇ。聖母はちょっとドジで抜けているけど、自分が大変な時やしんどい時に、優しく包み込んでくれるところが特徴なんですよ。まだ特徴を出し切れていないので、これからの話で可愛いところを出し切って、聖母をもっと好きになってもらえたらなと思います。

俺の、ハーレム物語を引き続きよろしくお願いします。

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