緑旗ー1
「船団に接近中の敵部隊を発見、戦力は巡洋艦2、駆逐艦4です」
ファブニル星域会戦から1か月程経つが、『連合』と『共和国』の境界地域、いわゆる旧ゴルディエフ軍閥領に平穏は訪れていなかった。
「了解。格納庫内の全艦載機は偵察装備で出撃。2機は発見された部隊への触接、2機は周囲の警戒に当たれ」
偵察巡洋艦オルレアン艦長のリコリス・エイブリング大佐は手慣れた様子で指示を出す。それだけを見ると非常に頼もしいが、余計なひと言を付け加えずにはいられないのが、彼女の残念な所ではあった。
「こんな状態の艦まで投入して船団を守らなくてはならないとは、完全勝利が聞いて呆れるわね」
彼女の言葉はファブニル星域会戦に関する国内報道を揶揄したものであり、また艦の状態を嘆いたものでもあった。
現在、『共和国』軍は旧ゴルディエフ軍閥領全体の制圧作戦、作戦名『ブルドガング』を実行中だ。だが『共和国』内ではファブニル星域で壊滅したと報道されている『連合』宇宙軍は未だに相当数が健在であり、それを執拗に妨害していたのだ。
当初用意されていた船団護衛部隊は、激減したとはいえまだかなりの主力艦を揃えている『連合』宇宙軍に対抗できず、最初の戦いで大打撃を受けて前線から下げられた。
事態を見た『共和国』宇宙軍はまず、ファブニル星域会戦に参加しなかった第2艦隊群を投入する事を検討した。
しかし上位組織の国防局がこれに異議を唱えた。第2艦隊群は『ブルドガング』が終了してから発動予定の『連合』領侵攻作戦、作戦名『カラドボルグ』で主力を務める部隊であり、細切れにして船団護衛に投入するべきでは無いとしたのだ。
紆余曲折の上に採用された案は些か数合わせじみていた。訓練未了で実戦投入に堪えないとされている第3艦隊群の所属艦に、無傷または軽い損傷のみでファブニル星域会戦を切り抜けた第1艦隊群の所属艦を組み合わせて、船団護衛に当たらせる事になったのだ。
錬度の高い部隊と低い部隊を組み合わせていいのは地上戦、それも防衛戦など限られた形態の戦闘だけであって、宇宙戦闘でそれをやれば後者が前者の足を引っ張るだけでは無いだろうか。
命令を受けた前線指揮官たちは内心そう思ったが、国防局の決定には逆らえない。少数の第1艦隊群所属艦と多数の第3艦隊群所属艦からなる寄せ集め部隊は、ゴルディエフ軍閥領を構成する8個の有人惑星に船団を送り届ける任務に今日も随時していた。
ちなみにリコリスのオルレアンは、未だ居住可能地の大半が『連合』軍の統治下にある惑星ズラトロクに、20隻の船団を届ける事になっている。
「第183駆逐隊は船団から離れず護衛に当たれ。第122駆逐隊は本艦に続け」
リコリスも第1艦隊群と第3艦隊群を混ぜるという命令に、納得出来ないものを感じている指揮官の一人である。だが彼女は命令されたことは可能な限りこなす主義でもあった。
敵艦隊が船団に接近していると知ったリコリスは、臨時に指揮下に入っている2個駆逐隊に命令を出した。両方が第3艦隊群の所属であり、練度が悲惨極まりないのも同じだが、第122駆逐隊の方がまだましな動きをする傾向にある。
どちらを連れていくかで言えば、第122を選ぶしかなかった。それが五十歩百歩という言葉で言い表せる程度の差でしかないにしてもだ。
「機関科より艦長。やはり機関出力は82%しか出せません。それ以上の出力で運転すると、予期せぬ異常を招く可能性があります」
「了解。引き続き、機関の復旧に努めてくれ」
