次章予告
「どうすりゃジャーマネと仲良くなれるか」
「今時のアイドルは逢いに逝けるアイドル!」
「死ねば往年のあのアイドルともこのアイドルとも地獄で握手し放題!」
「見事に死んでコウラクエンで私と握手!」
「死ねぷに!」
「くたばれぷに!」
「ぶっ殺せぷに!」
「まだ息があるぷになあ~?」
「エレクトリカル・コケシズ?」
「超巨大電動マッサージ機の超振動であらゆる攻撃を無力化するって」
「どーゆー人生を送ってりゃセット・リストの一番が電マになるんだ、オイ」
「私、お父さんもお爺さんも天文学者で」
「私も子供の頃からそっちが好きだったんだけど」
「どうしてかセット・リストの一番が水で」
「それも塩水でさー」
「何でだろうね?」
「ま、そのお陰で電マなんて面白い武器の運用に携われてるんだけど、セット・リストが〝惑星〟とかなら良かったのに」
「惑星とは言わないまでもあんな巨大なものまでセット・リストに発現するんだからさー」
「って、〝例外〟と私を一緒にしちゃ失礼か」
「酸化プロピレンって」
「お前のセット・リストってポリウレタンかよ!?」
「ポリウレタンでどうやって戦うんだ?」
「BKAってミキちゃんが前に居たグループの名前?」
「〝前に進む者たち〟かあ」
「〝死のうが殺されようが前に進む〟」
「格好いいなあ」
「腕がもげても脚がもげてもファンの皆さんの為ならば平気です!」
「ファンあってのアイドルなので!」
「ファンあってのアイドルなんてのは幻想だ」
「極楽坂! 極楽坂! 極楽坂!」
「手段は問わない」
「あの孺子をどうにかしろ!」
「いいですとも。ただし担当アイドルの処遇は僕に預けて下さい」
「そうだ」
「夜啼兎笑子は僕だけの担当アイドルなんだ」
「楊弓場って何かと思ったら風俗じゃねーか、コラ!」
「ここで俺に何をしろってんだ?」
「ま、――まさか働けと言うんじゃないでしょうね?」
「そのまさかだと言ったらどうする、笑子」
「劇団死鬼の実力を見せるときが遂に来たようだ」
「妹が――」
「足穂が世話になったようね」
「〝ユメミルツバサ〟」
「史上唯一の」
「男性アイドルのツバサ君だ」
「〝例外の九人〟が敗れた?」
「内臓食い型だ!」
「内臓食い型が来るぞ!」
「撃たれるとか殴り殺されるとか」
「後はなんだ」
「爆死?」
「圧死?」
「色々あるとは思ってた」
「聞いてもいたけどさあ」
「生きながら内臓を啜り食われるってのはちょっと流石にその――」
「アイドルは心の隙間を埋める。だが資本の差は埋められない」
「信仰は精神的物質的反対給付を求めてするものだ。信仰以上に欲に塗れたものはない。救われたくないのに神を崇める馬鹿は居ない」
「結局、神様なんてのは自己正当化の方便に過ぎないのかもしれないね」
「おファックDEATHわ!」
「いやー、あのね、オバちゃんってば戦闘中はご飯炊いてるばっかだから」
「若い子の言う事は分からんわー」
「アイドルの仕事は?」
「シング! ダンス! キルゼムオール!」
「生温い!」
「アイドルの世界は弱肉強食!」
「シング! ダンス! ジェノサイド! 復唱ッ!」
「シング! ダンス! ジェノサイド!」
「もう一度ォ!」
「シング!ダンス!ジェノサイドォ!」
「俺は母様に愛されていたのか?」
「コクジョー・ブシドーの寿命は多めに見積もって残り二年だ」
「マネージャー」
「大好きでした」
「最期まで一緒に居てくれてありがとうございます」
「私の事を忘れないで下さいね」
「忘れるものか。忘れてたまるか。地球が滅んでも絶対に忘れない」
「忘れてしまうことは怖くない」
「怖いのは忘れてしまったことさえも忘れてしまうことだ」
「どうすれば笑子と仲良くなれるか」
〝(4000000 - 3999998)=2章
『合唱! 君だけに歌われる君の歌!』〟
2021年12月24日(金)20時から連載開始!
「笑子ちゃんは変わらないねえ」
「ね、笑子ちゃん」
「私と一緒に〝失われたⅤ〟を探して欲しいんやよ」
「分かった」
「死人がもう喋るな」
「お前は俺が殺す」
エー、後にも先にも今回この1度だけ宣伝をさせて下さい。
他サイトの名前を出すのはマナー違反かとも思うのですが、本作『絶対防衛アイドル戦線ピンク・チケット!!』は『ノベルアップ+』でも連載しておりまして、もしよろしければあちらの方も併せて応援頂けますと非常に助かりますと云うお話です。
あちらには表紙絵の他に何点か頂戴したイラストも置いてありますのでそれだけでも是非ご覧になって頂ければ。
ではまたお会いしましょう。




