俺、魔王(たる)だよね? 災難かぶりまくり……おいっ。水を掛けることはないだろう。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
前回の間違いを謝りたく、至急上げました。とんだ過ちをしてしまいました。お気づきの方申し訳ないです。こういったご指摘、誤字、言い回しがおかしいと思われた方即注意してください。本当にすみませんでした。
※今回は、シンプルです。※嘘です。少し弄りました。
今日も平和だ。
平和すぎて苛々する。
魔王は、陰鬱を払うため、ベッドでセイレーンと戯れる。
女は、ハインの首筋から鎖骨、肩へと唇が攻め立て、大きな胸板を舌でなぞる。
女の舌に耽るハインは何も考えず、ベッドに身を任せ、されるがままであった。
「魔王様、どうされましたの?」
「どうもしない。代われ。俺が責める」
「まっ・・・・・・フフ・・・・」
今度は、逆に女を指で弄び、リップサービスを繰り返し色香に酔いしれるハインだが、バルコニーで悪魔騎士がジャキジャギと大きな音を立て、木の枝の伐採を仕始めた。
「うるさい。静かにできんか」
極大炎舞を放ち、悪魔騎士を突き落とした。
「あら、フフフ。あっ魔王様、お天気が良いのでピクニックにでもいかが」
(ピクニック? 遠足? 弁当)
ハインの思考にいきなり連想される文字の羅列……。
いきなり浮かぶ文字の所為で、突然萎え、ムクリと身体を起こすハインがいる。
先日のレインの悪さを思い出し頭をかきむしり始めた。自分が頼んだとは言え、ハインにはあるまじき失態であった。
「出てけ! 冷めた」
「えっ? あの」
組み伏せていたセイレーンをバルコニーの方へ投げた。
見事に飛んで行くセイレーンを眺め苛立ち、落ち込んだ。
「くぅ、俺としたことが。何たる失態!」
ルーを、上に乗せていたのは良いが俺の無様なことよ。
その時のことが蘇る。
「魔王様、ひどいです。伐採を頼んだのは魔王様ですよ」
下から樹の枝をつたい悪魔騎士が登って来た。身体には、焦げあとが着いている。
「だからといって、人の秘め事中にやることなのか。お前達は遠慮を知らんのか」
「えー。でも、お相手はルー様でもないし。良いではないですか。前の魔王様は、ルー様以外は気にされませんでしたよ」
少し考え、俺は指を鳴らした。
「……フフ。ハハハハハハ、そうだ、人界へ行こう。うん、人界だ」
「魔王様。逃げの思考になられましたね」
「……うるさい! では悪魔騎士。後は誤魔化してくれ。頼むぞ」
「ええ~、魔王様~!!」
急ぎ、服を調達し、人界へとイソイソと降り立った。
久々の人界は緑が溢れ、風は澄み渡り美しくかった。
苛立つほどに─────。
「ここもか、どこもかしこも」
ひと廻り眺め、色々と模索すると苛立ちを押さえた。
「……まぁ、いい。今は、このまま、美しい景色のままで。だが後には」
(辺り一面、炎を落とし、この緑、溢れる大地を綺麗に焼いてくれるよう。
アァアハハハハハハハハハハハハハ)
《バシャッ》
ハインは、背後から水をぶっ掛けられた。被せられた水は、見事に全身。頭から爪先までを濡らした。
振り向くと人間の娘が、ハインにカラの桶を向け佇んでいる。
「・・・・・・」
「ごめんなさい。燃えてましたよ? 魔法使い様……?」
考えに夢中で、炎を出していることに気が付かなかったらしい。
また、失態を犯した。
しかも人間の娘の前でだ。
俺は平和ボケでも始まったのか、それとも馬鹿になってしまったのか。
少し困り顔の娘に、ハインは笑顔を向け、挨拶をすることにした。
「こんにちは。娘よ」
「はぁ、こんにちは」
緑が豊かに広がる平野に二人。
娘とハインの間には風が吹き抜け、会話もなく静かに佇んでいた。
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