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3話:シンと王女と学園長と

前回の投稿から一月近く過ぎてしまい、申し訳ございませんでした。

これからも不定期にはなりますが、投稿はしていきます

それと、前回よりも話が短くなっております

これからもよろしくお願いします

「学園長!」

「ん?どうしたのだ、ヴィルヘディア」


 先程シンの部屋に居たのは、『イシュタルテ・ヴィルヘディア・ミルシーン』と言うらしい。

 ミルシーン王国の第4王女だそうだ。‥‥‥大丈夫だよね?

 彼女とシンは、学園長室へと訪れた。


「どうしたのだ?じゃ、ありません!私の部屋に、何で男が入ってくるのですか!」

「どういう事だ?詳しく説明してくれ」

「私が部屋で着替えをしていたら、突然その男が入ってきたんです!」

「覗きに不法侵入か。シンいきなりやらかすでない」

「あなたが渡したカギでしょうに・・・・」

「で、ヴィルヘディアよ。何が望みだ?」

「その男の即時退学。または処刑です」

「そう言われているが、シンよ。どうする?」

「勿論、断固拒否します。もしもの場合には、学園を半壊させてでも逃げてみせます」


 勿論、簡単ではないだろうが、死ぬ気で頑張れば逃げるだけならできるかもしれない。


「その前に私がお主を止めてやろう」

「逃げるだけなら、いけるかもしれませんね」

「勝手に話を進めないでください。で、学園長。彼の処分をどうするのですか」

「あ~…どうするかな。そうだな。お主ら『血闘』でもすればいいだろう」

「決闘ですか。なぜ?」

「お主の言っているそれとは別だぞ。私が行っているのは『血の契約』を交わし、敗者は契約の条件に従うものだ」

「契約の内容はどうするのですか?」

「そうじゃな。今回はシンに悪気はなかったとしても、問題はあったからな。ヴィルヘディアが決めることにしよう」

「では、今後5年間は勝者の奴隷となるのはどうでしょうか?」

「それでいいんじゃないかの」

「それでいいのなら、それに従います。部屋割りの方はどうするので」

「それはそのままじゃな。特に変更はないぞ」

「何故ですか」

「部屋が空いてないのと、勝者の奴隷になるのだから、同じ部屋でもおかしくないだろう」

「そう、ですか‥‥」

「じゃ、ついて来い」




 着いていった先にあったのは、本日二度目の闘技場だ。

 シン一人では、数時間はかかっただろう。


「じゃあ、二人とも準備は大丈夫かの」

「ああ、大丈夫だ」

「私も、大丈夫よ」

「それでは、血の契約に則り、決闘を始める

 開始じゃ!」




 彼女が、どれほどの実力を持っているのかは分からないが、少なくとも魔力量だけを見ると多い方なのではないだろうか?

 この間会った、先輩の弟さんと同じ程度はある。


「さっさと終わらせてもらうわ

 【凍てつかせ】———《終焉ノ凍華(コキュートス)》」

「霊装か‥‥」

「ええ、そうよ。あなたも出したらどうなの?」

「僕は出さないよ。あれは、そう簡単にはね」

「なめてるの?本気を出させてあげるわ!」


 イシュタルテは一気に距離を詰め、霊装によって作られた剣によって攻撃をしてきた。

 シンは剣による攻撃を刀で受けた。すると、刀は剣が触れているところから、徐々に徐々に凍り始めた。


「触れたものを凍らせる能力か?」

「ご名答。でも、それが分かったからと言って、あなたにどうにか出来るわけじゃないわよ!《氷槍(アイシンクルランス)》」

「こっちも『いけ!』」

「え!?何それ!《氷壁(アイスヴォール)》」

「なめるな!『溶けろ』」

「何なのよ!《氷剣舞(アイスパレード)》」

「流石にそれはきついな‥‥『すべてを溶かす焔となれ』《炎帝》」


 イシュタルテのだした氷の剣は、シンのだした炎の()によって、溶けていった。


「まだ、負けてないわよ‥‥!

『すべてを凍てつかす悠久の氷よ。真の姿を現したまえ!』《コキュートス》!」


 シンのだした炎は、イシュタルテのだした氷の前に全てが凍っていく。


「これでも凍らせられるのか‥‥分かった。少し本気を出すとしよう

【蹂躙せよ】———《侵略する者(ゼフォン)》」

「ほう」

「え?何で・・・・」


 シンは出した霊装()の先を地面へと下ろした。

 そして、イシュタルテの氷は、刀のついた部分から徐々に解けていった。

 炎で溶かされたのではなく、魔法ごと全てを解かれたのだ。


「そんなの‥‥勝てるわけないじゃない‥‥」

「勝者、シン」


 学園長は静かにそう告げた。


「シン、私とも()ってみないか?」

「まあ、いいですよ」

「じゃあ、ヴィルヘディア。ちょっと避けていてもらうぞ」


 学園長はイシュタルテを観客席へと転移させた。


「じゃあ、行くぞ!

【全てを奪え】———《強欲の魔女(フィヴァルテ)》」

「このままじゃ、きつそうだな

【侵略せよ】———《蹂躙ノ覇王(ゼファン)》」

「カカカカカ!珍しい霊装ようじゃな!二対の剣、いや刀か。私もそう簡単に負ける気はないぞ!」

「僕もですよ。『起きろ!』《炎帝》」

「面白い使い方じゃな『奪え』《魔奪》」

「操作権を奪ったのですか。甘いですよ『侵略せよ!』」

「甘いぞ!ほれ!」


 学園長はシンの後ろへと転移し、首を狙って杖を振るう。


「仕込み杖ですか?『壁よ』」

「邪魔じゃのぉ。《魔奪》」

「『いけ!』」

「《炎…《転移》!」

「おしかったです。そのまま、くらって貰えると楽だったのですが‥‥」

「魔法名がないと、どの属性なのか分からないのは面倒だな」

「試行しているような暇は与えませんよ

【我が前に傅け】———《万物ノ王者(ファルヴァース)》」

「何!?」


 シンは、二本の刀を手放すと《万物の王者(ファルヴァース)》を握った。


「『全てを蹂躙せよ』【ゼフォン】

『全てを侵略せよ』【ゼファン】」

「流石にそれはきついのじゃが、負けるわけにはいかんからの

《魔奪の蕾》」

「な!?」


 魔奪の蕾はシンや、霊装、空気中から魔力を吸い取っていた。


「それが学園長の霊装の能力ですか」


 しかし、シンの霊装と反発しあい、空気中に凄まじい衝撃が走る。


「まだ、流石に生徒に分けるわけにはいかないのでな。本気は出さんよ。お主は好きにせい」

「いや、今回は僕の負けですよ」

「何じゃ、つまらないの」

「このままやり続けても、僕には勝ち目がなさそうでしたから」

「その手に持っている刀の【真装】を使えばよかろう」

「これ使ったら、周囲にどれだけの被害が出るか、分かったものではないですから」

「そこまで強いのか」

「まあ、そうですね。ところで、彼女。どうするのですか?」

「ん?ああ、ヴィルヘディアか。まあ、契約の通りじゃよ。シンの奴隷となるぞ。一応期間は5年じゃから、卒業してからも二年間はお主の奴隷じゃ」

「また勝手に‥‥」


 シンは学園長の融通の利かなさ―――いや、分かったうえで自分が楽しめる様に、生徒すらも犠牲にすることに呆れを抱いた。


ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?


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では、また次回お会いしましょう。

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