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新たな出会い

高校2年生の 風間涼かざま りょう は、サッカー未経験の普通の学生。運動神経はあるものの、特に目立った実績はない。ある日、強豪校・鳳凰ほうおう高校サッカー部のエースである幼なじみ 朝倉颯斗あさくら はやと に、「お前、サッカーやってみろよ」と冗談交じりに言われる。


最初は断るつもりだったが、試しにボールを蹴った瞬間、思いがけずゴールを決めてしまう。その才能を見抜いた顧問の 片瀬監督 に誘われ、初心者ながらサッカー部に入部することに。


しかし、当然ながら技術も戦術理解もゼロ。周囲の部員からは「素人が入ってくるな」とバカにされ、特にキャプテンの 三浦豪みうら ごう からは厳しく当たられる。だが、涼は諦めない。


「やるからには、本気でトップを目指す。」


今回のお話はそんな風間の新しい出会いに関するお話

朝倉「はやくスパイク選ぼーぜ!!」


鳳凰高校監督片瀬、鳳凰高校エースの朝倉の誘いを受け風間はサッカー部の練習に参加することになった。そのためにまずは、スパイクを買うことから始めようと朝倉の誘いを受け、風間はスパイクを買いに来たのであった。


風間「スパイクなんてどれも一緒だろ?何でもいいよ」


朝倉「そんな事言うなよ!!スパイクにはそれぞれの選手の個性が出て、ポジションや、プレースタイルに合わせて使っているスパイクも全然違うんだぜ??」


風間「そうなのか。全く知らなかった。」


朝倉「スパイクってすげー大事なんだぜ!たとえばメッシのエックスとかネイマールのマーキュリアル、イニエスタのティエンポ、中村俊輔のモレリアだな。スパイクっていうのはその選手のプレーを支える大事な相棒なんだぜ!」


風間「そうだったのか、ちゃんと考えないとだな。どういうスパイクを選んだら良いのか教えてくれ。」


朝倉「まず最初の相棒を決める時に大事なのは自分の足に合うってことだな。」


風間「足に合うスパイクか、、かっこよさで選んだらダメなのか??」


朝倉「かっこよさも大事だけど足に合うスパイクを選ばないと怪我のリスクが増えたり自分の思うようなプレーがしづらくなったりするんだ。」

「俺が履いてるのはモレリアってやつだ」


風間「そっか、とりあえず片っ端から履いてみることにするよ」


朝倉「時間はあんま気にせず好きなスパイク選んどきな。俺も新作のスパイク見とくよ。」


風間「ありがとう」


朝倉「おう」


風間(何個か履いてみたけどどれもしっくりこないな)

「すみませーん!あのスパイク履いてみても良いですか??」


店員「高校生かい?このスパイクでよかったら試着してみなよ」


風間「!!!』

(この感触、フィット感俺にぴったりだ)

「颯斗!俺このスパイクに決めたぞ!」


朝倉「おぉ!プレデターか!ジダンにベッカム、ポグバも履いていた良いスパイクじゃん!」


風間「そっか、こいつプレデターって言うのか。これからよろしく頼むぜ」


朝倉「涼の新しい相棒も見つけられたことだし、ちょっとスパイク慣らしに行こうぜ!」


風間「おう!」


高沢大橋公園


朝倉「ここだったら人芝でスパイク慣らせるぜ。俺もスパイク買った日とか自主練しによく来るんだ。」


風間「こんなところに人工芝のグラウンドがあったのか。知らなかったな」


朝倉「早くボール蹴ろーぜ!」


風間「わかったよ。やるか」


朝倉「とりあえず最初はインサイドパスからやるか」


風間「インサイドパスか」


朝倉「足の内側の部分を押し出すように蹴るんだ」


風間「こうか?」

トッ

コロコロ


朝倉「良い感じだ!」そんな感じで短い距離の時に一番使うのがこのインサイドパスだな」


風間「なんかボール蹴ってるだけなのにサッカーって面白いんだな」


朝倉「そーだぜ!このボールを相手のゴールのネットに突き刺す瞬間がたまんねーんだよ!」

「生きてるって感じがしてすげー楽しいんだ!」


風間「俺も早くその瞬間を感じてみたいよ」


この時の風間は自分が近い将来にとんでもないゴラッソを決めることを知らなかった


朝倉「いっぱい練習したらすぐに決めれるようになるさ!」


風間「俺、がんばるよ!」


2時間後


朝倉「結構良い感じに蹴れるようになってきたじゃねーか?」

「もう涼が経験者って言っても違和感ないぜ?」


風間「本当か?!」


朝倉「あぁ!明日の練習がすげー楽しみだ」


風間「なんか俺も早く明日の練習が来ないかなって思えるようになった!」


この時、朝倉は風間の脅威的な成長スピードに気づいた


朝倉「お前なら本当になんとかなるかもしれないな」


「明日ちゃんと練習こいよ!」



風間「おう!楽しみにしとけよ!」


朝倉「ったく。どっからその自信は出てくるんだよ笑」

(でもこいつならなんとかしてくれるかもって思わせてくれるんだよな)


次話に続く






今回の話は風間が自分の相棒となるスパイク「プレデター」と出会うお話でした!楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!次はついに風間が鳳凰高校の練習に参加します!更新までしばしお待ちください!

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