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蒼星月下の怪異譚・外典 蓋断紅雪  作者: 和泉 鋏華(帽子屋黒兎)
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閑話 教えて! 村正先生~刀狼流ってなに?~

筆者が書きたいから書いた説明会です。興味ないかたは読まなくてもいいと思いまくぺっ

村正:おい、殺してないか

ヒガン:そんなことないよ~?

ヒガン(以下ヒ):さぁ、始まりました、教えて! 村正先生のコーナー! 行いますのはこのわたし、蒼         星月下の怪異譚本編より、血味猛魎が一人、閃首亡影 ヒガンと!

 村正(以下村):鍛冶屋の村正だ。

ヒ:記念すべき第一回の議題は「刀狼流」について!

村:まず前提として、刀狼流は誠旗で生まれた流派で、「群狼」と「孤狼」に分けられる。

ヒ:誠旗は群雄割拠の戦国状態が長いから、いろいろな流派が生まれているんだってね。そんな中でも、刀  狼流の創始者みたいに二つとも作っちゃうのは珍しいんだってね。

村:まぁ、必要に駆られてなんだろうけどな、話を聞く限りじゃ。ま、今回はその話はいいか。流派の話に  戻るぞ。「刀狼流・群狼」は名のとおり、多人数で使うときに真価を発揮する流派だ。今じゃ新興国の  軍はたいていこの流派を学ぶってくらい名の通った流派で、孤狼は知らなくても群狼は知ってるなんて  のもよくある話だ。


ヒ:多対一でやりあうと面倒なんだよねー。

村:まぁ、群狼使いは連携がかなり重要だからな、一人一人はそこまでの使い手じゃない。

ヒ:そして、一人で戦うことに特化したのが孤狼流だね。

村:上客じゃあるが、鍛冶屋からしてみれば敵みてえなもんだ。群狼が群れとしての必勝を求める流派な  ら、孤狼は単独での必殺を求める流派だ。アッチで言えば、示現流がイメージとしては近いか?


ヒ:力一杯振り上げて、力一杯振り下ろす!

村:そして刀が折れる、と。そのむかしは群狼を刀狼流、孤狼は盗狼流と呼んでたこともあるらしい。な  んでも、刀が折れたら斬った相手の刀で次を斬ったからだとか。

ヒ:効率的だね。

村:まぁ、魔剣みたいに特殊能力がないと刀って二、三人も斬れないから、死体から刀を奪うってのはよ  くあることなんだけどな。

ヒ:一撃必殺の流派なんだけど、一人で動くことが前提だったりする技も多いし、なにより金銭的な負担  が大きすぎるからって、普通の国は軍に採用したりしないね。使うとしたら浪人くらい。

村:浪人でもそうはいないけどな。ただ、孤狼には群狼にはない、いわゆるサバイバル術みたいなモノも  あるらしくてな、生存率も高い。殺傷力が高く、生存確率も高いから、反乱や一揆なんかでよく見か  ける流派って感じだな。

ヒ:孤狼使いとはやりあったことないけど、聞いた感じ群狼とは全然違うよね。

村:そうだな。だから、実際は団体だったんじゃないかって説もある。

ヒ:それこそ、反乱軍みたいな?

村:あくまで説の一つだけどな。

ヒ:それでは、そろそろルーズリーフ半面埋まるので今回はここまで! 第一回「教えて! 村正先生~  刀狼流ってなに?~」お相手は、千差万別の妖刀使い! 今、あなたの後ろにいます! ヒガンと!

村:さてどこからツッコミをいれたモノか。村正こと、田村正仁だ。


ヒガン:また次回~

 村正:次回、あるのかよ……

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