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雑記録  作者: 鱈井 元衡
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ムシキングの思い出

 今となってははるか遠いことだが、小学生のころムシキングに熱中していた。確か三十枚くらいカードを手に入れたような気がする。

 あれは幼いころの印象的な思い出だ。今ではそんなものにかけるお金なんて誰もくれないから。

 たしか一番初めに遊んだ時には、グラントシロカブトが出てきた。100円硬貨を入れると虫のカードが筐体から出てきて、ゲームが始まる仕組みになっているのだ。

 一日のプレイで何回か続けてすることは珍しくなかった。よく親に100円をねだっていたものだ。自分はあのときまだ青かった。ちなみに、クリアしたことは一度もない。みんな、途中で強くなってきた敵に負けている。

 カードは30枚ほどたまった。それくらいやっていたということだ。僕はそれを空き缶につめて保存していたが、今どこに行ったかは知らない。

 しかし、ある時点を境目に僕はそれをやらなくなった。理由は分からない。久しぶりにやった時には、もはや僕の知っているムシキングではなくなっていた。それに失望してしまった、僕は。

 僕は現在アーケードゲームどころかビデオゲームそのものをやらない。嫌気がさしたのではなく、自然にやらなくなった。

 おそらく、本当はそれが良いのだろう。ゲームというものは結局娯楽であり、本来必要なものではない。そもそもない方が世のためだと意う。

 しかし最近は、またもや古いアーケードゲームなどを時々するようになった。

なんだかムシキングが新しく復活しているみたいだが、これを見ても僕が遊びたいと思わない。仮に昔のものが復活したとしても初心に還るかははなはだ疑問だ。

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