続いて機関科が非常に申し訳なさそうに報告を寄こしてくる。リコリスはまたしても溜息を付くしかなかった。問題なのは指揮下の駆逐隊だけでは無い。オルレアン自体もまた、本来なら戦える状態では無かった。
オルレアンはファブニル星域会戦に参加して艦載機2機を喪失、また両用砲2基を使用不能にされる被害を受けた。
そしてこれらの被害はほとんど修理されていない。会戦後に寄港した惑星ユルルングルの宇宙軍基地でも、工作艦によって艦体に生じた穴を塞がれただけで、砲自体の復旧は後回しにされた。
副武装はおろか、戦闘で機関を酷使した後に必要なはずの重整備さえ行われていないという有様だ。艦載機も同様で、補充の機体もパイロットも配属されていない。
はっきり言って、何のために宇宙軍基地に行ったのか分からない程だった。せいぜい基地の慰安施設が、将兵の士気を回復するのに役立った程度だろうか。
「航空科より艦長。第1分隊。出撃完了しました。続いて第2分隊が出ます」
そして満足な整備を受けなかった結果がこれだ。リコリスはそう思う。肝心な時に故障する機関、分隊という最小単位で運用せざるを得ない艦載機隊。しかも艦載機隊のうち1機は、ほとんど偶然のようにオルレアンに着艦してきた機体をなし崩し的に運用しているものだ。
そもそもファブニルで我が軍は本当に勝利したのだろうか。自らが指揮する部隊の悲惨な現状を見るにつけ、リコリスは本気でそう疑いたくなる。
「敵部隊、我が隊に対して斜め30°程の角度を取って向かってきます。適当なところで変針、同航戦を挑むものと考えられます」
「第1分隊、敵艦隊に対する触接を開始しました。現在、敵艦の映像を送信中です」
「優秀ではあるのよね。あの2人」
第1分隊、アリシア・スミス飛行曹長とエルシー・サンドフォード飛行兵曹のコンビが見事に任務を果たしたという報告を聞きながら、リコリスはそう呟くしかなかった。
偵察機が張り付いた以上、敵は電波妨害を行って姿をくらまし、別の方向から襲い掛かるという真似は出来なくなった。また偵察ポッドのカメラを使って、敵艦のクラスを確認する事も可能だ。
地味ながら非常に重要な役割を果たした2人のパイロットには、後で菓子類でも届けさせよう。リコリスはそう思った。
「敵巡洋艦はカラコルム級、駆逐艦はクレタ級と思われます」
「カラコルム級、厄介な相手ね」
その2機の偵察機が送ってきた敵艦の映像が艦内で解析され、戦闘指揮所に報告される。リコリスは敵艦の正体を知らされて舌打ちした。
クレタ級駆逐艦はまだいい。船としては『共和国』のパラス級駆逐艦と同程度の性能しか持たないし、ASM-15対艦ミサイルを搭載していない分攻撃力では劣る。
問題はカラコルム級巡洋艦の方だ。並の巡洋艦の主砲では破壊不可能な装甲と、巡洋艦としてはこれまた異様に強力な主砲を持っている。代わりに艦の重量に対して機関出力がやや小さく、機関が不調のオルレアンでも何とか機動力では対抗できるが。
(砲戦になったら終りか)
リコリスは冷静に彼我の戦力を分析した。オルレアンは偵察や指揮統制の為に作られた艦であり、火力と防御力は並以下だ。カラコルム級巡洋艦2隻には到底太刀打ちできない。
普通ならいったんやり過ごして奇襲をかけるのだが、船団を守らなくてはならない状況ではそれも不可能だ。せめてまともな駆逐隊が4つあれば、遠距離からのミサイル攻撃で壊滅させる事が出来るのだが。
「第183駆逐隊に命令。x8、y3方向に移動せよ。ただし、別命あるまで交戦を行ってはならない」
