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無責任な魔王は常に◯◯する。  作者: 珀武真由
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催淫は良いけど場所を選べ! 

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

ふう。すみません、皆さんハインの妄想なのか自分の妄想か?まだまだお付き合いお願いします。


 ※今回は馬鹿です。ルーは想像に♪です。


 

 今日も今日とて平和は続く。

 

 空には、綿菓子のような雲があり、濃い青色がどこまでも続いていた。


(こんなに平和で良いのか? 俺は一応魔王だぞ?)

 

 庭に佇み、考えに考えた結果、昨日を省みるハインがいた。


(なんてことだ。よく良く考えると、あのような失態。またルーに見せてしまった)



 一緒に重なり、倒れたのはいいがなぜあのように自分だけが気を失ったのか、反省しつつリンゴをかじる。

 空を眺め、ポーとするハインがふと空を仰いだ。飛んでいるモノを見つけ近付く。

 そこにいるのは淫魔(サキュバス)のレインだった。


(小さい黒い翼が、小さい肩幅に合いなんとカワイイことか。身長はそこそこにして、スレンダーな身体だが、淫魔だけあってなんと(なま)めかしいことよ)


「あら、ハイン暇そうね? 私と遊ぶ?」

「おおでは、お前は催淫が得意だそうだな。俺に一つかけてくれ」

「ええ? 魔王の貴方に?」

「おうよ。一つ頼もう」

「・・・・・・では、エイッ♪☆!」

「あっ・・・・・・」

「あっ、空だった。ハイン、ごめん」


 空にいることをレインに忘れられ、いきなり催淫をかけられると、下に落ちていくハインがいる。

 地面に叩きつけられるが、防衛本能が働き自らの身体は障壁に守られ地面には大穴が空く。


「あっちゃー。ハイン、大丈夫かな」


 レインが気になり下に降りハインを眺める。

 やはり、ハインには耐性があり、催淫ではなく淫夢というか、普通に催眠に掛かってしまった。

 


「んん~。ル-、もう食べれ無いよ」

「~♪ 無事無事。しかし寝言か、どんなことを視てるのかどれどれ」


レインがハインの頭の中を覗く。


「どれどれ……」◇◆◇◆◇◆◇◆


 ハインは()花畑でル-と()弁当を食べているが二人の回りにはケーキの山、ステーキ、ハンバーガー、ポテトチップス、などなどよくわからないモノで溢れ────


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 とても、とてもファンシーな夢を見ている。


「う~ん。視なかった事にしよう。本来ならエロい思考に走るのだが、まぁ普段、肉欲三昧のこいつには関係無いのか。幸せな妄想(ゆめ)で羨ましいワ」


 レインは呆れながら空へと戻る。


「はれれ? レイン久しぶり。元気だった?調子はどう?」


 ル-が途中で声をかけてきた。


(何を考えているか分からん天使に声掛けられた。そうだな────こいつにも……)


「おう。お調子天使、気分は順調?」


 ル-を抱きしめるといきなり唇を奪い舌を這わせるレインがいる。唇が離れるとうっとりとするルーがいた。


「ん。フぅッ。女の子同士っもいいね。だけどさって?……あれ……れ」


 ル-は力を無くし、羽ばたいていた翼は止まり、いきなり落下していく。

 落ちた場所はハインの身体の上だった。ハインのクッションのお陰で、ルーは、怪我一つなく五体満足である。


「運が良い奴。さすがは天使。して催淫の方はどうかな?」


 覗くレインに、お構いなしにル-は身体を火照らせ、熱い吐息を帯び、小刻みに震え悶え始めた。


「フフフ。そうコレコレ、フフフ。たっのしい! 良かったね。ル-♪ 下が魔王様で♪ フフ、抱きしめる相手がいるぞ!」


 上機嫌で空に帰るレインがいる。


 下では、────


 地面に寝転がるハインは口からだらしなく涎を垂らし、その上では、(つや)やかに悶えるル-がいるという可笑しな構図が生まれている。



 スライムが横を通りすぎ、蝶の妖精が横を通りすぎて行く。

 クスクスと笑いながら───……


 後日、ヘンな噂を立てられるとも知らず、ハインは夢を、ルーは淫夢(ゆめ)に包まれ寝そべるのであった。

 


 


ありがとうございます。

お疲れ様です。

感想、ブクマ、ポイントの登録お待ちしてます。

何でもいいのでどしどしください。

ちなみに、こちらの作品はどこまでが許されるのか試したいのです。今、秘かな原稿のために、ご協力お願いします。

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