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無責任な魔王は常に◯◯する。  作者: 珀武真由
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魔王たる故の悪戯? 子供のカラダを手に入れたゾ!③

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

またお願いします。

こんな自分とハインにお付き合い有り難うございます。

 ※少し過激なシーンあり






 ハインが子どもと入れ替わったのには理由があるが、その理由をクーフラは知らない。

 身体が入れ替わり、困惑するクーフラは逃げたハインを探す。


「うわぁん。魔王さまぁ。何処ですかぁ」


    魔王を探すクーフラがいる。


。。。。。。。。。。。。

          。。。。。。。。。。


 入れ替わった直後、一目散に走る魔王、ハインを追うが視界から(のが)してしまうクーフラがいた。


「魔王様……僕」


 魂を入れ替えたのだが、何をしようか悩むクーフラがいる。


「とにかく弓矢でも投げようかな」


 魔王の身体で、好きなことを始めようとするクーフラの背後に悪魔神官と暗黒神官に淫夢修道女が各々、算盤(そろばん)、方位盤、数珠占玉盤を手に持ち現れた。


「魔王様……予算修復会議のお時間です」


 何も解らない魔王(クーフラ)が責められ始めた。追い立てる三人も魔王とクーフラが入れ替わったことに気がついてはいない。


「ィヒィィイ。何? 何? お金?」


 責め立てて来る者に、怖じ気づき、魔王(クーフラ)は逃げ始める。

 追われながら自分を探すもクーフラ(魔王)の姿はどこにもなく、後ろからは容赦なく追い立てられた。


「うわぁ。魔王さまぁ。何処ですかぁ」


 そして、今に至るのだがクーフラに取っては後ろの者のが怖くて仕方がない。


「クスン、もう僕戻りたい」


 弱音を吐くクーフラは物置小屋へと隠れたのだが、隠れた物置が悪かった。

 ギロチン、三角木馬、鉄の処女(アイアンメイデン)(いばら)の首吊り台と、大斧、大鎌、等々至る処刑道具が溢れ散乱している。


 声にならない悲鳴を上げているところへ、あの三人が“鬼”を通り越した形相で現れた。

 己の恐怖が沸点を通り越した魔王(クーフラ)は口を大きく開き気絶してしまう。


(ううっ怖い。・・・・・・・・・・僕戻る!!!!!!!)


 暗い闇に落ちたクーフラが、気がつくと元の姿に戻っていた。魔王(ハイン)の姿ではなく、自身の姿に喜ぶクーフラがいる。

 クーフラの一念が姿を入れ替え元に戻さしたのである。


「フワワァ。戻った。戻ったよ」


 喜ぶクーフラを前に、魔王を責め立てていた三人が顔を見合わせ悩む。


「魔王様はどちらに」

「ごめんなさい。分からない」


 驚き、腰が上がらないクーフラは、身体を引きずり三人にバレないように去って行く。

    。。。。。。。。。。。。。

            。。。。。。。 

                  。。。

 


「ハ・ハイン、どうして此処に」

「ハイン様! 何故ここに?」


 驚く二人をいきなり抱き抱え胸を揉みし抱き高らかと笑う。


「ハハハハ。両手に花。悪うない。ルーまずその翼、羽根に顔、身体を埋もらせろ」


(やはり、何かを穢さずにはいられん)

 

 ぽつぽつと、苛立ちが募り始めるハインが、力強くノアを片腕に抱き抱え強引に唇を奪う。  

 もう片腕で、ルーの背をうつ伏せ差すとすぐさま上に寝転んだ。


「ふうう、柔らかい! 極上の羽毛どころか超絶至極の感触よ」

「重い……人を。何だと………こいつ」


 喜ぶハインの横にいるノアがルーの翼にそっと触れ驚く。


「ふわわ、柔らかい! シルク以上の肌触りです。ルー様」


 ノアの一言に、ルーは照れるもハインの重さに憤る。


「………お世辞はいいから……ハイン、離せ! どけ! 重い」


 文句を言うルーの耳元にハインが熱い息を漏らし褒める。


「ハァ、やはりお前が一番だ。ルー、好きだ」

「ハイン」

 

 叫いていたルーだが、ハインの一言を聞くと黙り込んだ。

 だが目に入った情事を見てまた叫く。


「人の翼の上でノアと唇を重ねてるなんて最低最悪! この悪魔、魔王、人でなし!!」

「今さら挨拶だな、ルー。だがそんなことを含め俺を愛してるんだろ?」


 ノアを横に置き、胡座をかくハインは、寝そべるルーを起こし頰にキスする。

 片腕に抱かれるノアが、それを見てなぜか口元に手を添え照れている。

 ルーはキスされた頰を手で触れるとハインを見つめた。


「ハイン。馬鹿じゃない! 自惚れるな」

 

 照れるルーと口づけを交わすハインの横で茹で蛸のように顔を赤らめるノアがいる。


(存外、これはこれで悪くない。甘美だ)


 酔いしれるハインは指を鳴らすと風呂の湯水を花びらに換え溢れさした。

 

「どうだ? こういうのも良いだろう」


 花びらに埋まる三人は、お互いの顔を見合わし、微笑み合う。


「もう……ハインずるい」

「フフ、褒めろ。褒めろ」


 ルーと見つめ合い口付けを交わし蕩けると横にいるノアにも口付ける。


(ここは三人の戯れで満足しようか、フフ)


「二人して俺を喜ばせろ」

「はい、ハイン様」

「やだよ、馬鹿」


 三人は笑い合うと声が大浴場に響く。


 ハインがこれからことに耽始めようとする時、身体がいきなり浮き上がり鎖で拘束されてしまった。


「魔王様、見つけましたよ」

「さぁ、会議です。予算を決めませんと」

「予算、任せる」

「そういう訳には行きません」


 怖い三人に見つかりハインは連行されて行くこととなった。泣く泣く二人を残し、その場から去るハインは悔しがっている。


「おいっ。離せ」


 ハインの欲望は満たされることなく連れ去られてしまった。連れ去られるハインを見送った二人は、花びらで戯れ遊ぶ。


 二人が笑うたびに花びらが舞う。


 陽の光は優しく辺りを照らす中、オーロラが空を泳いでいた。


 花びらの中で、笑い合うノアとルーがいる。


 後日、クーフラはハインと口を聞かず拗ねていた謝るハインだが、子供なりに許せないクーフラがいた。


 

お疲れ様です。頑張って自分とハインを磨きます。

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