リコリスは錬度があまりに怪しいので船団の周りに残しておいた駆逐隊も、迎撃に投入する事に決めた。20隻の船団を見張るものはこれでオルレアン艦載機隊の第2分隊しかいなくなったが、この際やむを得ない。
これら偵察機さえ仕事をすれば、敵別働隊がいたとしても、その接近を早めに察知して交戦までの時間を延ばす程度の事は可能だろう。
第183駆逐隊はのろのろと隊列を組むと、オルレアンとは別の方向から敵に接近を開始した。動きが鈍いのは別にサボタージュでは無い。単にこの部隊には高速機動しながら隊列を組む能力がなく、下手をすれば衝突事故を起こすからである。
「本艦及び第122駆逐隊は砲撃を開始。目標は敵駆逐艦」
第183駆逐隊が苛立たしいほどに遅いが、一応は予想の範囲内の速さで動いたのを確認したリコリスは、まずは敵隊列の先頭にいる駆逐艦を狙う事に決めた。
5隻の『共和国』軍艦が、偵察機から送られてくる敵の位置及び速度に関する情報を元に砲撃を開始する。この距離ではどの砲もささやかな威力しかないが、脅し程度にはなるだろう。
5隻の艦が連続して放つ光の筋は、網のように4隻の敵駆逐艦を捉えた。遥か遠方で直撃を示す小さな閃光が走るのが、艦の規模の割にやたら巨大なオルレアンの光学装置で観測される。
4隻の駆逐艦、そして後方の巡洋艦2隻は慌てたように変針すると、一直線にオルレアンに向かってきた。ゆっくりと接近するつもりが予想外の遠距離から砲撃を浴び、一気に距離を詰めた方が得策と判断したのだろう。
「第183駆逐隊、敵艦隊にミサイルを発射せよ」
敵の動きを確認したリコリスは落ち着いてそう命令した。ミサイルは砲に比べて、将兵の錬度の影響が出にくい兵器だ。軍艦側は大体の照準を合わせるだけで、後はミサイル本体のセンサーによって敵艦隊に向かっていくからだ。
戦闘力に多大な疑問がある第183駆逐隊も、ミサイルの発射ボタンを押す程度の事は可能だろう。
32本の青白い光の矢が、のろのろと動いていた駆逐艦群から射出される。数秒後、敵が個別に急回頭を開始した。『連合』軍は開戦以来、『共和国』が誇るASM-15対艦ミサイルの威力を嫌というほど味わっている。彼らとしては全力で回避したいはずであり、それがリコリスの狙いでもあった。
「全艦、本艦の最高速力に合わせて前進せよ」
敵隊列の混乱を見たリコリスは素早く命令した。機関出力は本来の8割しか発揮できないが、これからの機動にはそれで十分だ。全力運転が出来ればもっと効率的な動き方も出来たのだが、無いものねだりをしても仕方がない。自分の手の中にある兵力で問題を解決するのが軍人の定めだった。
「本艦および第122駆逐隊はミサイルを発射。目標は手前の巡洋艦1隻と駆逐艦1隻」
オルレアン、及びパラス級駆逐艦4隻が、先ほど放たれたミサイルを回避するために分裂した敵隊列の先端部分に向かって、合計40発のミサイルを発射する。遠距離から放たれる対艦ミサイルの雨は、前の戦争でも威力を発揮した『共和国』軍の御家芸である。
「第183駆逐隊に命令、針路をx4、yマイナス6、z1に変更せよ。機関出力はそのまま」
「敵艦隊、我が隊に発砲を開始しました!」
リコリスの指示と索敵科からの報告が連続する。敵艦隊はミサイル攻撃の目標になった艦を含め、『連合』軍の全艦がリコリス直率の5隻に発砲を開始している。
射撃精度の問題はともかく、カラコルム級巡洋艦の主砲の有効射程自体は、間違いなくオルレアンより長い。しかも巡洋艦の数では2:1だ。
