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セリオの人間関係

 その後も学院での様子を聞いたけど、まぁドロドロピリピリの日々らしい。


「私、こっちに来て正解だったわ、ストレスで胃を壊しそう……」


「大正解でしたよ、ロザリー様の個性が死んじゃう所でしたよ」


「私の個性って?」


「身分関係なく誰にでも優しく接してくれる所ですよ」


 身分関係無しは合ってるけど、優しく接してるかしら?


 私はただの人見知りなだけですけど?


 色々話をして『また来ます』と約束してレイジーは帰って行った。


「仲が良いんだね」


 セリオさんが声をかけてきた。


「えぇ、幼い頃からの仲ですから、あ、もしかして迷惑でしたか?」


「いや、賑やかな事は良い事だよ」


「セリオさんはご友人とかいらっしゃらないんですか?」


「う〜ん……、一応王家だから人間関係も限られてくるんだけど、この国にはいないかな。 でも他国にはいるよ」


「他国、ですか?」


「そう、僕の考え方は変わっていて理解してくれる人がなかなかいないし結果をだしたとしても評価が低いんだよ、実績を作らないと道楽だと思われているから」


「素晴らしい事だと思いますよ、自然を相手にする事は国にとって重要な事ですから」


「そう言ってくれる人がこの国にいる事が嬉しいよ、やはり君を植物院に入れて正解だったよ」


 そう言ってセリオさんはニコッと笑った。


 でも話しぶりからしてセリオさんはどうも人付き合いが苦手で周囲から余り良い評価を受けてはいないみたい。


 話してみれば良い人だというのはわかる筈なのに……。

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