「艦長より航宙科、x5、yマイナス1方向に進みながら、回避運動を行って砲撃を躱し続けよ。通信科は第122駆逐隊にも同様の命令を出せ」
6隻の敵艦から連続した光が降り注ぎ、一部はオルレアンの至近距離を掠めるのを見ながら、リコリスは急いで命令を出した。
リコリスが指揮する部隊の艦は全て、カラコルム級巡洋艦の主砲を一撃でも受ければ致命傷を負う危険がある。駆逐艦はもちろんのこと、オルレアンも後部に無防備な航空機格納庫を抱えているためだ。回避運動の命令は至極当然の措置であるはずだが。
「艦長、それは多分無理です」
「どうして?」
副官のリーズ・セリエール准尉の意見具申に、リコリスは少し戸惑った。直進しながら撃ち合えと命令したならその反応ももっともだが、攻撃を躱せと言っているのだ。反対される理由がわからなかった。
「本艦はともかく、第122駆逐隊に現状の速力で回避運動をやらせるのは不可能です。無理にやらせれば、間違いなく隊列がバラバラになります」
「…ああ、そういう」
リコリスは思いっきりため息を付きたくなったが、そんな事をしている暇もなかった。さっさと何らかの命令を出さないことには、カラコルム級の主砲がオルレアンを捉えてしまう。
「命令を一部変更する。各艦は機関出力を現状の2/3に落としたうえで回避運動を行え。全体的な針路はx4、yマイナス3とせよ」
オルレアン他4隻の機関出力が急激に落とされ、敵艦隊が放った発光性粒子のビームが、肩透かしを食らったように各艦の前面をすり抜けていく。
見事な砲撃回避にも見えるが、事実としてはリコリスの部隊、特にこの場合は第122駆逐隊の訓練不足の証明でしかなかった。リーズのいう通り、第122も第183よりはましという程度の新兵の群れであり、高速で運動を行いながら隊列を維持することが出来ないのだ。
5隻はそのまま、戦闘とは思えない程の低速でじぐざぐ運動を開始した。まるで敵の眼前で初歩的な艦隊運動の演習を始めてしまったようだ。プロパガンダ放送で言うところの「世界最強の『共和国』宇宙軍」の、あまりに惨めな実態がここにあった。
「もう一回大規模な会戦を戦ったら負けるかもね」
リコリスはそう愚痴らずにはいられない。もちろん両駆逐隊は『共和国』宇宙軍で実戦投入された部隊の中でも特に程度が低い方に属するのだが、実戦投入されてしまった事自体が、上層部の数合わせ的な戦略観を物語っている。
数は力であり、戦場に敵より多くの戦力を投入することが何よりも大切だというのは正しい。正しいのだが、練度が1の部隊を10個集めても、練度が10の部隊1個の代わりにはならないのだ。
あまりに質が低い部隊は戦力ではなく、補給の手間を増やす重荷にしかならない。しかもその補給能力、特に敵性地域で部隊を長時間行動させる能力が、『共和国』宇宙軍には乏しいと来ていた。
艦隊と共に行動できる高速輸送艦が不足しているためであり、航続圏内に宇宙港付きの有人惑星が無ければ『共和国』宇宙軍は行動できない。
高速戦闘艦多数を揃えた『共和国』宇宙軍は戦術レベルでの機動性が高いが、作戦レベルでの機動性は低く、ゴルディエフ軍閥領併合が長引いているのもそのせいだ。上層部はこの事実についてどう思っているのだろう。
リコリスが考え込んでいる間に、先ほど発射した40発の対艦ミサイルが前方に突出した敵の巡洋艦と駆逐艦1隻に迫っていった。
遠距離攻撃とはいえ、たった2隻の艦に40発のミサイルが集中されれば、全てを回避することは不可能だ。青白い光の筋は呆気ないほどに容易く、2隻の『連合』軍艦に吸い込まれていった。数秒後にはミサイル後方の光が線香花火にしか見えない程に巨大な閃光が、2隻が存在していた位置に出現する。
だが『共和国』側の将兵も戦果を喜ぶどころではなかった。まるで復讐のように、『連合』側の砲撃が『共和国』軍艦を捉え始めていたからだ。旗艦オルレアン、そして第122駆逐隊所属の駆逐艦のうち1隻が、巡洋艦の副砲または駆逐艦の主砲クラスと思われる砲による一撃を食らった。
「右舷レーダーアンテナ1基が損傷。索敵能力がやや低下しました」
「駆逐艦キロンより入電、主砲1基が使用不能になったとの事です」
「全艦、沈没した敵艦の陰に逃げ込め」
両用砲クラスの砲に続いて、カラコルム級の主砲らしい巨大な光がオルレアンを掠めていく。ぞっとするようなその光景を眺めながら、リコリスは急いで命令した。
あれを食らったら一撃で主要防御区画を破壊される。被害が軽微なもので済んでいるうちに逃げるしかなかった。もっと言うと、リコリスはそこまで考えて先ほどからの機動を命令していた。
ミサイルの直撃を受けた2隻の『連合』軍艦は、なおも爆発を繰り返しながら宇宙を漂っている。5隻の『共和国』軍艦はぎこちない動きで、その陰、言い方を変えれば反応炉の爆発に伴う電磁パルスの影響でレーダーの使用が不可能になる宙域、に移動していった。
「砲撃開始、射法は光学射撃。通信科はレーザー通信を用いて他艦に射撃データを送れ」
個艦火力の面では全く褒められないオルレアンだが、巨大なレーダーと光学索敵器を搭載しているため、射撃管制能力については戦艦並みに高い。レーダーを用いた通常の砲戦だけではなく、光学射撃においてもだ。
オルレアンの主砲が再度光を放ち、残り1隻のカラコルム級巡洋艦を直撃する。巡洋艦としては異様に防御力が高いカラコルム級は大したダメージを受けたようには見えなかったが、レーダーが碌に使えない場所から放たれた砲撃は、敵の指揮官に衝撃を与えたらしい。
普通の条件での砲戦ならオルレアンなど鎧袖一触出来るはずのカラコルム級は、狼狽えたように回避運動を開始した。
リコリスはすかさず次の行動を指示する。両軍の交戦は、輸送船団が遥か遠くに逃げ去った事を知った『連合』軍が部隊を引き上げるまで続いた。
後に第五次ズラトロク会戦と呼ばれる事になるこの小戦闘は、最終的に『共和国』軍の勝利で幕を下ろした。彼らは輸送船団を守りきり、巡洋艦1隻、駆逐艦2隻沈没、巡洋艦1隻中破の被害を『連合』軍に与えたからだ。
『共和国』側の被害は駆逐艦1隻大破、その他若干の損傷艦のみであり、報道では「我が軍の圧倒的勝利」と伝えられた。
だが後に『共和国』軍上層部は、この会戦の結果を苦々しい思いで回顧する事になる。彼らの後悔の種はまず、『連合』軍の駆逐艦部隊を指揮していた人間を逃がした事だった。この駆逐隊指揮官、アーネスト・チェンバース大佐は後に、『連合』軍で最も有名な艦隊司令官の一人になるのである。
もっと議論の的になったのは、輸送船団に積まれていた「荷物」が無事に惑星ズラトロクに届いた事が、良かったのか悪かったのかと言う事である。
この時既に惑星イピリアで起きていた事態を考えれば、ズラトロクの『連合』支配地域に「荷物」を届けたのは間違いでは無かったか。輸送任務は失敗した方が我が国にとって良かったかもしれない。そんな意見さえ巻き起こった。
もちろんリコリスには船団を守る以外の選択肢は無かったのだが、彼女が任務に成功してしまった事がある意味、この後の歴史を変える事になるのである。




